南青山 (東京都港区)

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南青山
南青山五丁目交差点
南青山五丁目交差点
南青山の位置(東京都区部内)
南青山
南青山
南青山の位置
北緯35度39分55.0秒 東経139度42分54.0秒 / 北緯35.665278度 東経139.715000度 / 35.665278; 139.715000
日本の旗 日本
都道府県 東京都
特別区 港区
地区 赤坂地区
面積
 • 合計 1.37 km2
人口
2019年(令和元年)8月1日現在)[2]
 • 合計 15,177人
 • 密度 11,000人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
107-0062[3]
市外局番 03[4]
ナンバープレート 品川

南青山(みなみあおやま)は、東京都港区の地名。現行行政町名は南青山一丁目から南青山七丁目。赤坂地区総合支所管内に属する地域である。郵便番号は107-0062(赤坂局管区)[3]

概要[編集]

青山一丁目交差点(画像左側が南青山、青山通りを挟み右側が北青山)

現在の東京で「青山」と呼ばれる町域のうち、青山通り(国道246号線)の北側が北青山であるのに対して、南側が南青山となっている。1966年に住居表示が施行される以前の赤坂青山南町1丁目から6丁目と赤坂青山高樹町が現在の南青山となった。

歴史[編集]

青山脳病院跡、南青山4丁目
  • 1966年(昭和41年)10月1日 - 住居表示を実施し南青山一丁目から七丁目を新設[5]

町名の変遷[編集]

実施後 実施年月日 実施前(特記なければ各町丁ともその一部)
南青山一丁目 1966年10月1日 赤坂青山南町一丁目、麻布新龍土町、赤坂新坂町(全域)、赤坂檜町(全域)
南青山二丁目 赤坂青山南町一丁目、赤坂青山南町五丁目、赤坂青山南町二丁目(全域)、赤坂青山南町三丁目(全域)、赤坂青山南町四丁目(全域)
南青山三丁目 赤坂青山南町五丁目、赤坂青山南町六丁目
南青山四丁目 赤坂青山南町五丁目、赤坂青山南町六丁目、麻布笄町
南青山五丁目 赤坂青山南町六丁目
南青山六丁目 赤坂青山南町六丁目、赤坂青山高樹町、麻布笄町
南青山七丁目 赤坂青山高樹町、麻布笄町

世帯数と人口[編集]

都営南青山一丁目アパート

2019年(令和元年)8月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

丁目 世帯数 人口
南青山一丁目 1,439世帯 2,579人
南青山二丁目 1,261世帯 2,281人
南青山三丁目 675世帯 1,184人
南青山四丁目 1,702世帯 3,391人
南青山五丁目 725世帯 1,409人
南青山六丁目 1,042世帯 1,868人
南青山七丁目 1,218世帯 2,465人
8,062世帯 15,177人

小・中学校の学区[編集]

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]

丁目 番地 小学校 中学校
南青山一丁目 13~26番 港区立赤坂小学校 港区立赤坂中学校
その他 港区立青山小学校 港区立青山中学校
南青山二丁目 全域
南青山三丁目 1~4番
その他 港区立青南小学校
南青山四丁目 10~28番
その他 港区立青山小学校
南青山五丁目 全域 港区立青南小学校
南青山六丁目 全域
南青山七丁目 全域

施設[編集]

ラ コレッツィオーネ (LA COLLEZIONE)、南青山6丁目みゆき通り

商業施設[編集]

国際機関[編集]

公共施設[編集]

青山公園から見る在日米軍赤坂プレスセンターヘリポート、南青山1丁目
  • 青山公園
  • 青山霊園(青山墓地)
    • 立山墓地(青山霊園立山地区)
  • 赤坂消防署 - 青山霊園事務所界隈にある。
  • 港区立青山福祉会館いきいきプラザ - 青山霊園事務所界隈にある。
  • 港区立青南福祉会館いきいきプラザ - 旧フロラシオン青山とキラー通りとの中間辺りにある。
  • 港区立青山生涯学習館 - 青南小学校界隈にある。

教育[編集]

