大貞公園

大貞公園(おおさだこうえん)は、大分県中津市大字大貞にある公園の名所として知られている。

概要[編集]

宇佐神宮の祖宮として知られる薦神社の近隣にある公園で、大分百景に選定されている。

大正時代初期に、地域住民が数百本の桜の苗木を植えたのが始まりで、第二次世界大戦による中断はあったものの、戦後もさらに桜の植樹と育成が続けられた結果、現在では約1,300本の桜が育っている。例年、3月末から4月初めの開花期には、大貞公園桜祭りが開催される。期間中は公園がボンボリなどでライトアップされ、夜桜見物の客でにぎわう[要出典]

2008年のチャレンジ!おおいた国体も関連して運動施設の整備が進められるのに伴い、既存の大貞公園を含めた地域の都市計画の見直しが行われ、名称を大貞総合運動公園とし、運動公園として整備することが決定された。

この大貞総合運動公園として整備により、中津競馬場跡地の一角には2008年(平成20年)に中津市総合体育館が完成し、グラウンド・ゴルフ場などの整備も行われた[1]

大貞総合運動公園整備事業の最後となった硬式野球場は2014年(平成26年)4月8日に起工式が行われ[1]2015年(平成26年)3月に完成し[2]、同年5月17日に落成式が行われ[3]、そして、同月24日にウエスタン・リーグ福岡ソフトバンクホークス広島東洋カープの試合を完成記念として開催し[4]翌月1日から一般市民向けの利用が開始されることになった[3]

2016年4月1日より、中津市に本社を置くダイハツ九州とネーミングライツ契約を結び「ダイハツ九州スポーツパーク大貞」の愛称となり、市総合体育館は「ダイハツ九州アリーナ」、硬式野球場は「ダイハツ九州スタジアム」、軟式野球場は「ダイハツ九州軟式野球場」となる。期間は2019年3月までの3年間だったが、その後契約の更新が実施されており、2022年時点でもこの名称が使用されている[5]

硬式野球場では、2022年九州アジアリーグ大分B-リングスが公式戦を実施したほか、福岡北九州フェニックスがホームゲームとして大分戦10試合を開催する日程が開幕前に発表された[6]。4月2日に最初の公式戦(大分対北九州)が開催された[7]。2023年も開幕前より両チーム(北九州はこの年より北九州下関フェニックス)が主催試合を実施する予定が組まれ(北九州のホームゲームは宮崎サンシャインズとの対戦[8][9])、その後雨天振替等で最終的に大分主催が3試合、北九州主催が7試合(うち1試合はソフトバンク4軍との交流戦、そのほかは宮崎戦5、大分戦1)となった[10]

また指定管理者としてシンコースポーツ九州が管理・運営している。

この競馬場跡地部分にも、将来的に桜の名所とすることを目指して、市民による桜の植樹が行われている[要出典]

交通[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 福永方人(2014年4月9日). “野球場:甲子園級、起工 中津・大貞総合運動公園”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  2. ^ 大漉実知朗(2015年3月23日). “新野球場:中津に完成 5月、ホークス招きこけら落とし”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  3. ^ a b 占部正彦(2015年3月24日). “中津市に新野球場 5月にプロ野球二軍戦も”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  4. ^ 山本泰久(2015年5月25日). “プロ野球:ホークス2軍戦、新球場完成記念試合に2400人 中津”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  5. ^ ダイハツ九州アリーナ外5施設 - 中津市(2022年1月25日閲覧)
  6. ^ ヤマエ久野九州アジアリーグ2022シーズン 公式戦日程 (PDF) - 九州アジアプロ野球機構(2022年3月11日)2022年3月11日閲覧。
  7. ^ 2022年 公式戦試合予定・結果 - 九州アジアリーグ(2022年4月2日閲覧)
  8. ^ 九州アジアリーグ [@kyushuasia] (2023年1月26日). "〜2023シーズン 試合日程について〜(3月〜6月)". X(旧Twitter)より2023年1月26日閲覧
  9. ^ 九州アジアリーグ [@kyushuasia] (2023年1月26日). "〜2023シーズン 試合日程について〜(7月〜9月)". X(旧Twitter)より2023年1月26日閲覧
  10. ^ 2023年ヤマエグループ九州アジアリーグ - 一球速報.com

外部リンク[編集]

座標: 北緯33度33分53.1秒 東経131度12分43.9秒 / 北緯33.564750度 東経131.212194度 / 33.564750; 131.212194