仮面ライダージオウ
平成仮面ライダーシリーズ | ||
---|---|---|
第18作 | 仮面ライダーエグゼイド | 2016年10月 - 2017年8月 |
第19作 | 仮面ライダービルド | 2017年9月 - 2018年8月 |
第20作 | 仮面ライダージオウ | 2018年9月 - 2019年8月 |
次作『仮面ライダーゼロワン』より 令和仮面ライダー |
仮面ライダージオウ | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 | 下山健人 他 |
監督 | 田﨑竜太 他 |
出演者 | |
声の出演 | 小山力也 |
ナレーター |
|
音楽 | 佐橋俊彦 |
オープニング | 「Over "Quartzer"」 歌:Shuta Sueyoshi feat. ISSA |
言語 | 日本語 |
製作 | |
チーフ・プロデューサー | 佐々木基(テレビ朝日) |
プロデューサー | |
製作 |
|
放送 | |
放送局 | テレビ朝日系列 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2018年9月2日 - 2019年8月25日 |
放送時間 | 日曜 9:00 - 9:30 |
放送枠 | スーパーヒーロータイム第1枠 |
放送分 | 30分 |
回数 | 49 |
仮面ライダージオウ|テレビ朝日 | |
特記事項: 「平成仮面ライダーシリーズ」第20作 平成仮面ライダーシリーズ20作記念 |
『仮面ライダージオウ』(かめんライダージオウ、欧文表記:KAMEN RIDER ZI-O)は、2018年9月2日から2019年8月25日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜9:00 - 9:30[1](JST)に全49話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ作品[2]、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。
キャッチコピーは、「俺は仮面ライダーの王となる![3]」「祝え!新たな王の誕生を!![4]」「祝え、次代の王の誕生を。[5]」。
概要
平成仮面ライダーシリーズの20作品記念作品にして、テレビシリーズでは最後の作品[6][7]。これに関連して「Since2000 平成20 Kamen Rider Kicks」の記念ロゴマークも新規に製作され、公式サイトや関連商品、オープニングのタイトル表記時などに使用されている。
時計をモチーフとした本作品では、主人公のジオウをはじめとする仮面ライダーたちも時空を巡って戦う「タイムトラベルライダー」として位置付けられている[8]。シリーズ第1作『仮面ライダークウガ』から第19作『仮面ライダービルド』までの各作品の時代を含めた、さまざまな時空を巡るタイムトラベルという要素やジオウが「未来の魔王」であるという設定は、20作品目に相応しい壮大なスケールを志向したことに起因する[9]。
ジオウたちは歴代平成仮面ライダーたちの力を持つアイテム「ライドウォッチ」によって彼らの力を使用できるほか、ストーリー面でも歴代平成仮面ライダーたちとの出会いが強調されたものとなっている[10]。歴代平成仮面ライダーたちとのクロスオーバー作品である点は、シリーズ節目の作品であった第10作『仮面ライダーディケイド』とも共通しているが、本作品ではそれとの差別化を図るべく「レジェンドから逃げない」というスタンスが、企画段階より明確に打ち出されている[9]。その『ディケイド』の主人公である門矢士 / 仮面ライダーディケイドは、ジオウたちの前に大きく立ちはだかるキャラクターとしての展開が予定されており[11]、『ディケイド』が『ジオウ』以上にレジェンドを扱う作品であったため、その設定から当初は数話のみの登場を想定していたが、反響の大きさと説明など便利であることから、もっと出てくれないかという話になり、最終盤では『ディケイド』の完結編的なエピソードとしても描かれている[12]。その多くが聖人君子の主役の平成仮面ライダーの中で自虐的・偽善的に「自分は破壊者だ」と言えるディケイドは、唯一悪者として扱える仮面ライダーとなっているため、物語に大きく関わっている[13]。シリーズの設定的な根幹の片棒をいずれかの形で担いでもらうため、ゲストではなくある種の特別扱いが必要と考え、有り体として敵と思い、ラスボスではなく中ボスとして3月ごろに倒されるという想定であった[14]。
あらすじ
9月から12月、1月から3月、4月から終わりまでの3章仕立てとなっている[14]。
- EP01 - EP12[15]
- 西暦2018年の秋。王様になることを夢見る高校3年生の常磐ソウゴは、未来から来た自分を抹殺しようとする明光院ゲイツ / 仮面ライダーゲイツに命を狙われ、同じく未来から来たツクヨミに救われる。その中でソウゴは、西暦2068年の世界を自分が魔王にして時の王者オーマジオウとして支配することを知るが、最低最悪の魔王ではなく、世界を良くする最高最善の魔王になることを宣言する。そこに現れたオーマジオウの従者を名乗る予言者ウォズからジクウドライバーを受け取り、仮面ライダージオウへと変身。歴史改変を企てるタイムジャッカーが生み出したアナザーライダーを倒すため、歴代のレジェンドライダーたちと出会いながらライドウォッチを受け取り、集めることがオーマジオウになる道にも繋がることを知る[16]。ゲイツとツクヨミはソウゴが自分たちの知る最低最悪の魔王になるのかと疑問を抱き、同居をして彼を監視しつつ、アナザーライダーとの戦いに挑む。
- EP13 - EP16[17]
- だが、ソウゴが覇道を全く進もうとしない状況に不安を覚えたウォズはタイムジャッカーと一時共闘を選び、門矢士 / 仮面ライダーディケイドを招き入れ、ソウゴを2068年の世界へと送り込む。そこでソウゴはオーマジオウと対峙し、未来の自分が最低最悪の魔王になることを確信し、その圧倒的な力を体感する。そして、現代へと戻り、一時はゲイツにジクウドライバーを破壊させて魔王への道を閉ざすが、ゲイツの「最低最悪な魔王になったら俺が倒す」という言葉とともに差し出されたドライバーを受け取ったソウゴは再びジオウに変身する。
- オーマの日編(EP17 - EP30)[18][19]
- 別の時間軸の未来からもう一人のウォズ(白ウォズ) / 仮面ライダーウォズが現れる。彼は、ゲイツが審判の日オーマの日にゲイツリバイブとなってオーマジオウを倒し、世界を救ったという。
- 白ウォズはゲイツを救世主にするため、3つのミライドウォッチを集めようとする。そして、別の時間軸の未来に存在する仮面ライダーシノビ・仮面ライダークイズ・仮面ライダーキカイのミライドウォッチを集める。
- その一方で、ウォズ(黒ウォズ)は、ソウゴがオーマの日に使用されていたとされる禁断のアイテム・銀色のライドウォッチをソウゴに渡し、裏の自分自身であるミラーワールドのソウゴから渡された金色のライドウォッチと合体させることでジオウライドウォッチIIを完成させ、ジオウIIとなる。
- そんな中、加古川飛流 / アナザージオウが現れ、アナザーライダーの契約者を襲撃し始める。飛流はソウゴに恨みを抱いており、ツクヨミは、その恨みの起点となった10年前のバス事故があった日へと飛び、その事故がタイムジャッカーのスウォルツがソウゴと飛流を含めた子供たちを未来へと転移させ、王の素質を見極める試練を与えたことによるものと知る。それを止めようとしたツクヨミがスウォルツに銃口を向けた際にソウゴの名を口にしていたことから飛流は事故の原因がソウゴにあると誤解していた。
- ゲイツは自らの甘さからツクヨミが事故の犠牲になったと思い込んでしまい、ソウゴを倒す覚悟を決め、3つのミライドウォッチからゲイツリバイブライドウォッチを完成させ、仮面ライダーゲイツリバイブとなってソウゴを倒そうとする。一方の黒ウォズも白ウォズから仮面ライダーウォズの力を奪い、戦いを止めようとする。
- だが、ソウゴはゲイツに対して「友達であるゲイツが自分が魔王になると確信したなら倒されてもいい」と言ったことで、ゲイツもソウゴを友達として認め、そこに現れたアナザージオウやアナザーライダー軍団を共に倒す。
- 自らが望む未来が来ないと悟った白ウォズは、海東大樹 / 仮面ライダーディエンドと接触し、ソウゴたちのライドウォッチを盗ませる一方で、世界を破滅させようとするが、真っ直ぐなソウゴに心を動かされ、彼にジオウトリニティライドウォッチを渡し、ジオウ・ゲイツ・ウォズの3人のライダーの力をひとつにした仮面ライダージオウトリニティへと変身させ、世界の破滅を防いだ。
- こうして新たなオーマの日が訪れ、誰も知らない新たな未来へと動き出したため、白ウォズは消滅する。
- EP31 - EP40[20]
- 残りのライドウォッチを集めていく中で、ツクヨミがタイムジャッカーと同様、時を止める力に目覚め、記憶を失くしていた彼女は過去の自分に何かがあったのかと思うようになる。そこに現れた士はツクヨミとともに2058年の世界へと飛び、時を操る少女とその兄と思われる青年に出会う。そこに現れたスウォルツは、「時の王の力とお前の力が共鳴するとき、新たな力が誕生する」と言い、その場を去る。
- そして、最後のひとつであった電王ライドウォッチを手にしたソウゴは全てのライドウォッチを集めたことでグランドジオウライドウォッチを完成させ、仮面ライダーグランドジオウへと変身する。
- 加古川飛流ワールド編(EP41 - EP43)[21][22]
- 再び2068年の世界へと飛ばされたソウゴはオーマジオウと対峙するが、ソウゴは唯一ドライブの力を継承していなかったため、オーマジオウに敗北。ウォズの機転で現代へと撤退したソウゴはアナザージオウIIとなった飛流によって歴史が改変された世界に遭遇し、彼が新たな魔王として君臨していた。ゲイツやツクヨミたちもソウゴのことも覚えていなかったが、士の協力を得て彼らを説得し、態度を軟化させる。
- だが、歴史改変は新たな王の擁立ではなく、自らが王になろうとしたスウォルツの陰謀によるものであり、戦いの中でディケイドの力を士から奪う。
- EP44 - LAST(最終話)[23]
- ディケイドの力を手にしたスウォルツはアナザーディケイドとなり、ソウゴはスウォルツを倒そうとするが、それは同時に彼の妹であったツクヨミも消えることを意味していた。
- スウォルツは自分の世界を救うため、全世界の融合を進め、ソウゴを利用して世界を崩壊させようとしていた。
- ソウゴは、2068年の世界へと飛んでツクヨミにライドウォッチを渡し、オーマジオウの力を分け与えさせることで仮面ライダーツクヨミを生み出し、世界を救おうとするが、彼女が離反して兄のスウォルツに加担したことで計画が破綻する。
- そして、ゲイツもスウォルツの攻撃からソウゴを庇ったことで命を落とすが、ソウゴは仮面ライダーオーマジオウとなり、裏切っていた芝居をしていたツクヨミの協力もあってスウォルツを倒す。
- ソウゴはオーマジオウの力で時空を破壊・創造して新たな世界を構築する。
登場人物
仮面ライダーの変身者
過去作品から登場する仮面ライダーは他作品の登場人物の節を参照。
常磐 ソウゴ () / 仮面ライダージオウ- 本作の主人公。2000年4月28日生まれの18歳→19歳[注釈 1]で、光ヶ森高校に通う高校3年生[24][25]。記憶力が高く、得意科目は歴史で、物理学などの理系全般は苦手である[ep 2][25]。運動神経が高い[25]。後述の通り世界中全ての人々が幸せに暮らせる世界を作るため、「王様になる」という夢を抱き[24]、高校の進路指導でもそれを公言してはばからない[注釈 2]。両親の宗太郎と奈美恵[25]は10年前の2009年4月24日に起こったバス事故によって亡くなっており、それ以降は大叔父の順一郎に引き取られ、クジゴジ堂で暮らすこととなった[24][ep 3]。
- 「なんか行ける気がする」が口癖のポジティブに物事を捉える性格[26]の持ち主で、50年後の自身が最低最悪の魔王となるとツクヨミから告げられてもそれを受け止め、最低最悪の魔王ではなく最高最善の魔王になることを目指す[ep 2][24]。
- アナザーライダーの出現によって歴史が変化することを認識している一方で、人間に危害を加えないアナザーライダーは、無闇に倒す必要は無いと考えており[ep 4]、またアナザーライダーによって生じるトラブルなどの解決法については、アナザーライダーとなった人間がタイムジャッカーと契約した経緯を調べたりすることで根本的な原因の解決[26]を図ろうと模索しており、アナザーライダーを倒せば全て解決すると考えるゲイツや、ソウゴをライドウォッチの入手に専念させようとするウォズと対立することもある[ep 5]。
- 王様を目指すことになった発端は、幼いころに見たダイマジーンが街を破壊する夢の中で、謎の男が「お前は生まれながらの王、世界を破滅から救う使命がある」と言われたことがきっかけとなっている[ep 6]。だが、実際は夢ではなく、未来の王の資格を持つ者を探していたスウォルツの陰謀でダイマジーンの軍勢が街を破壊し始めた時代へ飛ばされると、飛流を助けようとして時間を操ったことで魔王へと覚醒し、その夢と同様の言葉をスウォルツから投げ掛けられる[ep 7]。
