太田淑子

おおた よしこ
太田 淑子
プロフィール
本名 阪 淑子(さか よしこ)[1][2]
性別 女性
出生地 日本の旗 日本京都府[3]
出身地 日本の旗 日本兵庫県尼崎市[3]
死没地 日本の旗 日本神奈川県横浜市[4]
生年月日 (1932-04-25) 1932年4月25日
没年月日 (2021-10-29) 2021年10月29日(89歳没)
血液型 O型[5][6]
職業 声優女優
事務所 テアトル・エコー[7]
配偶者 阪脩[8][9]
公式サイト 公式プロフィール
公称サイズ(時期不明)[5]
身長 / 体重 154[7] cm / 52 kg
女優活動
活動期間 1951年 - 2021年
ジャンル テレビドラマ映画舞台
デビュー作 『春のおどり』[2]
声優活動
活動期間 1960年代 - 2021年
ジャンル アニメ吹き替え
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

太田 淑子(おおた よしこ、本名:阪 淑子〈さか よしこ〉、旧姓:太田、1932年昭和7年〉4月25日[注 1][11] - 2021年令和3年〉10月29日[12])は、日本声優女優。最終所属はテアトル・エコー[7]京都府出身[3]。文献によっては長く過ごした兵庫県尼崎市を出身地としていることがある[3][13]

来歴[編集]

1950年、宝塚音楽学校入学。

1951年、宝塚歌劇団38期生として入団[14]。入団時の成績は20番[14]星組公演「春のおどり」で若樹 苑子(わかぎ そのこ)として初舞台[14]

1952年、月組に配属[14]。その後、若樹 実乃里(わかぎ みのり)と改名し、娘役として活動[14]

1955年12月31日付で宝塚歌劇団を退団[15]

退団後の1963年よりテアトル・エコー所属となり、声優としての活動を始める[16][8]

2021年10月29日、心不全のため死去[12]。89歳没。

人物[編集]

夫は声優の阪脩[8][9]。2人は大阪で、別々の放送局が設立した劇団に所属していた時期に知り合っており[9]1964年頃共に上京している[8]

1960年代は手塚アニメのヒーロー、ヒロインの声を演じた。代表作である『ひみつのアッコちゃん』のアニメ三作に全て出演している(配役は毎回異なる)[8]

ドラえもん(第1作)』(日本テレビ版)で野比のび太役を演じた[8]、初代のび太役の声優である。『ドラえもん(第2作1期)』(テレビ朝日版)ではのび太の玄孫に当たるセワシ役を演じている[8]

ヤッターマン』では主役であるヤッターマンより悪役のドロンボー一味のほうが出番が増えたことに「ワルばっか目立って」と不満を持っていたことが語られている[17][18]

後任・代役[編集]

太田の死去後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

後任 役名 概要作品 後任の初担当作品
寺門真希 黄珠 蛇鶴八拳』TBS版 BS松竹東急版追加収録部分[19]

出演[編集]

太字はメインキャラクター。

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

テレビアニメ[編集]

1964年
1965年
1967年
1968年
1969年
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1986年
1988年
1989年
1990年
1991年
1994年
1998年
2001年
2003年
2006年
2016年

劇場アニメ[編集]

1966年
1969年
1970年
  • ひみつのアッコちゃん 涙の回転レシーブ(アッコ
  • ひみつのアッコちゃん ばんざいペットくん(アッコ
1972年
1973年
1977年
1981年
1989年
1991年
1993年
1996年
1997年

OVA[編集]

ゲーム[編集]

吹き替え[編集]

女優[編集]

サリー・フィールド

洋画[編集]

ドラマ[編集]

アニメ[編集]

特撮[編集]

1967年
1973年
1976年
1977年
1984年

LPドラマ[編集]

  • タイムボカンシリーズ
    • タイムボカン(丹平
    • タイムパトロール隊オタスケマン(丹平、ヤッターマン1号)

バラエティ[編集]

ラジオ[編集]

人形劇[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 生前は1936年昭和11年〉4月25日生まれと公表していた[10]
  2. ^ 第18話のゲストキャラクター[27]

出典[編集]

