女王功績勲章

ニュージーランド国王エリザベス2世。左肩最上部にニュージーランド勲章を佩用し、その下に女王功績勲章、次いでニュージーランド・メリット勲章を併佩している。

女王功績勲章(じょおうこうせきくんしょう、: The Queen's Service Order, 略称:QSO)は、ニュージーランド勲章の一つ。1974年にニュージーランド叙勲制度の審理を経て1975年3月13日にエリザベス2世により創設された勲章。

公共部門と地域共社会の活動において、ニュージーランド国王へ誠実なる功績を残した者へ授与される勲章。軍関係者や軍人は授与対象外となっている。

記章デザインは5つの花弁をもつギョリュウバイマオリ語:マヌカ)の形を採用し、中央にエリザベス2世の肖像画、上部に王冠が装飾されている。リボンにはマオリ族の伝統的な色彩である赤、黒、白が着彩されている。男性受勲者と女性受勲者では授与される勲章が異なり、女性受勲者用勲章には大型リボンが縫製されている。

勲章の授与数は年間50。しかし、授与数が年間30を超えることはない。女王功績勲章の下位部門に女王功績メダル(略称:QSM)が存在し、メダルの年間授与数に制限はない。

受勲者は氏名の後に、QSOまたはQSMの称号を付与することができる。受勲者のうちニュージーランド国民、コモンウェルス市民でない者への受勲は名誉受勲者の称号になる。

日本人の受勲者には、日光東照宮の稲葉久雄宮司などがいる。

構成員と仕官[編集]

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