- 「王様」というキャラクター付けは、レジェンドライダーを無意識にへり下らないフラットな視点で見ることが必要であることから設けられた[27][28][注釈 3]。『ディケイド』の門矢士や『海賊戦隊ゴーカイジャー』のキャプテン・マーベラスも同様の理由から「俺様キャラ」であったが、本作品ではレジェンドを迎え入れるホストとしての要素も持つことから受容性のある「王様」とされた[27]。「俺様キャラ」という設定は、前作『ビルド』の桐生戦兎と重複するため、「未来系の俺様」といういずれ俺様になる感じにすることで、成長ものにはせず、宇野昌磨のようにド天然で世間とは違った感性で生きているが、何でもできる天才的なキャラがベルトを受け継いだことによって1年間をかけてそれと同時に友達を得るという話にしているという[14][28]。当初は、「未来でチヤホヤされる伝説の勇者」という案もあったが、現在の主人公が弱くなることを懸念し、そのチヤホヤを逆にして未来の魔王がラスボスになるというものに変更された[28]。白倉は、ソウゴらが根本的な部分で相容れられないのは立脚する時間軸が異なるからであり、ソウゴは時間軸を変えることで共に人生を歩むことのできる世界を作り出したと述べている[30]。
- 変身ポーズは、時計の針の動きをイメージしている[31]。メイン監督の田﨑竜太は、演じる奥野壮にバレエ経験があるため手の先まで細やかな神経が通っていると評している[31]。
- 名字の常磐は「時」、名前のソウゴは「大言壮語」に由来する[27]。名前には仮面ライダーシリーズの原作者である石ノ森章太郎の住居兼仕事場であった
トキワ荘 ()の名が含まれている[32]が、東映プロデューサーの白倉伸一郎は意図したものではないことを語っている[33][27]。
明光院 ゲイツ () / 仮面ライダーゲイツ- 2068年の未来から来た戦士。2050年生まれの18歳[34]。レジスタンスとしてオーマジオウと戦っていたが苦戦を強いられ、オーマジオウとして覚醒する前にソウゴを倒すため、2018年の時空に出現[ep 2][35][34]。同じく2068年の未来からゲイツを追って来たツクヨミからの説得でソウゴの抹殺を保留とし、彼の監視も兼ねてツクヨミと共にクジゴジ堂の2階へ住み込み[ep 8][35]、高校生に扮して光ヶ森高校に潜入した[ep 8][34]。
- 自分を律しているため、笑顔を見せることはあまりなく、ソウゴのことも変身前でも「ジオウ」と呼んでいる[34][注釈 4]。目的のためには強引な手段も辞さない一方、一般人が危険に晒されているのを見過ごせないだけの正義感も持ち合わせている[35]。ジオウであるソウゴに対しては居候が決まった後も敵意を隠そうとしないが、アナザーライダーとの戦いにおいては必要に応じて共闘に踏み切ったり[ep 9]、過去の時代の知識や語学力を活かして助言したりと[ep 8]、柔軟な対応を見せることもある。
- 仮面ライダーオーマジオウとなったソウゴによって歴史が書き換えられた世界では、光ヶ森高校の柔道部員となり、王様になるというソウゴを嗜めている[ep 10][注釈 5]。
- ツクヨミ / 仮面ライダーツクヨミ
- 本作のヒロイン。ゲイツと同じく2068年の未来から来たレジスタンスの少女[39]。ソウゴ、ゲイツと同い年の18歳[ep 8][40][39]。ゲイツを追って2018年の時空に現れ、ソウゴがオーマジオウとして覚醒しないように働きかけようとする[ep 2][39]。ソウゴが強い正義感を持っていたことから、彼が本当にオーマジオウになるのか見極めるため、彼の監視も兼ねてゲイツと共にクジゴジ堂へ住み込み[ep 9]、高校生に扮して光ヶ森高校に潜入した[ep 8][40][39]。のちに世界の崩壊を止めるために仮面ライダーツクヨミの変身者になる。
- 武器であるファイズフォンXの他に専用の未来のタブレット端末を所持しており、これを用いてテレビの受信や特定人物や未来の情報や過去の新聞記事を引き出したり[41]、時間旅行で訪れた先の時代で必要なもの[注釈 6]を調達したり[39]、傷を治癒できる[ep 2]。激辛好き。
- 実はレジスタンスに拾われるまでの過去の記憶を失っており、「ツクヨミ」も本名ではなく、一種のコールサインであることが判明し[ep 11]、後に本名が時を司る一族の末裔のアルピナであることが判明する[ep 12][39]。アナザーアギトとの戦闘中、タイムジャッカー同様、時を静止させる能力[注釈 7]に覚醒し[ep 11][39]、のちに自分がスウォルツの妹だと知る[ep 13]。
- 仮面ライダーオーマジオウとなったソウゴによって歴史が書き換えられた世界では、光ヶ森高校の生徒として通っている[ep 10]。
- ウォズ(黒ウォズ) / 仮面ライダーウォズ
- 未来から現れ、ソウゴやオーマジオウを主(「我が魔王」)と仰ぐ神出鬼没の青年。アバンタイトルなどではストーリーテラー的な役割も務める[ep 9]。
- 正統な歴史が記された逢魔降臨暦という名の預言書の書物を常に携えており、「ソウゴを正しく導く」という目的の下、「この本によれば…」とソウゴに未来を予言するような言葉を呟いたり[44][45]、最高最善の魔王になることを決意したソウゴにジクウドライバーを授ける[ep 2]など、彼に対して協力的な姿勢を示しているが、あくまでも、オーマジオウを崇拝しているだけであり、18歳のソウゴに対しては後述のように横柄な態度をとることもある。また、ジオウ(ソウゴ)が初めて変身したり、ライダーアーマーを初めて纏った際には口上を述べ挙げて祝福している[44]。生身でもアナザーライダーの攻撃を受け止め[44]、衝撃波や空中浮遊能力、マフラーを触手のように伸ばす力や、逢魔降臨暦を巨大化させて敵を拘束する力を持つ[ep 14][ep 4][ep 15]。
- 本来正当な歴史のオーマジオウは単独で魔王になったため、現在のソウゴには仲間は不要と考えており、彼がゲイツやツクヨミを仲間にしたいと思っていることには歴史が歪みかねないと危惧している[ep 4]。のちに白ウォズから奪った力で仮面ライダーウォズの変身者になり[ep 15]、クジゴジ堂に入居する[ep 7]。
- 2068年の世界では、ゲイツとツクヨミが所属するレジスタンスの実行部隊の行動隊長を務め、スパイとしてオーマジオウの動向を探っていた。しかし、何らかの理由でオーマジオウ側に寝返った黒ウォズ[44]がレジスタンスに流した偽りの情報によってゲイツたちレジスタンスは壊滅寸前まで追い込まれたため、ゲイツは黒ウォズに対して嫌悪感を露にしており、ツクヨミも「ゲイツと黒ウォズが協力し合えるわけない。ゲイツがウォズを仲間として受け入れるとは到底思えない」と語っている[ep 16]。
- 仮面ライダーオーマジオウとなったソウゴによって歴史が書き換えられた世界では、書き換えられる前の記憶を持ったままであったが、ソウゴたちの元にはおらず、少し離れたところからソウゴたちを見ていた。
- EP02以降のアバンタイトルでは、毎回ストーリーテラーとして前回までの出来事を説明するが、稀に最後にうっかり未来の出来事を口にしてしまうという演出がとられている。
- メインライターの下山健人は、狂言回しとして使い勝手がよく、書きやすいキャラクターであることを述べている[29]。
- 企画当初はジオウとゲイツの王位争奪戦の判定人という設定であった[38]。またオーマジオウに次ぐ中ボス的な立ち位置としても想定されており、中盤で白ウォズを吸収して本性を明かし、ギンガファイナリーとなって立ちはだかるという展開が予定されていた[出典 1]。しかし、ウォズの人気が高まったことから敵対することはウォズの魅力にならないと判断され、ウォズが裏切るという展開は夏の劇場版に転用された[38][47]。
- 逢魔降臨暦の撮影用のプロップは紙面が無地となっており、後に真逢魔降臨暦に改造された[48]。
- もう一人のウォズ(白ウォズ) / 仮面ライダーウォズ
- ウォズと瓜二つの顔をした、白を基調とした服装を纏う謎の人物[44]。ソウゴがジクウドライバーを破壊したことで生じた歴史の転換点によってオーマジオウが消滅した並行世界の未来から来ており[44]、ゲイツのことを「我が救世主」、ソウゴのことを「魔王」と呼ぶ。手にしたノート型PCデバイス・未来のノート[48][注釈 8]で専用の透明なペンで物事を書き込むことで現実に起こす特殊能力を持つが[44][45]、ある程度の制限はある模様[49]。
- 来るべきオーマの日に向けて3つのミライドウォッチを集め、自らが望む未来を築く目的のために他者を利用する非道なことも辞さない[45]。
- EP19のアバンタイトルでは、黒ウォズと同様にストーリーテラーを務める。
仮面ライダーの関係者
常磐 順一郎 ()- ソウゴの大叔父で、時計店・時計堂クジゴジ堂の店主[50]。若い頃の夢は、海外の有名な時計屋で働くことだった[ep 17]。
- 時計以外の古いラジオなどの家電の修理も「うち時計屋なんだけどね」と言いながらも引き受けたり[25][50][注釈 9]、何の面識もない士に食事を振る舞ったり[ep 19]、物事を断れないお人好しな性格[50]。修理の腕前はかなりのもので、EP39・40ではデンライナーの修理を頼まれ、修理に成功している[ep 20][50]。
- 時計から価値を見出だし、ソウゴに「時計の針は止まるし、巻き戻すこともできる。だが、人生は違う」と話す[ep 2][注釈 10]。
- 空室だったクジゴジ堂の2階へゲイツとツクヨミを居候させ、趣味の料理で彼らの分まで食事や弁当も作っている[ep 9][25][50]。
- ツクヨミやゲイツ、ウォズが未来から来た人間であること、およびソウゴとゲイツが仮面ライダーであることなどは知らない様子だが、ソウゴたちに何気なく話した言葉が事件解決につながることもある。
加古川 飛流 ()- スウォルツによって、アナザージオウとなった青年。過去のアナザーライダーの契約者を次々と襲い、その力を手に入れていった。
- その正体は、10年前の2009年4月24日に起こったバス事故で、両親を失いながらもソウゴと共に生き残った少年で、バス事故の発端である白い服の女(ツクヨミ)がソウゴの名前を叫んでいたことから彼を両親の仇として憎んでいるが、実際には未来の王の資格を持つ者を探していたスウォルツの陰謀によって起こったものであり、ソウゴと同じ2000年生まれの子供であったことから起こったものであった[ep 15][ep 7]。
タイムジャッカー
人間に歴代平成仮面ライダーの力を与えてアナザーライダーと呼ばれる仮面ライダーに変える未来人たち[51]。オーマジオウに代わる時の王者の候補を探し、新たな王を擁立することで正当な歴史を改変しようと目論む[ep 8][52]。自身と対象以外の周囲の時間を一時的に静止させる能力を持つ[注釈 11]。瞬間移動や衝撃波を放つ能力を持つ[ep 21][ep 22][51]。
2068年の未来のソウゴとされるオーマジオウとは何らかの関わりがある模様で、現代(2018年)のソウゴのことは「若いジオウ」と呼んでいる[ep 8]。目的は共通であるものの、候補者として選ぶ対象は各々異なっており、また対等な立場にあるものの、メンバー間の関係も良好とは言えない[ep 14]。
EP43にて、ウールとオーラに時間を静止させる能力を与えたのがスウォルツであり、時の王者の候補を擁立することはウールとオーラを煽るための詭弁であり、真の目的は自らが時の王者として君臨することであることが明かされた。
- ウール
- タイムジャッカーの一員で騒動を起こすことを楽しんでいる無邪気な性格の少年[51]。青色を基調とした服装をしている。アナザーライダーとの契約時にはその後に起こる悲劇の直前で時を止め、その悲劇を回避するために強制的に契約させる[ep 2]。また、心の弱みにつけこんで契約を持ちかけることもある[ep 4][ep 23]。
- 仮面ライダーオーマジオウとなったソウゴによって歴史が書き換えられた世界では、光ヶ森高校の生徒として通っている[ep 10]。
- 自分を大きく見せるため、虚勢を張る感じで常にポケットに手を入れており、終盤で手をポケットから出している[53]。
- オーラ
- タイムジャッカーの一員で大人びた雰囲気を持ったクールビューティーの女性[51]。ベールブルーを基調とした服装をしている。アナザーライダーとの契約時には「あなたにちょっとだけ悪い報せと、めちゃくちゃ良い報せがあるの」というセリフで契約を持ちかける[ep 24][52]。プライドが高い冷酷な性格[54]。時間を静止させる際には、右の髪飾りをなびかせ、バリアも操ることが可能。また、右手に赤黒いエネルギーの槍を生成することも可能[51]。
- 仮面ライダーオーマジオウとなったソウゴによって歴史が書き換えられた世界では、光ヶ森高校の生徒として通っている[ep 10]。
- スウォルツ
- タイムジャッカーのリーダー格で、独善的な長身の男[52][51]。紫色を基調とした服装をしている。
- ウールやオーラよりも強大な力を持ち、時間を静止させる能力もほかのタイムジャッカーも影響されるほどで、念動力も操る。なかなか目的を果たせないウールやオーラに高圧的な態度で発破をかける。また目的のためには手段を選ばず、ウールたちとは違い契約者の意見を求めずに半ば強制的に契約する[ep 14][ep 18][52]。のちに士から奪った力でアナザーディケイドとなる。
- ソウゴと飛流が両親を失った過去のバス事故の元凶であり、将来の王になる資格を持つ2000年生まれの子供を探す中で彼らと出会い、彼らを未来へと連れ去っていき、ソウゴに時空を操る力を与え[51]、2009年の時代へと彼らを帰す[ep 15][ep 7][ep 25]。
