北海道科学大学

北海道科学大学
北海道科学大学正面
大学設置 1967年
創立 1924年
学校種別 私立
設置者 学校法人北海道科学大学
本部所在地 北海道札幌市手稲区前田7条15丁目4-1
北緯43度8分6.59秒 東経141度14分40.6秒 / 北緯43.1351639度 東経141.244611度 / 43.1351639; 141.244611座標: 北緯43度8分6.59秒 東経141度14分40.6秒 / 北緯43.1351639度 東経141.244611度 / 43.1351639; 141.244611
学部 工学部
薬学部
保健医療学部
未来デザイン学部
研究科 工学研究科
薬学研究科
保健医療学研究科
ウェブサイト https://www.hus.ac.jp/
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北海道科学大学(ほっかいどうかがくだいがく、英語: Hokkaido University of Science)は、北海道札幌市手稲区前田7条15丁目4-1に本部を置く日本私立大学1924年創立、1967年大学設置。大学の略称北科大(ほくかだい)、道科大(どうかだい)。

概要[編集]

特色[編集]

シンボルマーク 「Progress "H"」

北海道科学大学は、工学部、薬学部、保健医療学部、未来デザイン学部の・短期大学部の4学部13学科と短期大学部からなる。[1][2]

1924年伏木田隆作によって創立された自動車運転技能教授所を起源として、1967年に学校法人自動車学園(現学校法人北海道科学大学)の運営により北海道で唯一の、私立工学系単科大学として開学する。旧称は北海道工業大学(2014年3月まで)。

1967年の開学から2000年までは工学部1学部の6学科体制(機械工学科経営工学科電気工学科土木工学科建築工学科応用電子工学科)で構成されていた。

2001年の学科再編成では、建学の精神に「ヒューマニティとテクノロジーの融合」を掲げ、既存の6学科を、人間科学系列3学科(環境デザイン学科・情報デザイン学科・福祉生体工学科)、基盤工学系列3学科(建築学科・社会基盤工学科・機械システム工学科)、先端工学系列2学科(情報ネットワーク工学科・電気電子工学科)の8学科とした。福祉生体工学科には、日本の大学では初の義肢装具士の受験資格が得られる養成校として「義肢装具学専攻」が開設された。人や環境を見つめることのできる新しいタイプの技術者養成に力を注ぎ込んでいる。

校歌[編集]

  • 北海道工業大学校歌
    作詞: 服部正
    作曲: 服部正

沿革[編集]

旧・北海道工業大学正門(2002年)
  • 2007年
    • 開学40周年。
    • 福祉生体工学科が医療福祉工学科に名称変更。
  • 2008年 - 2007年7月31日に学部学科再編が承認された。未来デザイン学部(人間社会学科・メディアデザイン学科)、創生工学部(機械システム工学科・情報フロンティア工学科・電気デジタルシステム工学科)、空間創造学部(建築学科・都市環境学科)、医療工学部(医療福祉工学科)の4学部8学科編制となる。初めて文系の学部が誕生する。
  • 2012年
    • 新体育館(HIT ARENA)落成。
    • 医療工学部に義肢装具学科を開設。大学院修士課程電気電子工学専攻、情報工学専攻、医療工学専攻を開設。
  • 2014年
    • 創立90周年。4月に大学の名称を「北海道科学大学」に改称。
    • 工学部(機械工学科、情報工学科、電気電子工学科、建築学科、都市環境学科)、保健医療学部(看護学科、理学療法学科、義肢装具学科、臨床工学科、診療放射線学科)を開設。
  • 2018年 - 同一法人が運営する北海道薬科大学を統合し、薬学部を設置。
  • 2020年 - 公衆衛生看護学専攻科を設置。
  • 2021年 - 北海道科学大学短期大学部の学生募集停止。
  • 2022年 - 北海道科学大学短期大学部を廃止。

学部・学科[編集]

以下は2018年4月以降。
以下は2014年3月以前。
  • 創生工学部
    • 機械システム工学科
    • 情報フロンティア工学科
    • 電気デジタルシステム工学科
  • 空間創造学部
  • 医療工学部
    • 医療福祉工学科
    • 義肢装具学科
  • 未来デザイン学部
    • メディアデザイン学科
    • 人間社会学科
以下は2022年3月以前。


大学院[編集]

修士課程(博士前期課程)
博士後期課程
  • 機械システム工学専攻
  • 電気工学専攻
  • 応用電子工学専攻
  • 建設工学専攻
博士後期課程
  • 臨床薬学専攻
修士課程
  • 看護学専攻
  • 医療技術学専攻
  • リハビリテーション科学専攻

