奈良市鴻ノ池運動公園

鴻ノ池運動公園(こうのいけ うんどうこうえん)は、奈良県奈良市法蓮佐保山にある奈良市が設置した都市公園運動公園)である。公園内の施設のうち、体育関係施設(陸上競技場球場・コート・中央体育館・中央第二体育館他)は指定管理者として、ミズノスポーツ株式会社、一般財団法人奈良市総合財団グリーンシステム株式会社の3社が提携し、「奈良市スポーツまちづくり推進パートナーズ」(指定期間・2020年4月1日~2025年3月31日)として管理運営している[1]。ただし、武道関係施設(中央武道場・中央第二武道場・弓道場・相撲場)は、奈良市総合財団が単独で管理運営している。

近接地には、奈良公園がある。

施設命名権[編集]

奈良市は鴻ノ池運動公園の命名権を募集し、2016年10月1日から、公園全体の名称を命名権のスポンサー名を入れたものを通称としている。

なお命名権は、公園全体のほか、下記に示す各施設の個別の名称[2]にも使用できるとしている。

公園内の施設[編集]

カッコ内は命名権適用後の名称。太字は2021年4月現在の通称。

  • 奈良市鴻ノ池陸上競技場・補助競技場・投てき練習場・多目的広場・ウォーキングコース(ならでんフィールド→ロートフィールド奈良 補助競技場・投てき練習場・多目的広場・ウォーキングコースは命名権対象外)
  • 奈良市鴻ノ池球場(ならでんスタジアム→ロートスタジアム奈良
  • 奈良市中央体育館・中央第二体育館(ならでんアリーナ・ならでん第二アリーナ→ロートアリーナ奈良・ロート第二アリーナ奈良
  • 奈良市中央武道場・中央第二武道場(ならでん武道場・ならでん第二武道場→ロート奈良武道場・ロート奈良第二武道場
  • 奈良市弓道場(ならでん弓道場→ロート奈良弓道場
  • 奈良市鴻ノ池相撲場(ならでん相撲場→ロート奈良相撲場
  • 奈良市鴻ノ池コート(ならでんコート→ロート奈良テニスコート

交通アクセス[編集]

軽スポーツ普及活動「モルック普及委員会」[編集]

一般財団法人奈良市総合財団が、2020年初頭から、軽スポーツ普及活動として「モルック」の体験会を定期的に開催。2019年に、翌年からの指定管理の開始に向けて、何か目新しい活動を模索していたところ、ひとりの財団職員がモルックに熱中するダウンタウン浜田雅功をテレビで観かけたことがきっかけで、普及活動を進めたいと提案し、こぢんまりと実験的に始めた。思いのほか好評だったため、定期開催に向けて計画を進める。賛同する有志の財団職員の協力も得て、こつこつと準備を重ねて本格的な開催にこぎつけた。

その後、「モルックアウト無料体験会」や「目指せ!日本代表!?モルック体験会」など、名称も試行錯誤しながら、2021年後半から「モルック普及委員会」として定着し、現在にいたる。主に、サッカーの奈良クラブの公式戦の開催日に、鴻ノ池陸上競技場外周の特設会場にて、開催されている。「奈良モルックの聖地」を目指して活動している。2023年6月に、一般社団法人日本モルック協会の友好団体として、同財団の「モルック普及委員会」が登録された。

特設会場では、たまに「モルックの妖精・モルッくん」が現れるなど、ゆるい雰囲気で来場者を楽しませている。その他にも「ミニモルッくん」の口からシャボン玉が出るオブジェがあったりと、手作り感満載のイベントとなっている。

なお、「モルック普及委員会」は、各地のイベントへも積極的に出張しており、2022年8月には、奈良競輪場で開かれた「サマーフェスティバル2022」(2022年8月13日開催)で、6時間あまりの間に143チーム・429人の参加があった。2023年度も「サマーフェスティバル2023」(2023年8月11日開催)に出展することが決まった。

2022年11月には、バスケットボールのバンビシャス奈良の公式戦のイベントとして2日間出展。バンビシャス奈良のチームキャラクター「シカッチェ」と「モルックの妖精・モルッくん」の念願のツーショットが実現した。その様子は、ロート奈良鴻ノ池パーク公式Twitterで観ることができる(2023年6月現在)。

運動公園内でコツコツ練習している風景がたまに目撃される。地道な普及活動が成果となって現れる日も、遠からず来ると思われる。参加希望の問い合わせは月に数件あるようだが、練習日を固定していないらしく、公園内で見かけたら積極的に声をかけてください、とのことである。参加は大歓迎だそうです。

2023年度、近隣で活動しているモルックチームと一緒に『鴻ノ池カップ(仮)』の開催に向けて企画を始める。本格的な試合をギャラリーに観てもらえるよう、会場設備を整えた。同財団で作成・使用している移動式の会場設営グッズは、モルックの試合を興行的にランクアップさせるのに貢献しており、一見の価値がある。

2023年7月に、日本モルック協会のトップパートナーであるフコク生命より、「移動式モルック会場設営グッズ一式」を寄贈された。全面に人工芝を敷き、周囲を専用の板で囲んで作る会場では、今まで以上に盛り上がる姿が目撃されている。同財団では、全面人工芝のコートを2面、従来の簡易型のコートを1面、計3面のコートを有しており、より一層の活躍が期待されている。

「第1回記念大会モルック鴻ノ池カップ」が、2023年12月2日(土)にロートフィールド奈良外周の特設会場で開催された。抽選で選ばれた12組のモルッカー達が、初代チャンピオンを目指して熱い戦いを繰り広げ、「奈良まほろばモルッククラブ」が初代チャンピオンに輝いた。優勝および準優勝・3位(2チーム)に贈呈された、金銀銅のトロフィーが思いのほか好評だった。

早くも「第2回モルック鴻ノ池カップ」が2024年3月2日(土)に開催されることが決定。同委員会によると、年に3~5回程度の開催を予定しており、鴻ノ池運動公園の名物企画としての定着を目指しているとのこと。さて、次回はどんな戦いがみられるか楽しみである。

脚注・出展[編集]

  1. ^ 奈良市鴻ノ池陸上競技場等11体育施設の指定管理者の候補者の選定について
  2. ^ a b 鴻ノ池運動公園のネーミングライツスポンサーを募集!
  3. ^ 市内最大・奈良市鴻ノ池運動公園のネーミングライツスポンサー契約締結に関するお知らせ

外部リンク[編集]