- 正体は別の並行世界の時間軸に存在する王家であり、時間を操る能力も自らの王家のみに引き継がれていたもので、自らが一族最強の力を持っているのにも関わらず、妹のツクヨミが王位を継承することに不服とし、彼女の記憶を消して別の時間軸であるこの世界に追放した[ep 13][ep 26][39]。
- その真の目的は時空を操る力を与えたソウゴを利用して彼にライダーの力を集めさせて力を1つに統合させ、仮面ライダーが存在しないことで滅びが迫っていた自身の世界以外を全て融合させることで仮面ライダーの存在する世界を消し去ろうとし[出典 2]、魔王に仕立て上げた後でその力を奪い、自身が真の王になろうとすることだった[51]。
- 当初の設定では、ソウゴの息子という案[28]や「未来の熱血体育教師」という設定だったが、後に後者は『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』で生徒指導の先生という設定になった[55][56]。
他作品の登場人物
一部のエピソードでは「NEXTレジェンド」として、本編終了際に次回登場となる他作品の人物が姿を見せることがあるが、以下の登場EPの記載では省略する。
- 『仮面ライダービルド』から登場
-
桐生 戦兎 () / 仮面ライダービルド、万丈 龍我 () / 仮面ライダークローズ- EP01・EP02に登場。西暦2017年の仮面ライダー。ソウゴがやってきた2017年の時空でスマッシュと戦っていた際にソウゴと出会う[ep 2]。
- 改変後の2018年では両者共、ライダーとしての能力と記憶を失い、戦兎は本来の名前である
葛城 巧 ()と名乗っている。ロックバンド・ツナ義ーズのファンになっていたが、2018年の時空でアナザービルドが倒された際に一時的に記憶を取り戻し、ソウゴに自分たちの力が宿ったライドウォッチを渡した[ep 9]。 - そして、再び過去に戻ってきたソウゴやゲイツと共にアナザービルドと交戦するも、改変の影響が進んで変身できなくなり、二人に後を託す。アナザービルドが倒された後、別れ際のソウゴからブランクウォッチを渡されたが[ep 9]、ジオウがビルドの力を奪ったことで歴史改変が発生し、仮面ライダービルドがいない歴史となった。
- 『仮面ライダーエグゼイド』から登場
-
宝生 永夢 () / 仮面ライダーエグゼイド、鏡 飛彩 () / 仮面ライダーブレイブ- EP03・EP04に登場。西暦2016年の仮面ライダー。2018年現在では原典同様に聖都大学附属病院に勤めており、永夢は小児科医、飛彩は外科医として働いている。
- プレイヤーが意識不明になるクリアできないゲームを調べていた永夢はそのゲームについて調べて行方不明となり、無断欠勤状態となっていた。その後、永夢の残したドイツ語で書かれたゲームの攻略法のメモを使ってゲームエリアに入りアナザーエグゼイド=飯田と交戦したジオウとゲイツの前に現れた永夢は一時的に力を取り戻してエグゼイドに変身し[57]、何故かジオウたちに襲いかかる。その目的は飯田の息子・ケイスケが突発性拡張型心筋症で命の危機に瀕しているため、そのドナーを捜していた飯田をケイスケのそばに居させることにあった。だが、ケイスケの病状はすでに進行しており、死を待つしかない状況だった[ep 8]。
- 2016年でアナザーエグゼイドが誕生した影響で2018年の永夢はライダーとしての記憶と能力を失うが、ソウゴにエグゼイドライドウォッチを渡し、エグゼイドの力を託す。ジオウによってアナザーエグゼイドが2016年で倒された後、ソウゴからケイスケを治してほしいと言われ、仮面ライダーエグゼイドがいない歴史になったものの、親子ともに健在な未来に書き換えられた[ep 24]。
檀 黎斗 () / アナザーオーズ- EP09・EP10に登場。本作品では大企業檀ファウンデーションの社長。2010年にウールと契約しアナザーオーズの力を手に入れる。既に、ゲンムの力と記憶を失っている。
- 2018年に日本からの独立を宣言し、
檀黎斗王 ()を僭称するようになり、行く行くは檀黎斗大王 ()になろうとしていた。本作品でも自分本位な性格は変わっておらず、自身の行動を批判した記者をクズヤミーに変えたり、比奈を強引に妃にさせたりしようとする[ep 23]。 - 魔王になるため、悪い王の勉強をしに自身の軍門に降ったソウゴを王室直属の騎士団長にするが[注釈 12]、自身の考え方に嫌悪感を抱かれ反旗を翻される。その後、2010年でジオウと交戦するも敗北し、アナザーライダーの力を失った。その後、ウォズからは「偉大なる魔王が生まれるための偉大なる肥やしとなった」と貶された[ep 27]。
- 『仮面ライダーフォーゼ』から登場
- 仮面ライダー部の面々は卒業生として写真が登場している[ep 14][57]。
如月 弦太朗 () / 仮面ライダーフォーゼ- EP05に登場。西暦2011年の仮面ライダー。
- 2018年では『MOVIE大戦アルティメイタム』の通り、天ノ川学園高校の教師であり、仮面ライダー部の顧問として活動している。なお、歴史改変の影響で仮面ライダー部は都市伝説の仮面ライダーを調べる部となっている[57]。
- 2011年にてアナザーフォーゼの誕生により仮面ライダーフォーゼとしての記憶と能力を失い、2018年現在は連続して失踪した天ノ川学園高校のてんびん座生まれの18歳の女子生徒を探して奔走している。作中では後ろ姿のみの登場でツクヨミとすれ違う描写がある。
大杉 忠太 ()- EP05・EP06に登場。2018年でも弦太朗の先輩教師として天ノ川学園高校に勤務している仮面ライダー部の前顧問。仮面ライダー部の部室に来ていたゲイツのライドウォッチを目にし、弦太朗から預かって保管していたフォーゼライドウォッチをソウゴに渡した[ep 14]。その後、ソウゴたちにカリン以外にてんびん座生まれの18歳の女子生徒がもう一人いたことを話す[ep 28]。
- フォーゼライドウォッチを保管していた箱の中には園田紗理奈の写真も入っている[61]。
- 『仮面ライダー555』から登場
- EP05・EP06に登場。
乾 巧 () / 仮面ライダーファイズ- 西暦2003年の仮面ライダー。原典では命を落としているが、歴史改変の影響で2018年でも生存している[57][54]。流しのクリーニングを生業とし、西洋洗濯舗 菊池のポイントカードに自分の名前を書き足したものを名刺代わりとしている[ep 28]。既に、ファイズの力と記憶を失っている。
- 元の仲間だった雅人が女子高生の山吹カリンを襲っているのを知り、止めるために現れた[ep 28]。ソウゴと共にカリンが既に亡くなっていたことを知ると、アナザーフォーゼとなった佐久間龍一を止めるためにソウゴにファイズライドウォッチを渡す[ep 28][57]。
草加 雅人 ()- 巧の仲間の男性。原典では命を落としているが、歴史改変の影響で2018年でも生存している[57][54]。既に、カイザの力と記憶を失っている。
- 自身と同じ流星塾出身者の孤児であるカリンと佐久間龍一をアナザーフォーゼの呪縛から救うために、カリンに頼まれたことで彼女を殺そうとする[ep 14][ep 28]。
- EP06でアナザーフォーゼに首を掴まれるシーンは、『555』のオマージュであり、草加を演じる村上の提案によるもの[62]。
- 『仮面ライダーウィザード』から登場
-
仁藤 攻介 () / 仮面ライダービースト- EP07・EP08に登場。西暦2012年の仮面ライダー。ウィザードとビーストのライドウォッチを所持している。原典同様、テントを神社に張って野宿をしている[57][63]。本作品では、改変後の2012年で操真晴人が仮面ライダーウィザードの力を奪われ、アナザーウィザードが誕生した影響で、仁藤も既にビーストの力と記憶を失っている。
- ゲイツのことは一貫してツンツンと呼んでいる[注釈 13]。ゲイツとアナザーウィザードの戦闘を傍観していたが、ゲイツが気づくとすぐに逃げ去ってしまった[ep 4]。その後、神社の境内でゲイツに発見され、ライドウォッチを奪おうとするゲイツに対して、記憶がないからその理由が分かるまで渡せないと拒否する[57]。その後、ジオウがアナザーウィザードを倒したことにより一時的に力と記憶が取り戻ると、ゲイツの力を試すため突如変身して襲い掛かる。力を認めるとライドウォッチが昔ゲイツから渡されたものだと語り、ウィザードライドウォッチのみを託し去って行った[ep 5]。
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』から登場
-
火野 映司 () / 仮面ライダーオーズ- EP09・EP10に登場。西暦2010年の仮面ライダー。「たくさんの人と手を繋ぐ」という理想を実現するため国会議員になった。既に、オーズの力と記憶を失っている。
- 黎斗によって拉致され、城の地下室に監禁される。比奈の協力で地下室から脱出するも、黎斗に襲われる。だが、ソウゴに助けられ彼にオーズライドウォッチとタジャドルコンボライドウォッチを渡した[ep 27]。
- アンクは出演していないが、胸には赤い羽根をつけている[66]。
泉 比奈 ()- EP09・EP10に登場。2018年では檀ファウンデーションの服飾部門に所属している。原典では映司の仲間だったが、本作品では歴史が変わったため、赤の他人である[63]ため、彼とは今回の件で初対面となっている[57]。
- 黎斗の暴政を批判するが、彼の怒りを買い城の地下室に監禁される。その後、怪力で扉の錠前を壊して映司と共に一旦脱出。その後、ソウゴに助けられる[ep 27]。
湊 ミハル () / 仮面ライダーアクア- EP44からEP46に登場。西暦2051年の仮面ライダー。映司たちと関わった記憶は残っており、映司からもらった明日のパンツも勇気を奮い立たせるためのものとして所持している。A3型のタイムマジーンに乗って現代に現れる。過去へ介入して過去自体を変えようとする行動はスウォルツと同じであり、オーマジオウのいる未来からやってきた2人がいることでソウゴがオーマジオウになる未来が確定してしまうとツクヨミとゲイツに伝え、2人を未来に呼び戻そうとするが[ep 12]、ツクヨミの力がスウォルツに奪われたことを知り、ツクヨミと協力して力を取り戻そうとするが、アナザーディケイドの攻撃を受けて息絶える[ep 29]。
- 『仮面ライダー鎧武/ガイム』から登場
- EP11・EP12に登場。
葛葉 紘汰 ()(始まりの男) / 仮面ライダー鎧武- 西暦2013年の仮面ライダー。歴史改変を本来の力で抗い、2013年でアナザー鎧武を倒したソウゴの前に始まりの男の姿で現れ、ゲイツの力を信じろという助言を告げる[ep 18][57]。
- 改変後の世界では、
DrupeRs ()で働くフリーターとして登場し、ソウゴに鎧武ライドウォッチとコダマスイカアームズを託した[ep 30]。 - 始まりの男としては、アナザー鎧武がソウゴによって倒されると、自分だけではなく、仲間も信じるのが王であると告げると改変の影響で消滅した[ep 30]。
駆紋 戒斗 ()- チームバロンのリーダーだったが、同チームを追い出され、スウォルツによりアナザー鎧武ウォッチを手に入れたアスラにより2013年にヘルヘイムの森に追放される。2018年の時空で森を彷徨っているときにゲイツと出会い、彼の心の迷いを指摘する[ep 18]。ゲイツに空間のヒビの場所を教える。その後、ヘルヘイムの森に追放されたチームバロンのメンバーと共にクラックから脱出した[ep 30]。既に仮面ライダーバロンの力と記憶を失っている。
- 『仮面ライダーゴースト』から登場
-
天空寺 タケル () / 仮面ライダーゴースト- EP13・EP14に登場。西暦2015年の仮面ライダー。既にゴーストの力と記憶を失っている。
- 原典同様、シブヤやナリタと共に不可思議現象研究所として活動している。
- 3年前からアナザーゴーストによる事件を追う中で、アナザーゴーストの仲間である仮面ライダーを追っていた。ミカの依頼を受け彼女の兄のマキムラを探している途中で、ナリタと共に仮面ライダーであるソウゴを捕まえ、大天空寺に連行するが、ソウゴが誤解を解いたことで和解する[ep 31]。アナザーゴーストの能力でソウゴの魂が分離された後は自身の法力[57]で魂を引き留め[ep 31]、ソウゴと共にタイムマジーンで2015年の時空へと飛び、マキムラが生きている歴史に変える。その影響で、一時的に記憶と能力を取り戻し、ゴーストに変身してマコトと共にウールが使役する眼魔コマンドの軍団を倒す。その後、アナザーゴーストが再び誕生した影響で再び能力を失うものの、ソウゴにゴーストライドウォッチを渡す[ep 19]。
深海 マコト () / 仮面ライダースペクター- EP14に登場。西暦2015年の仮面ライダー。
- 2015年の時空で2018年からやってきたタケルと共に眼魔コマンドの軍団を倒す[ep 19]。
- 『仮面ライダーディケイド』から登場
-
門矢 士 ()/仮面ライダーディケイド(ネオディケイドライバーVer.)- 異世界を渡り歩く仮面ライダー。EP13から登場。タイムジャッカーに接近したウォズにより最大の障害として呼び出された。仮面ライダーとしての記憶・能力は失っておらず、自らを「通りすがりの仮面ライダー」「世界の破壊者」と称しており、ウォズも「全てを破壊し、歴史を変える者」と称している[ep 31]。またソウゴたちとは異なりタイムマジーンを使わずにオーロラカーテンで時空間を移動する能力を持つ[63][ep 19][注釈 14]。
