北海道空港

北海道空港株式会社
Hokkaido Airport Terminal Co.,Ltd
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
066-0012
北海道千歳市美々987-22
設立 1961年10月30日
法人番号 5430001043990 ウィキデータを編集
事業内容 物品販売
代表者 代表取締役社長 小坂和仁
代表取締役副社長 佐藤憲司
資本金 3億7,500万円
売上高 30億8,257万円(2020年3月期)
従業員数 100名(2022年7月1日現在)
主要株主 株式会社フジ・メディア・ホールディングス
日本航空株式会社
ANAホールディングス株式会社
セントラルリーシングシステム株式会社
株式会社北洋銀行
株式会社北海道銀行
関係する人物 我孫子健一(元社長)
山本邦彦(元社長)
外部リンク http://www.hokkaido-kukou.jp/
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国内線ターミナル内部
国際線ターミナル外観

北海道空港株式会社(ほっかいどうくうこう)は、かつて新千歳空港ターミナルビルを所有・管理・運営し、現在は同ターミナル内で物品販売を行う日本の株式会社である。

概要[編集]

1950年代に民間航空が再開された千歳空港において、千歳市が当初の米軍基地内のターミナルに代わる民間航空専用地区のターミナル建設を行うにあたり、日本航空松尾静磨副社長から「会社組織での建設に取り組むのであれば出資やその他協力を行う」との意見を受けた。これをきっかけにターミナルビル建設および運営を目的に、日航やニッポン放送北海道電力など北海道の主要企業や北海道と関連の深い財界人および周辺自治体の協力のもと、1961年に設立された[1]

社章は青を基調とし、航空機の銀色で中央上部に「北」と空港事業に関連して翼と空港ビルをイメージした逆T字型のモチーフをあしらい外側に太い丸と内側に白い丸を施した。また逆T字型の部分は原案では完成当時の千歳空港ターミナルビルをかたどったL字型となっていたがバランスを取るため逆T字としている[1]

従来、北海道千歳市札幌市室蘭市苫小牧市が出資していたが、当社を中心として新千歳空港を含む道内7空港の民営化に伴う運営会社(現北海道エアポート株式会社)を設立するにあたり、自治体からの出資金を返還し[2]、2018年現在フジ・メディア・ホールディングスが筆頭株主[3]となっている。

北海道エアポートによる運営を前に、2017年9月1日より新千歳空港ターミナルビルの所有・管理・運営事業は当社の完全子会社新千歳空港ターミナルビルディング株式会社へ継承され[4]、2020年10月に同社は北海道エアポートに吸収合併された。現在の事業は新千歳空港国際線ターミナル内で免税品の販売などを行っている。

北海道リート投資法人のスポンサーの一社である[5]

事業内容[編集]

  • 免税品店などの売店の経営

事業所[編集]

主なグループ会社[編集]

  • セントラルリーシングシステム株式会社 - 不動産の開発・賃貸・ファシリティマネジメント事業、建設事業、リース事業、保険事業
  • 株式会社耕人舎(議決権比率100%) - ターミナル内での物品販売業
    • 札幌バルナバフーズ株式会社(耕人舎の議決権比率100%)
    • 北海道百貨股份有限公司(耕人舎の議決権比率100%)
  • 株式会社キャスト(議決権比率55.6%、えんれいしゃの議決権比率44.4%) - 空港案内事業、グランドハンドリング事業
  • 株式会社えんれいしゃ(議決権比率46.3%) - 広告宣伝業、広告代理店業
    • 株式会社碧雲堂ホテル&リゾート(えんれいしゃの議決権比率100%) - 宿泊業
    • 株式会社北海道興農社(えんれいしゃの議決権比率61.5%) - 物品販売業、農業生産事業

出典:[6]

過去のグループ会社
  • 株式会社コスモメディア(えんれいしゃの議決権比率92.5%)[8]
  • 新千歳空港ターミナルビルディング株式会社(当社の完全子会社で新千歳空港ターミナルビル事業を継承、2020年10月に北海道エアポートに吸収合併)
  • 株式会社FM NORTH WAVE(えんれいしゃの議決権比率64.8%) - FM放送(2021年3月より北の達人コーポレーション傘下)
  • 株式会社蒼生社(耕人舎の議決権比率100%) - ターミナル内での物品販売業

その他[編集]

  • 1970年代後半から1980年代初め頃にかけ、UHBテレビで平日の22時54分から5分間の天気予報のスポンサーとなっていた。
  • 上記FMノースウェーブがかつてグループ会社(当社からみて孫会社にあたる)であった関係で、新千歳空港国内線ターミナルビル内にサテライトスタジオがあったほか、複数の旅行関連の番組や航空需要喚起の企画が行われたり、番組などへのスポンサーとなっていた。

脚注[編集]

  1. ^ a b 新時代へ 北海道空港25年史 - 北海道空港(1986年)
  2. ^ “道内空港民営化 HKKが自治体出資を返還へ”. 日本経済新聞. (2017年11月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23256020Y7A101C1L41000/ 2022年7月24日閲覧。 
  3. ^ フジ・メディア・ホールディングス (2017年5月). “”変わる” フジ・メディア・ホールディングス 中期経営計画” (PDF). p. 14. 2022年7月24日閲覧。
  4. ^ 新千歳空港ターミナルビルディング
  5. ^ 会社概要 | 北海道アセットマネジメント株式会社
  6. ^ 平成26年度第54期報告書 (PDF) 北海道空港株式会社、2016年4月28日閲覧。
  7. ^ 会社合併のお知らせ (PDF) 株式会社コスモメディア、2016年4月28日閲覧。
  8. ^ 2015年10月1日付でえんれいしゃに吸収合併[7]

外部リンク[編集]