  1. ^ 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、363頁。ISBN 4-87376-160-3 
  2. ^ a b 『新劇便覧'89』テアトロ、1989年、96頁。 
  3. ^ a b c d 太田 淑子”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2023年11月5日閲覧。
  4. ^ 声優の太田淑子さん死去 「ジャングル大帝」レオ役、89歳”. 時事ドットコム. 時事通信社 (2021年11月8日). 2021年11月8日閲覧。
  5. ^ a b 太田 淑子”. テアトル・エコー. 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月28日閲覧。
  6. ^ 太田 淑子”. linkvod.myjcom.jp. J:COMオンデマンド. 2023年11月5日閲覧。
  7. ^ a b c 太田 淑子”. テアトル・エコー. 2021年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月28日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g 「極 声魂/太田淑子」『声優アニメディア』2009年9月号、学研ホールディングス、2009年9月、114-115頁。 
  9. ^ a b c とり・みき『とり・みきの映画吹替王』洋泉社、2004年、126- 137頁。ISBN 4896918371 
  10. ^ 『日本タレント名鑑(2021年版)』VIPタイムズ社、2021年1月27日、484頁。ISBN 978-4-904674-12-3 
  11. ^ “太田淑子が心不全のため89歳で死去”. ステージナタリー (ナターシャ). (2021年11月8日). https://natalie.mu/stage/news/452587 2021年12月11日閲覧。 
  12. ^ a b “「ジャングル大帝」レオや「ひみつのアッコちゃん」…俳優・声優の太田淑子さん死去”. 読売新聞オンライン (読売新聞東京本社). (2021年11月8日). https://www.yomiuri.co.jp/culture/20211108-OYT1T50084/ 2021年11月8日閲覧。 
  13. ^ 太田淑子”. allcinema. 2020年12月18日閲覧。
  14. ^ a b c d e 100年史(人物) 2014, p. 48.
  15. ^ 100年史(人物) 2014, p. 48・59.
  16. ^ 「新劇俳優名鑑」『新劇便覧』テアトロ、1965年、262頁。 
  17. ^ 「トリオ・ザ・大復活! なにはなくともアラホラサッサ」『アニメージュ 1993年10月号』第1ふろく「タイムボカン」OVA復活記念 やっておしまいBOOK』25頁。
  18. ^ 神谷明「八奈見乗児」『みんな声優になりたかった 神谷明と25人の声優たち』主婦の友社、1994年1月6日、280頁。ISBN 4-07-214333-2
  19. ^ 寺門真希(てらかどまき)の2024年4月22日のツイート2024年4月26日閲覧。
  20. ^ ビッグX”. 手塚治虫公式サイト. 2016年6月12日閲覧。
  21. ^ パトロールホッパ宇宙っ子ジュン”. 東映アニメーション. 2016年6月11日閲覧。
  22. ^ ジャングル大帝”. 手塚治虫公式サイト. 2016年6月8日閲覧。
  23. ^ リボンの騎士”. 手塚治虫公式サイト. 2016年5月21日閲覧。
  24. ^ ひみつのアッコちゃん”. 東映アニメーション. 2016年6月16日閲覧。
  25. ^ ジムボタン”. メディア芸術データベース. 2016年12月7日閲覧。
  26. ^ 作品データベース タイムボカン”. タツノコプロ. 2022年11月13日閲覧。
  27. ^ VHS『タイムボカンシリーズ タイムボカンvol.1』解説書より。
  28. ^ 作品データベース”. タツノコプロ. 2022年12月24日閲覧。
  29. ^ 作品データベース ヤッターマン”. タツノコプロ. 2022年5月21日閲覧。
  30. ^ 海底超特急 マリン・エクスプレス”. 手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL. 2022年8月31日閲覧。
  31. ^ ひみつのアッコちゃん2”. 東映アニメーション. 2016年6月16日閲覧。
  32. ^ 『魔法つかいプリキュア!』43話先行カット&新キャラ声優公開、アニメイトタイムズ、2016年12月3日
  33. ^ パンダ・コパンダ”. メディア芸術データベース. 2022年8月31日閲覧。
  34. ^ パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻”. メディア芸術データベース. 2022年8月31日閲覧。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]