専攻科[編集]

  • 公衆衛生看護学専攻科

主な施設[編集]

新講義棟(G棟)[編集]

G棟 左)正面 右)内部 G棟 左)正面 右)内部
G棟 左)正面 右)内部

新講義棟(G棟)は、1985年札幌市営バスよりキャンパス内に誘致した停留所「工業大学前(現在はJR北海道バス「北海道科学大学」に改称)」に連接しており、さらにそのバス待合所を改築したことにより、通学の利便性と使い勝手に配慮されたものとなっている。また、バス待合所は近隣住民の推薦を受け[3]2005年に「第12回札幌市都市景観賞」を受賞[4]。また、新講義棟(G棟)においては公共性とデザインの美しさが評価され、公共建築賞優秀賞2006年)を受賞[5]している。

新講義棟(G棟)受賞歴

体育館(HIT ARENA)[編集]

体育館 左)外観 右)エントランス 体育館 左)外観 右)エントランス
体育館 左)外観 右)エントランス

「G棟に続いての新しいシンボルとなる施設[6]」として、2012年に建て替えられた体育館(HIT ARENA)[7]は、外壁に太陽光発電パネルを配置した特徴的なデザインとなっており、2012年には照明学会照明普及賞[8]、2013年には北海道建築賞[9]を受賞した。別棟だった部室も統合し、エントランスにはデジタルサイネージも設置された。また、アリーナの床暖房には地中熱ヒートポンプを採用している。

その他[編集]

現行法による施設、附置研究所。用途や研究課題によっては、学外からの利用も可能。

活動実績[編集]

実績[編集]

北海道大学、北海道の民間企業のボランティアと協力して、超小型人工衛星HIT-SATが開発された。HIT-SATは2006年9月23日に鹿児島県内之浦宇宙空間観測所で、M-Vロケット7号機のサブペイロードとして打ち上げられた。

大学発ベンチャー企業[編集]

大学の研究成果をもとに起業するベンチャー企業

  • 株式会社アドヴァンストテクノロジ
  • 北海道衛星株式会社
    • 代表者:佐鳥新(電気デジタルシステム工学科教授)
  • 株式会社西谷組
  • 有限会社先端技術研究所
    • 代表者:杉本光輝

学生生活[編集]

日常生活[編集]

2008年4月から学生証がICカードとなり、プリペイド型電子マネー「Edy」の機能が付けられた。これは道内の大学では初となる試みで、学内の食堂・コンビニエンスストア・書店・証明書自動発行機・自動販売機などに対応している。これにより、キャッシュレス化による会計の混雑解消や事務局窓口業務時間外に証明書の発行ができるなど利便性が向上した。

スポーツ[編集]

  • 硬式野球部は札幌学生野球連盟3部に加盟している。
  • 1986年より、毎年8月に東北工業大学との運動部総合定期戦が開催されている。通算成績は8勝9敗(第27回大会:2012年実施時点)。
    • 各競技の勝敗をトータルして判定する「総合優勝」は、第10回大会より導入された。
    • 2011年は、東北地方太平洋沖地震の影響に伴い中止された。代わりに、東北工業大学の教職員・学生を激励することを目的とした大学訪問をして、震災に関する報告、義援金の贈呈など、学生同士の交流が行われた。

対外関係[編集]

学校法人北海道科学大学の下での姉妹校[編集]

系列校

他大学との協定[編集]

高等学校との協定[編集]

研究機関との協定[編集]

地方自治体との協定[編集]

  • 地域連携協定
    • 北海道科学大学・手稲区・手稲区連合町内会連絡協議会の三者協定(2008年3月18日)
    • 上富良野町(2011年8月5日)
    • 猿払村(2012年7月19日)
    • 弘前市(2012年10月5日)
  • 防災連携協定
    • 北海道科学大学・手稲区・手稲区連合町内会連絡協議会の三者協定(2013年3月12日)

大学関係者と出身者[編集]

主な活動[編集]

  • 北海道工業大学同窓会(現・北海道科学大学同窓会「雪嶺会」)が1971年に設立される。設立の趣旨は「活力があって使える会」としている。これは、卒業生の親睦だけにとどまらず、在学生との関わりや、大学発展への貢献・援助活動をも視野に入れたものである。2008年3月時点での会員数は 25,633名。
  • 学生の活動助成金の交付を行なっている。
  • ゼミナール等のニセコ山荘利用受付を行なっている。
  • 卒業祝賀会への助成、卒業記念品の贈呈を行なっている。

アクセス[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]