吉本亮 (内野手)

吉本 亮
福岡ソフトバンクホークス 二軍打撃コーチ #77
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 熊本県宇城市
生年月日 (1980-05-08) 1980年5月8日(43歳)
身長
体重
180 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手一塁手二塁手
プロ入り 1998年 ドラフト1位
初出場 2001年9月30日
最終出場 2010年7月3日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴
  • 福岡ソフトバンクホークス (2018 - )

吉本 亮(よしもと りょう、1980年5月8日 - )は、熊本県宇城市出身の元プロ野球選手内野手)、コーチ。現在は福岡ソフトバンクホークス二軍打撃コーチ。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

九州学院高校では1学年下の高山久と共に活躍し、3年に甲子園出場。初戦で平塚学園に逆転負けを喫して敗退するも、自身は2打席連続本塁打を放った。1試合2本塁打は大会史上29人目、2打席連続は史上12人目。高校通算66本塁打で、その年4月の鎮西高校とその他1校との変則ダブルヘッダーで行われた練習試合では5打席連続本塁打を記録した[1]

1998年のドラフト会議において福岡ダイエーホークス(当時)に1位指名され入団(第3回AAAアジア野球選手権大会日本代表新垣渚の外れ1位)[2]

プロ入り後[編集]

1999年、2年目2000年には一軍出場がなく、3年目の2001年シーズンの終盤に初めて一軍に昇格。プロ初出場、初安打を記録。また、2年ぶり2度目のフレッシュオールスターゲーム出場果たしたウエスタン・リーグ選抜の5番打者として先発出場果たし、同リーグで本塁打王、打点王を獲得した[3]

2004年登録名を「吉本 龍生」(読み同じ)に変更。同じ三塁手である小久保裕紀読売ジャイアンツに移籍し、6年目にして初の開幕スタメンで出場。プロ入り後最多の56試合に出場したが、一軍定着はならなかった。

2006年に再び登録名を本名の「吉本 亮」に変更。

2008年は8年ぶりに一軍出場なしに終わり、二軍でも82試合に出場しながら打率.218と不振。同年オフにホークスから戦力外通告を受ける。2度の12球団合同トライアウトに参加し、東京ヤクルトスワローズに入団[4]

2009年8月に宮本慎也の離脱により一軍での出場機会を得る。8月21日の読売ジャイアンツ戦で7番・三塁手でスタメン出場、プロ入り11年目にして豊田清から初の本塁打を放った。一軍では代打や守備固めなどで出場を重ね、打数は少ないものの打率.360を記録した。

2010年は打率.214と奮わず、22試合出場に留まり、再度後退した。6月1日の古巣・ソフトバンク戦(福岡Yahoo!JAPANドーム)では、移籍後初の同球場での出場となった。この試合では、1点を追う7回表に杉内俊哉から代打同点適時二塁打を放ち、続く青木宣親の適時打で決勝のホームを踏み、古巣に痛烈な恩返しを見せた。

2011年は一軍での出場は無く、二軍でも70試合に出場したものの打率.205と振るわなかった。10月9日、戦力外通告を受けた[5]。12月2日、自由契約公示されて引退した。

現役引退後[編集]

2012年1月16日、ソフトバンクのチーム運営部のスタッフに就任した[2]

2018年からはソフトバンクの三軍打撃コーチとして現場に復帰[6]2022年は二軍打撃コーチ[7]2023年は一軍打撃コーチを務め[8]2024年からは再び二軍打撃コーチを務める[9]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2001 ダイエー
ソフトバンク
2 3 3 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .333 .333 .333 .667
2002 7 15 13 1 3 0 0 0 3 1 0 0 1 0 0 0 1 4 2 .231 .286 .231 .516
2003 5 10 10 0 1 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0 .100 .100 .100 .200
2004 56 118 105 6 21 4 0 0 25 16 0 0 6 2 4 0 1 28 2 .200 .232 .238 .470
2005 6 6 6 0 2 2 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .333 .333 .667 1.000
2006 13 44 40 3 10 3 0 0 13 7 0 0 2 0 2 0 0 11 2 .250 .286 .325 .611
2007 6 8 8 1 1 1 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0 2 1 .125 .125 .250 .375
2009 ヤクルト 32 33 25 5 9 2 0 1 14 6 0 0 6 0 2 0 0 2 0 .360 .407 .560 .967
2010 22 31 28 1 6 3 0 0 9 2 0 0 1 1 1 0 0 7 0 .214 .233 .321 .555
通算:9年 149 268 238 18 54 15 0 1 72 34 1 0 16 3 9 0 2 58 7 .227 .258 .303 .561
  • ダイエー(福岡ダイエーホークス)は、2005年にソフトバンク(福岡ソフトバンクホークス)に球団名を変更

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 5(1999年 - 2005年)
  • 50(2006年 - 2008年)
  • 40(2009年 - 2011年)
  • 70(2018年 - 2020年)
  • 77(2021年 - )

登録名[編集]

  • 吉本 亮(よしもと りょう、1999年 - 2003年、2006年 - 2011年)
  • 吉本 龍生(よしもと りょう、2004年 - 2005年)

脚注[編集]

  1. ^ “同窓会のおしらせ S51(1999年卒)の同級生、末續慎吾氏・吉本亮氏が共に活躍!”. 学校法人九州学院オフィシャルサイト. https://kyugaku.ed.jp/dousou/2022/10/s51-2.php 2022年11月19日閲覧。 
  2. ^ a b “ソフトバンク吉本3軍コーチ「しくじり先生」になる”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2017年11月11日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711110000249.html 2022年11月19日閲覧。 
  3. ^ ベースボール・レコード・ブック〈2002〉
  4. ^ “ヤクルトが前中日森岡ら3選手の入団発表”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2008年12月5日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20081205-436865.html 2022年11月19日閲覧。 
  5. ^ 来季の契約について”. 東京ヤクルトスワローズ (2011年10月9日). 2011年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月21日閲覧。
  6. ^ 2018年コーチングスタッフについて”. 福岡ソフトバンクホークス公式サイト (2017年11月9日). 2017年11月9日閲覧。
  7. ^ 2022年 コーチングスタッフについて”. 福岡ソフトバンクホークス (2021年11月1日). 2023年11月2日閲覧。
  8. ^ “【ソフトバンク】吉本1軍打撃コーチ「ちょっともう異次元にいった」同郷の後輩「村神様」に脱帽”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年10月27日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202210270000386.html 2022年11月19日閲覧。 
  9. ^ ソフトバンクのコーチ陣発表 計33人の豪華スタッフ…奈良原ヘッド、松山2軍監督”. Full-Count (2023年11月1日). 2023年11月2日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]