海東 大樹 () /仮面ライダーディエンド(ネオディエンドライバーVer.)- 士と同様に異世界を渡り歩く仮面ライダー。EP29から登場。士同様、仮面ライダーとしての記憶・能力は失っていない。士同様、オーロラカーテンで時空間を移動する能力を持つ[63]。原典同様に怪盗として珍しいお宝を狙っており、「通りすがりの仮面ライダーを追いかける者」と自称している。
- 『仮面ライダー龍騎』から登場
- EP21・EP22に登場。
城戸 真司 ()- OREジャーナルの元記者[63]で、西暦2002年の仮面ライダーだったが、この世界では原典の最終回のエピローグ同様、戦いが無効となった歴史を歩んでいるため、元から仮面ライダー龍騎にならなかった歴史の世界で暮らしている[ep 32][57]。
- もう一人の自分に怯え、自分の部屋の窓を目張りして、練炭自殺を図ろうとするものの、ソウゴたちによって阻止される。その後も、もう一人の自分から逃げるため、病院を抜け出すがアナザーリュウガを倒そうとする白ウォズにその命を狙われる。
- だが、その本心は負の面である裏の自分を受け入れられなかったことによるものであり、アナザーリュウガがOREジャーナルの元購読者たちを襲ったのも無意識のうちに彼らを恨んでいたからだった。だが、ソウゴと対面したことで負の面の裏の自分を受け入れることを決め、前に進む決意をした。その後、大久保と再会する[ep 33]。
- 裏真司 / アナザーリュウガ
- 失われた鏡の世界の城戸真司。原典では仮面ライダーリュウガとして登場したが、本作品ではウールと契約してアナザーリュウガとなる。OREジャーナルの元購読者たちを襲っていたが、ジオウIIに倒される[ep 33]。
大久保 大介 ()- かつて存在したwebニュースサイトOREジャーナルの元編集長。時代の流れによるSNSの発展に伴い、サイトは既に閉鎖されている。現在は釣堀で廃人同然の生活を送っていたが、真司と再会したことで、前に進む決心をした[ep 33]。
- 『仮面ライダー剣』から登場
- EP29・EP30に登場。
剣崎 一真 () / 仮面ライダーブレイド- 西暦2004年の仮面ライダー。本作品ではブレイドとしての記憶・能力を失っておらず、原典の最終回と同様にジョーカーである。自身と始の宿命を避けるために行方を眩ましていた。
- ジオウとの戦闘でジョーカーの力を使った始に呼応して現れ、ブレイドに変身し二度に渡って交戦するが、アナザーブレイドによってブレイドとジョーカーの力を奪われてしまい、人間と同等の存在となる[69][57]。アナザーブレイドが撃破された後は、ソウゴにブレイドライドウォッチとカリスライドウォッチを託した[ep 34]。
相川 始 () / 仮面ライダーカリス- 西暦2004年の仮面ライダー。本作品ではカリスとしての記憶・能力を失っていなかったが、数年前に栗原天音の前から姿を消し、現在は写真家として活動していた。
- アナザーブレイドを倒そうとするジオウの前に現れ、彼に襲い掛かる。その後、ブレイドに変身した剣崎と交戦後、アナザーブレイドにカリスとジョーカーの力を奪われ、人間と同等の存在になった[出典 3][ep 34]。
栗原 天音 () / アナザーブレイド- 喫茶店ハカランダ[注釈 15]で働く女性。失踪した始を捜している。白ウォズによってアナザーブレイドに変貌させられ、始を求めて撮影スタジオを襲っていた[ep 16]。
- ジオウとの戦闘中に始と再会するが、白ウォズの計略によって、ブレイドとカリスとジョーカーの力を吸収し一つにしたことでバトルファイトが終焉し、モノリスが現れる。その後、力を吸収し強化された状態でゲイツとウォズを圧倒するが、ジオウトリニティに敗北。正気を取り戻し、未来に進んでいく決意を固めた[ep 34]。
- 『仮面ライダーアギト』から登場
- EP31・EP32に登場。
津上 翔一 () / 仮面ライダーアギト / G3- 西暦2001年の仮面ライダー。レストランAGITΩのシェフだったが、渡仏し、料理修業するために現地の名店でしばらく働いていた[63]。だが、日本でアナザーアギトがG3ユニットを襲う事件が起きていることを真魚から知り、日本に帰国[ep 11]。
- 本作品ではアギトとしての記憶・能力を失っておらず、アギトに変身し、アナザーアギトを倒そうとするが、それはスウォルツの罠でアナザーアギトの軍勢に包囲されてしまい、ウールによってアギトの力が奪われる。ツクヨミが失った記憶と時を止める能力に苦悩していたことを知り、彼女にかつて自身も記憶を失い、アギトの力を持ったことで苦悩していたが、普通に暮らそうと思ったことで変われたと話し、彼女を再起させる。
- その後はG3を装着しソウゴたちの元に駆けつける。ソウゴたちの活躍でアギトの力を取り戻し、彼らと共にアナザーアギトを撃破する。戦いの後はソウゴにアギトライドウォッチを託した[ep 35]。
- EP31の変身シーンは、『アギト』第2話のオマージュ[70]。
- 『仮面ライダー響鬼』から登場
- EP33・EP34に登場。
- 『仮面ライダーキバ』から登場
- EP35・EP36に登場。
次狼 () / ガルル- キバに仕えるアームズモンスターの一体。かつてのカフェ・マル・ダムールだったカフェ亜露麻の常連。「以前この店では世界一うまいコーヒーが飲めた」というが経営者が変わったことで「今では世界一まずいコーヒーになった」と悲観するが、その後も女性店員目当てで通っている[ep 21]。
- アナザーキバはアームズモンスターたちを使役する力を持っているため、ソウゴたちと敵対することとなるが、アナザーキバの変身者である北島祐子の正体に気付いたことで彼女に見切りをつけ、彼女に介抱されたソウゴの前に現れ、キバライドウォッチを託してその場を去る[ep 22][57]。それ以降はアナザーキバの戦闘には参加していない。
- 『仮面ライダーカブト』から登場
- EP37・EP38に登場。
- 西暦2006年の仮面ライダー。
加賀美 新 () / 仮面ライダーガタック / 仮面ライダーカブト- ガタックの力と記憶は失っておらず、隕石の飛来に伴うワームの暗躍に対してソウゴに協力を依頼し、影山を騙るワームを倒そうとするが、地獄兄弟の陰謀によって拉致されてしまうが、ソウゴとウォズによって助けられる。その後、地獄兄弟との戦いの中でカブトゼクターに選ばれ、仮面ライダーカブトとなり、地獄兄弟を倒し、ソウゴにカブトライドウォッチを託す[ep 37]。かつて隕石が落下して壊滅したはずの渋谷が何事もなかったかのように繁栄していることについて疑問を抱いていたが、劇中では明確な説明はなかった。
矢車 想 () / 仮面ライダーキックホッパー / アナザーカブト- 影山と共に地獄兄弟と呼ばれていた。ライダーの記憶と能力は失っていないが、タイムジャッカーと契約してアナザーカブトとなり、影山と共に加賀美を誘き出し、彼を拉致する。過去にネイティブに変化しかけた影山を倒したことから[57]、ワームが擬態した形で再び現れた影山も彼がワームであると知りながらも守り続け、自らの手で倒すことを望んでいたが、加賀美に倒され、影山もゲイツに倒されて塵となったことから自暴自棄となり、どこかへと去る[ep 37]。
影山 瞬 () / 仮面ライダーパンチホッパー- 本物の影山は原典の出来事を受けて既に死んでいることが明示されており[注釈 16]、本作品に登場するのは宇宙から落下した隕石に乗ってきたワームが擬態した姿である。影山の記憶と姿を持って矢車に近づき、ソウゴを利用して加賀美を誘き出し、彼を拉致する。地球に迫る超巨大隕石[注釈 17]によって自分たち(ワーム)の星に仕立て上げるため、その障壁となるフォーゼライドウォッチとギンガミライドウォッチを奪取するが、ウールによって妨害される。その後、ゲイツと加賀美たちとの戦いでゲイツに倒され、ワームへと戻って塵となる[ep 37]。
- 『仮面ライダー電王』から登場
- EP39・EP40に登場。
桜井 侑斗 () / 仮面ライダーゼロノス- 西暦2007年の仮面ライダー。ゼロノスの力と記憶は失っておらず、契約イマジンのデネブと行動を共にしている。その容姿から桐矢京介に見間違われる。
- 未来でソウゴがオーマジオウとなり、世界を滅ぼすと知ったため、最強の力を手にする前に彼を倒そうとする[ep 38][57]。だが、アナザー電王の事件を解決しようとするソウゴを見て彼を信頼し、モモタロスと共にモールイマジン軍団を倒す。そして、ソウゴに「お前は本当に常磐ソウゴなのか?」という質問を投げ掛けて、その場を去っていった[ep 20]。
- 響鬼編で中村が桐矢京介を演じた際に、『平成ジェネレーションズ FOREVER』で『電王』に触れていることから、響鬼編に既に中村が出演することは決まっており、響鬼編の撮影終わりに「次は『電王編』で」と中村に声をかけたという[72]。
- モモタロス
- ウラタロスやキンタロス、リュウタロスとともにクジゴジ堂を訪れ、ソウゴたちを手伝うため、ゲイツに憑依してソウゴたちと共にアナザー電王と戦い、アナザー電王が行った時代への手掛かりになるとソウゴに電王ライドウォッチを渡すが、侑斗からソウゴが魔王になると聞かされたことで即座に没収する。だが、ウォズから奪われたデンライナーの代わりにタイムマジーンによって過去へと飛ぶことでウォッチを渡すことを提案され、アナザー電王が行った2017年5月11日へと行き、ウォズに憑依して戦う。その後、侑斗の助言によってソウゴにウォッチを返還すると、失われた電王の力の代わりにグランドジオウが召喚した電王に憑依して侑斗と共にモールイマジン軍団を倒す[ep 20]。
- ちなみに、EP39は、同時期に『Over Quartzer』と同時進行で撮影していたため、出番を減らさずに奥野を映画撮影に行かせるため、ソウゴはラストシーンを除いてクジゴジ堂とデンライナーの中にしかいない[59]。
- 『仮面ライダーW』から登場
-
大道 克己 () / 仮面ライダーエターナル- EP45・EP46に登場。西暦2010年の仮面ライダー。傭兵集団NEVERの隊長。ソウゴの友人の小和田のアナザーワールドから出現し、ソウゴを襲う[ep 39]。原典同様、仮面ライダーWに敗れて戦死したが、アナザーワールドでは、Wに勝利した過去になっている。ジオウとの戦いでその強大な力を利用され、ジオウトリニティの能力でゲイツのアナザーワールドへと転送された際に、自らの手でアナザーワールドを破壊したことで消滅する[ep 29]。
- 『仮面ライダードライブ』より登場
-
- チェイス / 魔進チェイサー
- EP47・EP48に登場。ドライブが存在しない世界から現れ[57]、仮面ライダーであるゲイツとウォズを攻撃する。しかし、仮面ライダーがいない世界からやって来たにも関わらず仮面ライダーを攻撃することの矛盾をゲイツに指摘され、さらに、詩島剛の名前を告げられたことで時空の乱れが進み、彼との記憶が頭の中で入り乱れ苦しんだ[ep 40]。怪人に襲われかけたツクヨミを無意識に助けたことに困惑し、本来の歴史では自身も正義の仮面ライダーであったことをウォズに伝えられるも、それを認められずに彼に襲いかかる。ウォズがジオウトリニティへと変身したことで姿を消すと残されたツクヨミを襲うが、やはり攻撃することができなかった。ツクヨミを消そうとしたスウォルツから彼女を守るも、アナザーディケイドの攻撃を受け消滅した[ep 25]。
ゲストライダーの変身者
神蔵 蓮太郎 () / 仮面ライダーシノビ / アナザーシノビ- EP17・EP18に登場。並行世界の西暦2022年で仮面ライダーシノビに変身する青年。2019年の現代では弱者を助けようとするが自分の力の無力さから、ウールと契約しアナザーシノビとなってしまう[ep 41]。
- ウールが黒ウォズに語ったことによると正義感が強いらしく、アナザーシノビになってからもその正義感をタイムジャッカーのスウォルツに利用されるが、3回目に倒された時、ソウゴの説得を受けて強引にアナザーウォッチを再起動させようとするスウォルツに抵抗するが最終的に再起動させられて最後はウォズ フューチャーリングシノビに倒された[ep 42]。
堂安 主水 () / 仮面ライダークイズ- EP19・EP20に登場。並行世界の西暦2040年で仮面ライダークイズに変身する青年。クイズが得意。白ウォズの導きによって2019年の現代に現れた。病に臥せた母や自身を捨てて研究に没頭し、そのまま亡くなった若いころの父親・堂安保に会いに来たが、保はオーラと契約しアナザークイズとなっていた。白ウォズの思惑もありゲイツの妨害を受けるが、白ウォズをまだ信用していないゲイツの協力もあって保の本心を聞いたことでわだかまりが解け、戦いが終わると2040年に帰還する[ep 43]。
- クイズの変身者であった彼が2040年の未来から連れて来られたことによって起こったタイムパラドックスにより、アナザークイズやミライドウォッチを生成してもライダーの能力や記憶が無くなることもなかった[73]。
裏ソウゴ ()[注釈 18] / 仮面ライダージオウ(ミラーワールドバージョン)- EP21・EP22に登場。鏡の中の異世界の鏡像のソウゴ。姿が左右反転したジオウに変身する。自分はソウゴ自身であると語り、ソウゴの心に負の部分があることを指摘するが、ソウゴが光も闇も両方自分自身であると全て受け入れたことで、金色のライドウォッチを託してソウゴと融合した[ep 33]。