都立赤坂高校及び後継の都立大田桜台高校に用いられた校舎(現在は建て替えて都立青山特別支援学校が立地)、南青山2丁目。青山霊園管理事務所の界隈にあり、同都立支援校に隣接して、墓地茶屋ちばや、青山いきいきプラザ、赤坂消防署などがある。

美術館[編集]

法人[編集]

プラダ東京店、南青山5丁目みゆき通り

寺社[編集]

マンション[編集]

  • 黒川建設のシャトー東洋南青山など南青山に多く展開する「シャトーシリーズ」や、南青山第一マンションズ(旧青山会館跡に建設)[注 3] 、その他にセントラル第一青山・セントラル第二青山などがヴィンテージマンションとして知られている。

その他[編集]

  • 児童相談所等複合施設 - 2018年、南青山5丁目の農林水産省外郭団体施設であった南青山会館跡地を購入した港区役所による同施設建設計画に対する、新興不動産開発会社グリーンシード等を中心とした同施設建設反対運動が過熱報道気味に広く報じられた[11]
  • 南青山6丁目(高樹町)の六本木通り沿いに在った井植ビルには、1970-80年代に新日本プロレスの初代本社オフィスが入居していた(現在は中野区本町に移転)。井植ビルは解体されて現存せず、跡地にはコンシェリア南青山(ないしヴィラージュ南青山)が建っている[12]
  • かつてオウム真理教の青山総本部と教団の経営するパソコンショップが南青山7丁目の、渋谷区4丁目交差点付近にあったが解体されて現存しない。当地は村井秀夫刺殺事件の現場にもなった。

交通[編集]

スパイラルの「高野長英先生隠れ家」記念碑。南青山5丁目青山通り、表参道交差点方向を見る

道路[編集]

鉄道[編集]

路線バス[編集]

関連項目[編集]

以下、旧町名含む隣接地域

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 入居するたつむら青山ビル(たつむら青山マンション)は旧辰村組(現 南海辰村建設)の本社が入居していた。
  2. ^ 11代目市川海老蔵暴行事件も西麻布のビル等が舞台であった。
  3. ^ 2023年現在まで、近隣の明治神宮外苑再開発計画で深刻な紛争を引き起こしている三井不動産は、ヴィンテージマンションで知られている南青山5丁目にある南青山第一マンションズの建て替え計画案でも、脅迫状等が飛び交う泥沼の紛争の当事者となっている。三井不動産(三井不動産レジデンシャル)と一部マンション住民である電通関係者らが代表を務める管理組合との協定による、その他マンション住民にとり不透明な補償費の還元面等を内容とする強引な建て替え計画案への反発を起因として、2018年7月の着工予定から2023年12月現在まで建て替え工事がストップしている[9] [10]

出典[編集]

  1. ^ 平成27年国勢調査による各総合支所管内別の町丁目別面積・昼夜人口等”. 港区 (2015年2月19日). 2019年9月1日閲覧。
  2. ^ a b 各月1日現在の各総合支所管内別の町丁目別人口・世帯数(平成14年~平成31年・令和元年)”. 港区 (2019年8月1日). 2019年9月1日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月7日閲覧。
  5. ^ 1967年(昭和42年)1月19日自治省告示第13号「住居表示が実施された件」
  6. ^ 港区立小・中学校通学区域一覧表”. 港区 (2015年4月1日). 2019年9月1日閲覧。
  7. ^ 会社概要 Barbizon
  8. ^ バルビゾンがファッションウォーカーの筆頭株主にエキサイトニュース 2011年1月7日
  9. ^ “有名人ばかりが住む南青山のマンションで「建て替え」をめぐり大騒動 隣人同士が挨拶しなくなり、脅迫状まで”. 週刊現代. (2018年9月1日). https://gendai.media/articles/-/56555?page=1&imp=0 
  10. ^ “有名人在住の南青山マンション騒動、ついに「怪しい業者」が登場! もう誰も信じられない”. 週刊現代. (2018年9月1日). https://gendai.media/articles/-/56834?page=2 
  11. ^ 表参道駅近くに新設計画の児童相談所などの複合施設、地元で反対の呼びかけに直面 社会で子育てドットコム 2018年
  12. ^ 井植ビル TOKYOカオスエリアコレクション

外部リンク[編集]