前川麻子

前川 麻子(まえかわ あさこ、1967年8月19日 - )は、日本小説家演出家女優。父は放送作家前川宏司。元夫は大鷹明良コンタキンテ

来歴・人物[編集]

東京都渋谷区生まれ[1]森村学園中等部卒業、東京都立大学附属高等学校中退。

1983年、映画『家族ゲーム』に端役で出演。1986年、劇団「品行方正児童会」を設立、劇作家として戯曲『センチメンタル・アマレット・ポジティブ』を上梓、女優として「初日通信大賞主演女優賞」などを受賞。1987年にっかつロマンポルノ『母娘監禁 牝<めす>』に主演し、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、おおさか映画祭最優秀新人賞を受賞。品行方正児童会を解散後、アンファン・テリブル・プロデュースにて『主婦マリーがしたこと』、『SOUL OF COLORS』シリーズの作・演出・出演・プロデュースで堺雅人相島一之ラサール石井らとの二人芝居を展開。ワークショップの主宰で吉岡睦雄小柳菜穂子趙珉和を輩出。2008年「龍昇企画」で『モグラ町』シリーズを作・演出した。

2000年、『鞄屋の娘』で小説新潮長編小説新人賞を受賞し、作家としてデビュー。以後執筆活動を続けている。

2008年松田優作との交流を赤裸々に描いたケータイ小説『十五』をAli名義で発表。

著書[編集]

  • センチメンタル・アマレット・ポジティブ(1990年、JICC出版局)(宝島モダンクラシックプレイズ)
  • 鞄屋の娘(新潮社、2000年)のち光文社文庫
  • 明日を抱きしめて(新潮社、2000年)「晩夏の蝉」と改題 光文社文庫)
  • 愛という(2001年、角川書店)
  • ネイバーズ・ホーム・サービス(2002年、集英社)
  • 劇情コモンセンス(2003年、文藝春秋)
  • ファミリーレストラン(2004年、集英社)
  • すきもの(講談社、2004年)のち文庫
  • これを読んだら連絡をください(2004年、光文社)のち文庫
  • すべての愛の1%(2005年、徳間書店)
  • パレット(光文社、2005年)のち文庫
  • いつか愛になるなら(2006年、角川書店)
  • 夏のしっぽ(2007年、講談社)
  • ブルーハーツ(2007年、ジャイブ)のちピュアフル文庫
  • 海へ向かう(2007年、ジャイブ・ピュアフル文庫)
  • 十五(2008年、講談社) ※Ali名義
  • コイするヒト(2009年、ジャイブ・ピュアフル文庫)

出演[編集]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

CM[編集]

  • トライデント・シュガーレスガム (1987年)
  • 数寄屋橋 阪急デパート (1988年)
  • 味の素・コンソメ、エビピラフ (1992年)
  • 東京薬科大学 (1993年)
  • 東芝・冷蔵庫 収納名人 (1995年)
  • ミツカン・しゃぶしゃぶのたれ (1995年)

ビデオ[編集]

  • エイズ 〜間違いだらけのSEX知識〜(1987年)

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.558

外部リンク[編集]