- 平成仮面ライダーの力を受け継ぐことから平成2期の明るい空気感だけではなく、平成ライダー初期の少しダークな世界も通過しなければオーマジオウにはなれないため、その暗い部分の象徴としているが、実際にジオウIIに変身した直後のソウゴは、一皮剥けた感じがあるようになってしまい、裏ソウゴと融合しダークな世界を通過したことで、オーマジオウに半歩近づいたという、ジオウの強さにはそういった危うさを持ち合わせているものとして設定された[76]。
真紀那 レント () / 仮面ライダーキカイ- EP23・EP24に登場。並行世界の西暦2121年で仮面ライダーキカイに変身する機械生命体・ヒューマノイズの青年。ソウゴの夢の中に現れた。エネルギー切れを起こすと太陽光発電衛星から照射される太陽エネルギー[77]によって充電される。元々はヒューマノイズと共に人間を狩る使命を帯びていたが、人間保護区でマルコを始めとする子供たちと出会ったことでヒューマノイズの同胞と敵対して彼らを守るようになり、ラジオの情報を頼りに希望の大地を目指している[ep 44]。だが、それは同胞の策略であり、偽の情報を発信されていた上に乗っ取られた衛星から照射されたレーザー光によって暴走するが、ソウゴによって一時シャットダウンされる。その後、マルコに教えていたおまじないである「WILL BE THE BFF(ベスト・フレンド・フォーエバー)」のパスワードを入力されたことで元に戻った。
- しかし、実際にはソウゴが見たのは予知夢ではなく、ソウゴの見た夢がジオウIIの未来を創造する能力によってそのままレント(キカイ)が存在した未来となり、2019年にもアナザーキカイを生み出したことが後に判明する[ep 45]。
- キャスティングは『キカイダー REBOOT』でジロー役を演じた入江甚儀で、レントの衣装も『人造人間キカイダー』のジローを意識したものとなっている[78]。
- 台本上での「機械だ!」という台詞は、現場で「キカイダー!」と聞こえる発音に変更されている[67]。
本作品オリジナルの仮面ライダー
ジオウとゲイツ、ツクヨミは本作品のキーアイテムライドウォッチで変身する。ジオウとゲイツ、ウォズとツクヨミには共通して、複眼や足裏、装備などには文字がデザインされている。
- ライダーアーマーのデザインフォーマットは、一目見ただけでジオウが装着したアーマーであるとわかるようにライダーの特徴を誇張する形でデザインされ、カッコいいアーマーではケレン味がなく、視聴者も見飽きているため、いかにふざけた感じにするようにしている[79]。平成ライダーらしさを出すため、肩に連動アイテムを付けているようになっており、ほとんどが肩パーツと胸パーツの上部、太腿中央のパネル、腕の専用武装を換装している[出典 4]。平成2期のライダーアーマーが先行してデザインされていたが、平成1期では連動アイテムがないため、差をつけるためルールを崩してベルトそのものを肩に配置することとなり、商品化した際のパッケージで載るのが前提のため、分かりやすい特徴を優先する形となった[79]。目の文字の形はジオウとゲイツのどちらかがわかるよう、各ライダーの目の形を踏襲したものとなっている[79]。アーマーは児童層に合わせて比較的近年の平成ライダーが選ばれている[72]。
- ジオウとゲイツはボディは共通のパーツを装着するが、マスクは互換性が無いため、それぞれ前部のアップ・アクション用の2種類が新規造形され、アーマータイム用の後頭部に換装することで対応している[82][83]。
- 装着前のライダーアーマーは、そのライダーの決めポーズを取り、ジオウは正面から、ゲイツは背後から装着するようになっている[84]。
ツール
- ジクウドライバー
- ジオウとゲイツ、ツクヨミ共通の変身ベルト[74]。
- バックルの状態で携行され、腹部に当てると自動でベルトが伸長して装着される。変身時はドライバーの右側にあるD'9スロットに変身用のライドウォッチを装填し、ドライバー上部のライドオンリューザーを押し込むことでドライバーのロックを解除してライドウォッチを承認させた後、「変身!」の掛け声と共にメインユニットのジクウサーキュラーを反時計回りに回転[85]させることで、「ライダータイム!」の音声と共に読み取ったウォッチ各種データが実体化されて装着し、変身が完了する[24]。さらにドライバーの左側にあるD'3スロットにライダーアーマー用のライドウォッチを装填し、ジクウサーキュラーを回転させることで「アーマータイム!」の音声と共にライドウォッチに対応したライダーアーマーを召喚し、身にまとうことが出来る[80]。またライドウォッチのスイッチを押してからドライバー上のスイッチを押して、ジクウサーキュラーを回転させることで「フィニッシュタイム!」の音声と共に必殺技を発動する[注釈 19]。
- 劇中で登場したのは登場順に2068年にゲイツがオーマジオウより盗んだ物(A)、EP01でウォズがソウゴに献上した物(B)、EP16でウォズが新たに用意した物(C)の3本。ソウゴが当初使用していたのはBだが、EP16でベルトを捨てようとしたソウゴの意志でゲイツによって破壊された。その後、紆余曲折を経てソウゴがAを、ゲイツがCを使用することになる。後にEP48でウォズが新たなドライバーをツクヨミに託している。
- モチーフは腕時計で、バックルが文字盤、ベルトがバンドを模している[68]。ライドウォッチがメタルの時計からディテール感を拾っているため、メタルのギアのような雰囲気でまとめており、時計の文字盤が白いものが多いことからジオウの顔も白になったため、パールホワイトのような印象にしている[79]。ただし、成形色の白だと安っぽい印象になってしまうため、クリアな乳白にすることで未来感を出している[79]。当初からゲイツと共用であると想定していたため、ジオウに用いられているマゼンタは入れられておらず、未来っぽい色として緑を差し色にしている[68][79]。ライダーにも文字を入れたデザインをしているため、ベルトの裏側のモールドに「ベルト」と入っている[79]。ベルトを回すギミックはロックを掛けなければいけないが、それをベルト上部のボタンを竜頭の意匠にすることで、目立つようになった[79]。時計を時計にセットすることから、対応するライダーの年号を表示するためにはデジタル時計のセグメント表記が派手で子供心に刺さるのではないかと思い、取り入れられた[79]。
- 変身時のギミックは、歴代のベルトで一部が回転するものはあったがバックル自体が360度回転するものはなかったことから取り入れられた[38][79]。ただし、変身シーンはベルトが回転するのではなく、ベルトを中心に世界が一回転するというものとなった[76]。
- 撮影用プロップはアップ用とアクション用が存在し、前者は回転ギミックが再現可能である[86][85]。ジオウとゲイツ用にアップ用が各1本ずつ制作され、実際にウォッチをピン固定で装填して回転させることが可能[85]。中央のインジケーターは、通常時はブラックアウトしたプレートを装着しており、胴体部を外して表示板を入れ替えることで表示を変化させている[85]。
- 電池や基盤が中に入っているため、回すと線が絡まり切れてしまう可能性があり、本来は出来ないものとなっている[79]。開発段階では、バックルが360度回転させて真正面で固定することには、セットしたライドウォッチがどこかに飛んでいかないことや正確な位置で停止するのかなど苦心した点が多かった[87]。
- ライドウォッチホルダー
- ジオウとゲイツの両腕に装備されたライドウォッチを装填するためのブレスレット型ホルダー。
- ライドウォッチを2個装填できるスロットを持つ他、装填したライドウォッチの冷却機能やデータのバックアップなどでメンテナンスする機能も備えている。
- ゲイツのみは変身前でも左腕に装着している。
- ライドウォッチダイザー
- EP04から登場した六角形の台座型のアイテムで、1段につき7個のライドウォッチをジョイントに装填可能で3段に積み重ねられており、21個のライドウォッチをセットすることが可能[88]。
- いつもはクジゴジ堂に置かれ、ソウゴやゲイツはここにライドウォッチを飾り必要に応じライドウォッチを持ち出し使用している。
ライドガジェット
ファイズフォンX ()- ツクヨミやゲイツ、ソウゴなどが所持するファイズフォンを模した2068年の可変マルチデバイス[出典 5]。
- フォンライドウォッチから携帯電話として使用できるフォンモード、銃として使用できるブラスターモードに変形できる[91][92]。
- フォンモードでは「Calling!」の音声の後、別の時間にいる所有者との通話が可能。
- ブラスターモードでは精密射撃に特化したシングルモード、破壊力を高めたバーストモード、破壊エネルギーを発射するチャージモードの3種類のエネルギー弾丸フォトンバレットを撃つことが可能となっている[91][92]。
- タカウォッチロイド
- EP09で突如現れアナザーオーズを妨害したタカカンドロイドに似たAIを搭載した鳥型サポートメカ[91][92]。
- タカライドウォッチから変形する。超圧縮ガスを燃料とする100度もの火炎を放つファイヤーホーク[注釈 20]、マイナス20度の低温風を放つブリザードホーク、超電磁誘導装置による10万ボルトの大電流を放つサンダーホーク[注釈 21]の3種の攻撃と、飛行による索敵・サーチホーク[注釈 22]や追跡が可能。
- コダマスイカアームズ
- EP12で葛葉紘汰から鎧武ライドウォッチと共に渡されたスイカアームズヨロイモード[95]に似た小型ロボット型サポートメカ[91][92]。
- コダマライドウォッチから変形する。棍のようなアイテムを展開することで同機体との時空間通信を行うことができる。指先にスイカの種のような弾を放つ1.2口径コダマシンガンを内蔵[91][92]、小型ながら強力なパワーも持つ。
- デザインは『鎧武』で印象的だったスイカアームズをコダマスイカにしたもの[79]。
仮面ライダージオウ
常磐ソウゴが変身する仮面ライダー。「全ライダーの力を持つ魔王」と形容される[96]。過去の平成ライダーの力を託されることで、その力を宿したライダーアーマーを身にまとうことが出来るようになるが、ゲイツはこれを「過去のライダーの力を奪い、オーマジオウへの道を歩んでいる」として警戒している。
ジオウライドウォッチを使用して変身する基本形態[24]の変身音声は「仮面ライダージオウ!」[85]。複眼インジケーションアイ[24][85]に「ライダー」の文字がある。
- デザインモチーフは機械式アナログ腕時計である[出典 6]。触覚クロックブレードAは長針バリオンハンドMと短針メソンハンドM、耳コアリューズは竜頭、顔は腕時計のフェイス面カメンダイヤル、ボディ中央のラインミッドバンドライナーMの意匠は横3連のメタルバンドを模しており、腕時計のフェイスを模したマスクから首から腰と背中にバンドの意匠を垂らすことでデザインの連続性を持たせ、首周りのインナーにもそのディテールが設けられている[出典 7]。それ以外の色は、全て黒にするという案もあったが、マゼンタとブルーメタのラインを差し色で入れている[79][85]。胸部は、肩から胸に掛けての円弧のラインが、マスク中心のオウシグナルを中心とした同心円となっており、顔に視線が行くようになっている[79][85]。目の文字が「ライダー」となることは決まっており、額の文字は腕時計の文字盤のメーカーロゴに見立てるため、目の上につけることから「カメン」という文字になった[79]。肩や膝には耳にもある竜頭を配置することで時計のライダーということをさりげなく印象付けている[79]。琺瑯のようなしっとりとした質感の白を塗ったフェイス面、ヘアライン仕上げの額の「カメン」の文字、針の軸のため顔中央に配置したサファイア調のオウシグナル、ステンレス調のメッキ塗装になっている長針と短針、カーブ面に合わせてゆるく曲げられたベゼルなど高級時計に見られる技法を工夫して取り込んでいる[85]。
- アップ・アクション用の2種類のスーツが制作された[85]。アップ用のベーススーツはゴム引きを使用し、薄い上半身部と中心部にウエットスーツ素材をインサートした腰から下の3層構造となっていることで、シルエットを美しく見せている[85]。これとは別途にストレッチのタイツ生地を後面に使用したアクション用、ベーススーツが全身タイツの超アクション用、注型ウレタン成形によるプロテクター類のアクション用が用意されている[85]。
- 変身時は、背中にアナログ時計のエフェクトが出現し、身体に時計のベルトが巻かれて変身する[98]。毎回ベルトを回すタイミングが異なるため、出現するアナログ時計の長針短針の動きを毎回変える必要があった[98]。
- 「ジオウ」は「王子(オウジ)」のアナグラムであり、漢字をあてると「時王」、即ち時の王という意味にとれ[注釈 23]、さらに20作品の「20」にかけている[42][31][注釈 24]。
- 複眼や足裏、装備などにはマゼンタ[注釈 25]のカタカナ文字がデザインされているが、これはデザイナーによるアイデアである[99]。
- 誰が見ても仮面ライダーに見えるスタイリングとなっている[85]。ロボットに乗ることから「パイロット」というキーワードがあり、ライダーアーマーを装着することを考慮して、単体でも強く見えるようにパイロットスーツのようにシルエット的にスッキリまとめて装飾をあまりなくし、主役ライダーとして成立するバランスを狙っていった[79]。変身時に一瞬映りこむ素体形態は、アーマー装着時にストップチェンジで表現されている[80]。
- 監督の田﨑は、「モノマネ芸人が本人登場でビビる」というイメージをジオウのスーツアクターである高岩に伝え、本物ではないため、色々間違っているが、微妙に本物ではない感を出すよう頼んだという[76]。高岩は、「ソウゴはライダーについて間違った解釈をしている」と監督の田﨑から言われたため、決め台詞などは微妙にズレたモノマネをしているという[100]。
- 名乗り時に現す時計の針を模したポーズは、最初の撮影会で高岩がとっさに披露したものが採用となったが、左手でやっているのは、ビルドのポーズとの重複を避けるために行っているもので、左利きというわけではない[100]。
- フォーム
-
- ライダーアーマー
-
- ビルドアーマー
- ジオウライドウォッチとビルドライドウォッチを使用して変身する、ビルド ラビットタンクフォームの力を宿した派生形態[24]。
- 変身音声は「ベストマッチ!ビルド!」[80]。
- 複眼に「ビルド」の文字がある。
- ドリルクラッシャーを模した武器ドリルクラッシャークラッシャーを右腕に装備して高速回転させ渦状の光刃を纏った先端のドリルで突貫攻撃を行う[74][24]。ビルドドライバーのレバーを回す要領で右腕を動かすことで空中に数式が実体化する[注釈 26]。
- エグゼイドアーマー
- ジオウライドウォッチとエグゼイドライドウォッチを使用して変身する、エグゼイド アクションゲーマー レベル2の力を宿した派生形態[24]。
- 変身音声は「レベルアップ!エグゼイド!」[81]。決め台詞は「なんかクリアできる気がする!」[54][81]。
- 複眼に「エグゼイド」の文字がある。
- ガシャコンブレイカーを模したハンマー・ガシャコンブレイカーブレイカーを両腕に装備して打撃による攻撃を行う[74][24]。エグゼイドと同様に、攻撃をヒットさせると文字が出るが、原典が「HIT!」と英字表記なのに対し、こちらは「ヒット!」とカタカナ表記になる。
- フォーゼアーマー
- ジオウライドウォッチとフォーゼライドウォッチを使用して変身する、フォーゼ ベースステイツの力を宿した派生形態[24]。
- 変身音声は「3・2・1!フォーゼ!」[81]。決め台詞は「宇宙行くーッ!」[54]。
- 複眼に「フォーゼ」の文字がある。
- 他のライダーアーマーとは異なり、上から「宇宙キター」のポーズでロケットモードが現れて降ってくる登場パターンとなっている[24][81]。
- 両前腕の射出可能な姿勢制御モジュールおよび副推進器ブースターモジュール[81]で空中を自在に飛行できる他、アーマーを変形させることでロケットモードになり、単独での飛行・大気圏離脱が可能[ep 46][ep 37][74][24]。
- オーズアーマー
- ジオウライドウォッチとオーズライドウォッチを使用して変身する、オーズ タトバコンボの力を宿した派生形態[24]。3大アニマルが出現し、頭部にタカ、上半身にトラ、脚部にバッタを装着する[24]。
- 変身音声は「タカ・トラ・バッタ!オーズ!」。
- 複眼に「オーズ」、胸部に「タカ」「トラ」「バッタ」の文字がある。
- 右手首に装備したトラクローZで攻撃する他[24]、脚部は高い跳躍力を持つ[74]。各アニマルモードは変形前での攻撃も可能[74]。
鎧武アーマー ()- ジオウライドウォッチと鎧武ライドウォッチを使用して変身する、鎧武 オレンジアームズの力を宿した派生形態[24]。頭上に鎧武アーマービッグヘッド[74]を召喚し装着する。
- 変身音声は「ソイヤッ!鎧武!」。名乗り口上は「さぁさぁ!花道で、オンパレードだぁ〜っ!」。
- 複眼に「ガイム」の文字がある。
- 武器は両脚側面にセットされたオレンジの二振りの剣大橙丸Z[74][24]。
- ゴーストアーマー
- ジオウライドウォッチとゴーストライドウォッチを使用して変身する、ゴースト オレ魂の力を宿した派生形態[24]。
- 変身音声は「カイガン!ゴースト!」。
- 複眼に「ゴースト」の文字がある。
- 空中を幽霊のように浮遊し、物体をすり抜ける特殊能力を持つ[54]。
- ディケイドアーマー
- ジオウライドウォッチとディケイドライドウォッチを使用して変身する、ディケイドの力を宿した中間強化形態[24][103]。
- 変身音声は「カメンライド!ワーオ!ディケイド!ディケイド!ディケイドー!」。
- 両肩のプロテクター・コードインディケーターの右肩部分には「ディケイド」の文字、胸から左肩にはバーコードが描かれており、頭部のディメンションフェイスには複眼に「ディケイド」と書かれたジオウの顔が表示されている。
- 全てのライダーのデータをアーカイブしている[103]。ライドヘイセイバーをメイン武器とするほか、ディケイドライドウォッチ左横にスロットがあり、他のライドウォッチをセットすることで「ファイナルフォームタイム!」の音声と共にそのライダーの強化形態の能力・戦闘力を宿した派生形態にフォームチェンジできる[74]。その際にコードインディケーターの右肩にはライダー名、胸から左肩には強化フォーム名、ディメンションフェイスには強化形態の頭部が表示される。
- マスクのデザインは、ディケイドのライダーカードをモチーフとしている[104]。中間強化形態のため、通常のライダーアーマーとは180度異なるデザインコンセプトにし、マスク・ディケイドヘッドギアMはディケイドがカードを使うことを誇張して平面的になり、通常のアーマーの外側部分が変化するものとは異なり、顔のVRのグラフィック・ディメンションフェイスや右肩と胸の文字表示、内側部分の下の素体部分を変化させており、形状は同一のもので固定されている[79]。
- 撮影用スーツは、アップ・アクション兼用の1着が制作され、顔のプレート部のみアップ用とアクション用がある[105]。フェイス前面をクリアのアクリルで覆っているため、本編上ではディスプレイのオンオフのような演出が時折施された[103]。胸部はバーコードを入れるため、広くしている[79]。各フォームチェンジは、グローブやブーツ類、着用するベーススーツはレジェンドと共通、コードインディケーターとディメンションフェイス内のプレートを差し換え換装して、胸のシートをセットして表現している[出典 8]。
- ディケイドアーマー ビルドフォーム
- ジオウライドウォッチとビルドライドウォッチを装填したディケイドライドウォッチを使用した、ビルド ラビットタンクスパークリングフォームの力を宿したフォームチェンジ形態[24]。
- 変身音声は「ビ・ビ・ビ・ビルド!」。
- 頭部ディメンションフェイスがラビットタンクスパークリングとなり、両肩と胸のコードインディケーターに「ビルド スパークリ ング」の文字が浮かぶ。
- 武器はライドヘイセイバーとドリルクラッシャークラッシャーを二刀流として使用する[74]。
- ディケイドアーマー ゴーストフォーム
- ジオウライドウォッチとゴーストライドウォッチを装填したディケイドライドウォッチを使用した、ゴースト グレイトフル魂の力を宿したフォームチェンジ形態[24]。
- 変身音声は「ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!」。決め台詞は「命、燃やしちゃってみるぜ!」[54]。
- 頭部ディメンションフェイスがグレイトフル魂となり、両肩と胸のコードインディケーターに「ゴースト グレイト フル」の文字が浮かぶ。
- ゴーストライドウォッチのスイッチを押すことでパーカーゴーストを召喚できる。
- 顔のプレートはアップ用・アクション用の2種類が制作されている[103]。
- ディケイドアーマー エグゼイドフォームR / エグゼイドフォームL
- ジオウライドウォッチとエグゼイドライドウォッチを装填したディケイドライドウォッチを使用した、ダブルアクションゲーマー レベルXXの力を宿したフォームチェンジ形態[24]。エグゼイドフォームRとエグゼイドフォームLの2人に分裂する。
- 変身音声は「エ・エ・エ・エグゼイド!」。
- 頭部ディメンションフェイスがダブルアクションゲーマーとなり、両肩と胸のコードインディケーターはエグゼイドフォームRが「エグゼイド ダブルアクション XXR」で、エグゼイドフォームLには「エグゼイド ダブルアクション XXL」の文字が浮かぶ。
- 武器はエグゼイドフォームRがライドヘイセイバー、エグゼイドフォームLがジカンギレードを使用する。
- 2体が同一画面に映るカットは、スーツが1着しかないため、合成で処理されている[103]。
- ダブルアーマー
- ジオウライドウォッチとダブルライドウォッチを使用した、W サイクロンジョーカーの力を宿した派生形態[24]。
- 変身音声は「サイクロン!ジョーカー!ダブルー!」。決め台詞は「さぁ、お前の罪を教えて?」[54]。
- 複眼に「ダブル」の文字がある。
- 両肩にAIユニット搭載の自律行動が可能なサポートメカ・メモリドロイド(メモリドロイドサイクロン・メモリドロイドジョーカー)にも変形するガイアメモリ型の特殊装甲・ガイアメモリショルダー(ライトサイクロン・レフトジョーカー)を形成している[24]。他のアーマーと異なり下半身にはアーマーを装着していない[102][106]。
- テレビシリーズに先駆けて『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』に登場。
- 仮面ライダージオウII
- ジオウライドウォッチIIを使用した、ジオウの中間強化形態[24][110]。
- 変身音声は「仮面ライダー!ライダー!ジオウ・ジオウ・ジオウII!」。
- 複眼に「ライダー」の文字がある。
- 全体の能力が2倍になっており、マスク左右の時計の針型のアンテナプレセデンスブレートが回転することでオーマジオウの力である時間を超越する力によって時間を逆行させたり、未来を予知することや創造することもでき、他のライダーアーマーにフォームチェンジしなくてもアナザーライダーを倒すことができる[出典 10]。
- デザインコンセプトは「ジオウのアーマーをまとったジオウ」[46]。デザイン段階では通常形態のジオウの顔が取れてジオウ2になるという案もあった[79]。捻れて長くなった巻き付くバンドやアーマーの差し色のゴールド部分は、オーマジオウに近づいた姿であることを示している[出典 11]。バンドが2本という案は、元々は3号ライダー案の一つとして挙がっていたものであるが、ジオウの強化形態の方が相応しいのではないかとの意見が挙がりこちらに用いられた[111]。マスク・キャリバーAIIに2組の時計の針や、2層構造の顎・クラッシュベゼルII、少し斜めにしたバンドの部品の分割ライン、顔のバンド・バンドライナー・レクイエムを均等に目を打たないことで鋭い印象にしている[79][110]。顔の文字盤や側頭部の竜頭コアリューズIIを二つにしている[79]。差し色のマゼンタのラインを2本にし、凸面にして少し上に出すことでパワーアップを表現している[79]。
- マスク・スーツ共にアップ・アクション用の2種類が制作されている[112][110]。オーマジオウのキーカラーとなっているゴールドを差し色にしている[112][110]。耳や顎、エッジの立った形状のアンテナはメタリックパープルとなっており、ジオウよりも暗いカラーリングにすることで迫力を出している[110]。肩の張り出しを増やしている[110]。
- 変身時は、背中に2つの時計のエフェクトが出現し、変身と同時に1つに合体した時計に変化する[98]。
- 仮面ライダージオウトリニティ
- ジオウライドウォッチとジオウトリニティライドウォッチを使用した、ジオウの強化形態[24]。
- 変身音声は「トリニティタイム!3つの力!仮面ライダージオウ!ゲイツ!ウォズ!トリニティ!トリニティ!」[113]。
- 複眼に「ライダー」[注釈 27]の文字がある。またアーマーのゴールド部分にも「ライダー」の文字が彫金的意匠に彫られているが、左半身側は鏡文字になっている[出典 12]。
- 腕時計のような状態[113]に変形したゲイツは右側頭部から右腕に、同様に腕時計に変形したウォズは左側頭部から左腕に装着され[注釈 28]、ジオウは顔が胸に移動しており、各々が意識を持つため、主導権を持たない場合でも意思の伝達装置として機能する。
- ジオウ、ゲイツ、ウォズの3人の肉体と意識が吸収・融合しており、意識空間クロックオブザラウンド[注釈 29]内で長針の指し示す者が身体の主導権を得て、それぞれの意思に主導権を切り替えることで各専用武器も使用可能だが[74]、3人の意識が合っていなければ高い戦闘スペックが活かされない[113]。
- ジオウIIが既に強力なため、強さをインフレさせるのではない方向でのパワーアップが志向され、「ジオウIII」というコンセプトから3体合体する形態となった[30][110]。『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のパトレンU号が三位一体であったことから、3人の脳内会議のシーンが追加された[67]。また、当初この形態の登場時期は高校を卒業したソウゴが「王様一年生」の道を歩み始めるという展開が予定されており、ゲイツとウォズを家臣に任命するというソウゴの世直し旅にゲイツとウォズが付いていく『水戸黄門漫遊記』構想の想定であった[30][14]。
- マスクのデザインは、頭の文字盤からマスク側面に3本のバンドが出ており、末広がりにすることで王冠のように見えるよう配されているが、顔を覆うベルト・サーベラスアイナーM[113]があることで結果的に仮面ライダーV3を想起させる形状となった[出典 13]。当初は針型の触覚・トリニティクロックブレード[113]はついていなかったが、ジオウに見えないということで「イ」の部分を伸ばしたものとなった[114][110]。
- マスク・スーツ共にアップ・アクション用の2種類が制作されている[112][110]。破損防止を考慮して、軟質樹脂で成形されたアンテナ部となっており、目も塗装処理されている[113]。ジオウIIよりもゴールドの面積比を増やしていることでオーマジオウへの進化前の雰囲気を醸し出している[113][112]。両腕にはゲイツとウォズを想起させるカラーのラインとディテールを走らせている[113]。
- 意識空間でのシーンは、アバンタイトルでウォズの背後に置いてある時計を使用し、上でピアノ線で引っ張っている人と、下で手で動かす人の二人で時計の針を動かしている[115][67]。それぞれのキャラが喋る際にはソウゴは真正面、ゲイツは右、ウォズは左を向いて表現している[107]。
- 仮面ライダーグランドジオウ
- ジオウライドウォッチとグランドジオウライドウォッチを使用した、ジオウの最強形態[24]。
- 変身音声は「グランドタイム!クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイド!響鬼!カブト!電王!キバ!ディケイド!ダブル!オーズ!フォーゼ!ウィザード!鎧武!ドライブ!ゴースト!エグゼイド!ビルド!祝え!仮面ライダーグランドジオウ!」。
- 複眼に「ライダー」の文字がある。
- 変身時にジオウを含めた平成ライダー20人がソウゴを中心として横一列に並び立ち、それがライダーレリーフとして具現化して全身[注釈 30]に装着される。全身のライダーレリーフに触れることで各平成ライダーの記録・ライダーズレコードが起動し[116]、各平成ライダーを召喚・使役するほか、各ライダーの専用武器を召喚・使用することが可能[24]。また、額のジオウのレリーフによってジオウII同様、時間を操ることが可能[24]で召喚したライダーの時間を額のジオウで制御して[116]止めることで時間差攻撃を放つことが可能[74]。
- デザインモチーフは鳩時計と時計台や時計塔[出典 14]。建造物っぽさを出すため、ヨーロッパなどの古い建物を参考にデザインされ[79]、胸部中心に時計バンドを通すことで腕時計の要素を入れ、バンドの意匠を体の側面にも配することでレンガや石畳を積み上げたようにも見えるよう意図されている[114]。脇と腕にもメタルバンドを通すことで5本のバンドとなっている[79][116]。金のメッキ調の縁取りをした文字やガンメタで縁取った時計の針を角に見立てて派手にデコレートしている[79][116]。顔の縁はインデックスを増やして時計の文字盤の目盛りを模すことで髭のような意匠にしている[116][114]。レジェンドライダーの要素はマークやマスク、文字などの案もあったが、一番ぶっ飛んだコンセプトとして半身のレリーフが選ばれたが[114]、ジオウは完全な立体となっている[79]。当初は全身像とする案もあった[114]。右半身は、反時計回りに平成1期ライダーが右肩から腕に下がり、右足のつま先から右胸に折り返して胸部中央のディケイドを挟み、左半身は平成2期ライダーが右半身とは逆の順序で時計回りにライダーが並ぶ配置となっている[79][116]。
- 変身音は、史上最大に派手にするため、平成ライダー全員の名前を全て言うものとなり、約1分30秒の長いものとなった[79]。変身時に登場する19人のライダーは、合成ではなく撮影時に実際に並び立っている[107]。
- テレビシリーズ以外の作品に登場する仮面ライダージオウ
-
- このほか、クウガとファイズ以外の平成1期のライダーアーマー[注釈 31]も設定されており、データカードダス『仮面ライダーバトル ガンバライジング』に登場するほか、食玩『装動 仮面ライダージオウ』で立体化された[109][117]。
- ディケイドアーマー 龍騎フォーム
- 『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』に登場。
- ジオウライドウォッチと龍騎ライドウォッチを装填したディケイドライドウォッチを使用した、龍騎サバイブの力を宿したディケイドアーマーのフォームチェンジ形態[24]。
- 変身音声は「リュ・リュ・リュ・リュウキ!」。
- 頭部ディメンションフェイスが龍騎サバイブとなり、両肩と胸のコードインディケーターに「リュウキ サバイ ブ」の文字が浮かぶ。
- 武器はライドヘイセイバーとドラグブレードを二刀流として使用する[74]。
- オーマフォーム
- 劇場版に登場。
- オーマジオウライドウォッチを使用した、オーマジオウの力を宿した形態。
- 詳細は劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer#仮面ライダージオウ オーマフォームを参照。
- ウォズアーマー
- ファイナルステージに登場[24]。
- ジオウライドウォッチとウォズライドウォッチを使用した、ウォズの力を宿した派生形態[24]。
- ウォズの魔王への思いや祝福が力の源となっている[24]。
- ディケイドアーマー セイバーフォーム
- 『RIDER TIME 仮面ライダージオウ VS ディケイド / 7人のジオウ!』に登場[119][120]。
- ソウゴAがジオウライドウォッチとセイバーライドウォッチを装填したディケイドライドウォッチを使用して変身した、セイバーブレイブドラゴンの力を宿したディケイドアーマーのフォームチェンジ形態[120]。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 ジャンプ力
(ひと跳び)走力
(100 m)その他の数値 初登場 仮面ライダージオウ 200.0 cm 92.0 kg 8.2 t 19.0 t 30.2 m 5.0秒 - 劇場版ビルド
- 第1話
ビルドアーマー[注釈 32] 108.0 kg 10.1 t 23.5 t 37.5 m 4.0秒 - 劇場版ビルド
- 第2話
エグゼイドアーマー[注釈 32] 204.8 cm 110.6 kg 10.8 t 24.4 t 43.1 m 4.2秒 第4話 フォ-ゼアーマー 202.7 cm 142.2 kg 20.2 t 19.8 t 26.6 m 6.3秒 飛行速度:49,000 km/h 第5話 オーズアーマー 202.0 cm 116.0 kg 13.1 t 26.1 t 92.4 m 4.7秒 第10話 鎧武アーマー 207.0 cm 128.5 kg 10.6 t 25.1 t 24.2 m 5.4秒 第11話 ゴーストアーマー[注釈 32] 202.2 cm 108.0 kg 11.3 t 24.7 t 39.5 m 4.4秒 第13話 ディケイドアーマー 200.0 cm 115.1 kg 18.7 t 43.3 t 49.1 m 3.2秒 第14話 ディケイドアーマー
ビルドフォーム108.8 kg - 18.7 t(右腕)
- 22.2 t(左腕)
- 51.5 t(右脚)
- 43.3 t(左脚)
73.7 m 3.0秒 第14話 ディケイドアーマー
ゴーストフォーム114.7 kg 21.6 t 46.4 t 55.3 m 3.1秒 第14話 ディケイドアーマー
エグゼイドフォームR111.0 kg 20.2 t 50.2 t 66.0 m 2.8秒 第16話 ディケイドアーマー
エグゼイドフォームLディケイドアーマー
オーズフォーム104.2 kg 19.6 t 45.1 t 61.5 m 3.0秒 第19話 ディケイドアーマー
龍騎フォーム106.4 kg 23.5 t 48.3 t 52.7 m 3.5秒 RIDER TIME 龍騎 ダブルアーマー 102.5 kg 14.9 t 22.5 t 34.8 m 4.0秒 - 平成ジェネレーションズ FOREVER
- 第20話
仮面ライダージオウII 202.2 cm 96.4 kg 25.2 t 58.3 t 66.1 m 2.4秒 第22話 仮面ライダージオウトリニティ 203.6 cm 116.4 kg 37.4 t 86.8 t 98.5 m 1.6秒 第30話 クウガアーマー 202.8 cm 106.2 kg 15.6 t 23.5 t 39.2 m 3.9秒 - 平成ジェネレーションズ FOREVER
- 第33話
仮面ライダーグランドジオウ 208.5 cm 120.0 kg 55.8 t 129.2 t 146.6 m 0.4秒 第39話
- ツール・武器
-
- ジカンギレード
- ジオウが使用する可変武器[74][24]。ケンモードとジュウモードの2形態に変形する[74][24]。スロットライドウォッチスロット[85]にライドウォッチを装填し、グリップ部のブレークトリガーを引くことで必殺技が発動する[24]。
- ライドヘイセイバー
- ディケイドアーマーやグランドジオウ時のメイン武器。鍔部分の長針型のハンドセレクターを回すことで19人の平成ライダーの技を選択して使うことができ、針を3周させることで必殺技を放つ[24]。
- サイキョーギレード
- ジオウIIやジオウトリニティ、グランドジオウが使用する、ジオウの頭部を模した剣[24]。「ライダー」の文字型のエネルギーから現れる[24]。柄のフェイス部分ギレードキャリバーの側面のスイッチを操作して顔の文字が「ライダー」の時はライダー斬り、「ジオウサイキョウー」に変化した時は覇王斬りを放つ[24]。
- デザイン段階では、ジオウIIへの変身時にジオウの顔が外れて剣になると想定されていた[111]。目の文字は、本来は「サイキョウ」だが、「イ」が額に付いていることから最後が音引きで終わり、二つ目に「イ」が付く言葉として「サイキョー」となるようになった[79]。最終武器に相応しい高級感として針やブレードの部分にラメを入れたクリア素材となっている[79]。
- アップ用プロップは、刀身展開ギミックを仕込んでいる[112][110]。
- サイキョージカンギレード
- キレードキャリバーをジカンギレードケンモードのライドウォッチスロットにセットしたものを、サイキョーギレードのエッジ上面に合体させた大剣形態。グランドジオウも使用する。
- 双方のアップ用プロップを合体させている[110]。
- ディケイドライドウォッチ
- 士からゲイツに渡り、その後ソウゴに手渡された、ディケイドの力を秘めたウォッチデバイス。他のライドウォッチを装填できるF.F.T.スロットがあり、フォームチェンジが可能になっている。
- このライドウォッチを託して以降も士はディケイドへの変身能力や記憶を失わなかったが、これはライダーの力が奪われることを危惧した士がディケイドの力の半分をライドウォッチに残していたことが後に判明した[ep 40][57]。
- 最初に登場する強化形態のため、普通のものではなく、別のウォッチをつけることとなった[79]。
- ジオウライドウォッチII
- 表と裏、過去と未来の2つの世界を統べるウォッチデバイス。
- 元々は黒ウォズが持ち順一郎に修理させた銀色のライドウォッチであり、本来はオーマの日に使われ、オーマジオウとなるものであったものだが、単体では起動しなかった。その後、裏ソウゴとの対峙を経て渡された金色のライドウォッチの2つが融合する形で誕生した[88]。
- 天面の起動スイッチ・ライドオンスターターIIを押した後、スプリットリュ―ザーを回してピクトウィンドウをスライドさせ、D'9サイド(右側)とD'3サイド(左側)の2つに分離しジクウドライバーの左右のスロットに装填することでジオウIIに変身する[88]。
- ジオウトリニティライドウォッチ
- ジオウライドウォッチIIとゲイツリバイブライドウォッチ、白ウォズの力が共鳴して融合することによって誕生したウォッチデバイス[113]。
- 天面の起動スイッチ・トリニティスターターを押下した後、ジクウドライバーの右のスロットに装填し、ユナイトリュ―ザーを回してカバー・レイヤードロックベゼルを3段階に展開し、ドライバーを回すことでジオウトリニティに変身する。
- グランドジオウライドウォッチ
- 20個全ての平成ライダーのライドウォッチが揃うことによって誕生したウォッチデバイス。
- 天面の起動スイッチ・グランドスターターを押し、グローリースモールを両翼に展開させた後、ジクウドライバーの右のスロットに装填し、ドライバーを回すことでグランドジオウに変身する。
- 必殺技
-
- タイムブレーク
- 敵の周囲に12個[98]の「キック」の文字を展開した後、右足の足裏に文字を集束させて飛び蹴りを叩き込む[24]。またはジカンギレード ケンモードにエネルギーを纏わせて敵を切り裂く。
- 足の「キック」の文字は顔の「ライダー」と合わせて「ライダーキック」と読めるように共に光っている[85]。
- ボルテックタイムブレーク
- ビルドアーマー時に使用。1次関数の直線グラフ型の標的固定装置を出現させて敵を拘束し、滑走しながらドリルクラッシャークラッシャーで貫く[74][24]。曲線グラフで敵を拘束する場合もある[24]。
- クリティカルタイムブレーク
- エグゼイドアーマー時に使用。実体化した「クリティカルタイムブレイク」の文字で直接攻撃し、最後に文字をガシャコンブレイカーブレイカーに収束させて連続で叩き、敵を大質量で圧し潰す[74][24]。
- リミットタイムブレーク
- フォーゼアーマー時に使用。ロケットモードに変形し体当たりをして大気圏まで上昇し、宇宙ロケットキリモミキックを放つ[74][24]。ロケットモードに変形しロケットキリモミキックを放つことも可能[24]。
- スキャニングタイムブレーク
- オーズアーマー時に使用。空中に飛び3種のオーメダル型のエネルギーを発生させてタトバキックを放つ[74]。
- スカッシュタイムブレーク
- 鎧武アーマー時に使用。2振りの大橙丸Zで斬りつける。倒される時にオレンジが切れるエフェクトが現れる。または、「細切れにしてやるぜー!」の掛け声とともに相手を輪切りにする[74][24]。
- オメガタイムブレーク
- ゴーストアーマー時に使用。パーカーゴーストを収束させてそのエネルギーを右足に纏わせ、パンチを繰り出す技[74]だが、不発に終わっている[24][83]。
- マキシマムタイムブレーク
- ダブルアーマー時に使用。風を纏って上昇し、ジオウが足を開きVの字になり、メモリドロイドサイクロンとメモリドロイドジョーカーが両足に再合体してWの字を形成しキックを放つ[24]。
- マイティタイムブレーク[24]
- 劇中未使用。
- デュアルタイムブレーク
- ディケイドアーマー時のライドヘイセイバー必殺技。ハンドセレクターの長針を回してライダーズクレストを選択してからトリガーを引いて放つ。
- スクランブルタイムブレーク
- ディケイドアーマー時のライドヘイセイバー必殺技。ライドウォッチベースにライドウォッチを装填しハンドセレクターの長針を回してトリガーを引いて放つ。
- 平成ライダーズアルティメットタイムブレーク
- ディケイドアーマー時のライドヘイセイバー超必殺技。ディケイドライドウォッチを装填しハンドセレクターの長針を3周回してトリガーを引いて放つ[24]。
- 必殺技音声は「フィニッシュタイム!ヘイ、カメーンライダーズ!(ヘイ!セイ!ヘヘヘイ!セイ!……!)ディ・ディ・ディ・ディケイド!平成ライダーズ!アルティメットタイムブレーク!」。
- 「ヘイセイ」の文字とライダーズクレストが描かれたカード型エネルギーを出現させ、左右連続で敵を袈裟懸けに斬り、最後に縦に斬り裂く。
- またはカード型エネルギーを潜り抜けながら突進し、刀身にエネルギーを収束して敵を両断する[注釈 34]。
- 「ヘイセイ」と書かれた20人分のカードがデザインされているが、龍騎のものだけ反転した文字となっている[98]。
- ファイナルアタックタイムブレーク
- ディケイドアーマー フォームチェンジ時にディケイドライドウォッチの天面の起動スイッチを押して発動する。発動すると「○・○・○・○○(ディケイドライドウォッチに装填したライドウォッチ)!ファイナルアタックタイムブレーク!」の音声が流れる。
- ビルドフォーム
- スパークリングフィニッシュのようにワームホールと泡を発生させながら跳び蹴りを放つ[24]。
- 龍騎フォーム
- 左右逆になったドラゴンライダーキック発動時の構えを取った後、炎を纏った跳び蹴りを放つ。
- トゥワイスタイムブレーク[74][24]
- ジオウII時の必殺技。右側のD'9サイドの天面の起動スイッチを押すと「ライダーフィニッシュタイム!」の音声が流れた後、発動する。
- 左腕に全身のエネルギーを集めパンチを放つ。またはメイン武器で発動する技を強化するか、敵の周囲に「キック」の文字型のエネルギーを展開した後、右足の足裏に文字を集束させて飛び蹴りを叩き込む[24][74]。
- ソロタイムブレーク
- ジオウトリニティ時のジオウの力の必殺技[24]。ジオウトリニティライドウォッチの天面の起動スイッチを1回押すことで発動する[113]。劇中未使用。
- デュオタイムブレークバースト
- ジオウトリニティ時のジオウとゲイツの力の必殺技[24]。ジオウトリニティライドウォッチの天面の起動スイッチを2回押すことで発動する[113]。劇中未使用。
- トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョン[74]
- ジオウトリニティ時のジオウ、ゲイツ、ウォズの力の必殺技[24]。ジオウトリニティライドウォッチの天面の起動スイッチを3回押すことで発動する。敵の周囲に各ライダーの「キック(きっく)」の文字を展開した後、ジオウ・ゲイツ・ウォズの3人のライダーの力が合わさった跳び蹴りを叩き込む。またはサイキョージカンギレードの刀身から伸びる光に「ジオウサイキョウー」の文字が浮かび、光の剣を出現させて敵に当てる。
- オールトゥエンティタイムブレーク
- グランドジオウ時の必殺技。グランドジオウライドウォッチの天面の起動スイッチを押すことで発動する。各ライダーやその専用武器を召喚して必殺技をけしかける。または全平成ライダーの紋章を収束させたキックを放つ[74][24]。
- ギリギリスラッシュ
- ジカンギレード ケンモードにライドウォッチを装着し、「フィニッシュタイム!」の音声が流れ「○○(装填したライドウォッチ)!ギリギリスラッシュ!」の音声と共に発動する[ep 2][24]。
- ギリギリ斬り
- ジカンギレード ケンモード通常必殺技[24]。
- スレスレシューティング
- ジカンギレード ジュウモードにライドウォッチを装着し、「フィニッシュタイム!」の音声が流れ「○○(装填したライドウォッチ)!スレスレシューティング!」の音声と共に発動する。
- スレスレ撃ち
- ジカンギレード ジュウモード通常必殺技。「ジュウ」の文字型のエネルギー弾を連射する[24]。
- ライダーロケットパンチ[121][24]
- フォーゼアーマー時に使用。一回転をした後にブースターモジュールを発射する[24]。
- 秘技ミカン斬り
- 鎧武アーマー時に使用。大橙丸Zの二刀による回転斬り[24]。
- ライダー斬り[24]
- サイキョーギレードの通常攻撃。横一線に斬る。
- 覇王斬り[24]
- サイキョーギレードの必殺技。ギレードキャリバーの顔の文字を「ジオウサイキョウー」に変え斬る。
- キングギリギリスラッシュ[24]
- サイキョージカンギレードの必殺技。刀身から伸びる光に「ジオウサイキョウー」の文字が浮かび、光の剣を出現させて唐竹割りの要領で相手を両断する。
- エネルギーの軌跡や巨大な時計を剣のエフェクトに足すことで必殺感を演出している[98]。
仮面ライダージオウ(ミラーワールドバージョン)
仮面ライダージオウ(ミラーワールドバージョン) | |
---|---|
身長 | 200.0 cm |
体重 | 92.0 kg |
パンチ力 | 8.2 t |
キック力 | 19.0 t |
ジャンプ力 | ひと跳び30.2 m |
走力 | 100 m5.0秒 |
EP21・22に登場。裏ソウゴがジクウドライバー(ミラーワールドバージョン)とジオウライドウォッチ(ミラーワールドバージョン)で変身する鏡の中の異世界のジオウ。ジオウと瓜二つの姿をしているが、顔の文字やドライバーが反転している[74]。
- 必殺技
-
- タイムブレーク(ミラー)
- 技自体はジオウの物と共通だがキックの文字などが反転している。
仮面ライダーオーマジオウ(2019常磐ソウゴ)
仮面ライダーオーマジオウ(2019常磐ソウゴ) | |
---|---|
身長 | 200.0 cm |
体重 | 144.0 kg |
パンチ力 | 108.3 t |
キック力 | 324.9 t |
ジャンプ力 | ひと跳び240.6 m |
走力 | 100 m0.1秒 |
LASTに登場。2019年のソウゴがオーマジオウドライバーで変身した姿[74]。
変身音声は「祝福の
オーマジオウ同様、全ての平成仮面ライダーの能力・戦闘力が集約された形態で、その強大な力によってアナザーディケイドが召喚した怪人やライダーたちを一蹴した[74][24]。
- 変身時は、背中に禍々しさを出した時計のエフェクトが出現し、ジオウIIと同じ捻れたバンドが変身と同時に何重にも中心に渦巻くように変化している[98]。
- ツール
- 必殺技
-
- 逢魔時王必殺撃[24]
- オーマジオウ時の必殺技。発動すると「終焉の刻!逢魔時王必殺撃!」の音声が流れる。タイムブレーク同様、敵の周囲に「キック」の文字を展開した後、飛び蹴りを叩き込む。
仮面ライダーゲイツ
明光院ゲイツが変身する仮面ライダー。複眼や足裏、装備など内は各形態に共通して黄色いひらがな文字がデザインされている。
ゲイツライドウォッチを使用して変身する基本形態の変身音声は「仮面ライダーゲイツ!」[123]。複眼に「らいだー」の文字がある。
- 「ゲイツ」は英語で門を指し、古代文明では王を「帝」「御門」と呼ぶことがある[注釈 36][出典 15]。ただし英語そのままの「GATES」では玩具のセグの4文字表記に収まらないため、英字表記は造語的に「GEIZ」となった[124][123]。
- 未来から来た主人公のライバルのため、ジオウのアナログウォッチに対してデジタルウォッチ、カタカナに対してひらがなの流れとなった[79]。針(触覚)が無いため、複眼インジケーションバタフライの面積比を変え、マスクキャリバーDから敢えて飛び出させることで文字自体が触覚に見えるように表現されている[123]。
- デザインモチーフはミリタリー系デジタル腕時計である[出典 16]。ボディ中央部ミッドバンドライナーRのディテールは、ラバーベルトを模している[125][123]。ボディ部分のデザインはジオウと共通である[125][123]。肩アーマーのデザインを変え、上半身に形状の変更を集中させている[79][123]。ジオウ同様黒ベースで差し色を変える案もあったが、ベース色自体を赤に変え、差し色の黄色もジオウのマゼンタとの差別化で細部は黒で締めて限定的にバストアップと指に黄色を入れることとなった[79]。クロノグラフ調の意匠の額やネジやパイプ、カーボン調シートをブラックアウトした部分に貼り付けしていることでベビーデューティ感溢れるディテールとなっている[123]。
- 変身時は、背中にデジタル時計のエフェクトが出現し、身体にジオウとは色違いの時計のベルトが巻かれて変身する[98]。変身の際、ゲイツの腕を振り上げる動きが速すぎるため、置いた時計によって腕が消えてしまうという問題もあった[98]。
- フォーム
-
- ライダーアーマー
-
- ゴーストアーマー
- ゲイツライドウォッチとゴーストライドウォッチを使用して変身する、ゴースト オレ魂の力を宿した派生形態。カラーリングは赤・黒・オレンジ。
- 変身音声は「カイガン!ゴースト!」[83]。
- 複眼に「ごーすと」の文字がある。
- 両肩のゴースト眼魂型装甲眼魂ショルダーからパーカーゴースト(オレ、ムサシ、ニュートン、エジソンの4体)を召喚するほか、空中を自在に浮遊できる[34]。ゴーストの必殺技展開時同様、印を結ぶと周囲の炎を吸収している[83]。
- ドライブアーマー
- ゲイツライドウォッチとドライブライドウォッチを使用して変身する、ドライブ タイプスピードの力を宿した派生形態。カラーリングは赤・白・黒。
- 変身音声は「ドライブ!ドライブ!」[126]。
- 複眼に「どらいぶ」の文字がある。
- 加速フィールドを両肩の大型デバイス・スピードタイヤショルダーから発することで一時的な高速移動[54][126]のほか、両腕のシフトブレスからシフトスピードを模した遠隔操作が可能なサポートメカシフトスピードスピードを射出できる[34][126]。
- ビルドアーマー
- ゲイツライドウォッチとビルドライドウォッチを使用して変身する、ビルド ラビットタンクフォームの力を宿した派生形態。カラーリングは赤・青・黒。
- 変身音声は「ベストマッチ!ビルド!」。
- 複眼に「びるど」の文字がある。
- ジオウ同様にドリルクラッシャークラッシャーを右手に装備して突貫攻撃を行う[34]。
- ファイズアーマー
- ゲイツライドウォッチとファイズライドウォッチを使用して変身する、ファイズの力を宿した派生形態。カラーリングはクリアレッド・銀・黒。肩アーマーはファイズフォンを模した[127]フォンギアショルダーとなっている。
- 変身音声は「コンプリート!ファイズ!」[93]。
- 複眼に「ふぁいず」の文字がある。
- 武器はファイズフォンXで、「555 ENTER」のコードを入力することでポインター555やショット555などの拡張デバイス・ギア555を出現させる[128][34]。
- ウィザードアーマー
- ゲイツライドウォッチとウィザードライドウォッチを使用して変身する、ウィザード フレイムスタイルの力を宿した派生形態。カラーリングは赤・銀・黒。
- 変身音声は「プリーズ!ウィザード!」。
- 複眼に「うぃざーど」の文字がある。
- 魔動力を動力源とし、魔法陣が変形した魔動力増幅器エングレイブドカタリスターによって、魔動力を増幅・収束させて効果を最大化させる[128]。
- ゲンムアーマー
- ゲイツライドウォッチとゲンムライドウォッチを使用して変身する、ゲンム アクションゲーマー レベル2の力を宿した派生形態。カラーリングは赤・黒・紫。
- 変身音声は「レベルアップ!ゲンム!」。
- 複眼に「げんむ」の文字がある。
- 作中にて唯一登場した、サブライダーのライダーアーマーである[130]。
- エグゼイドアーマーに近似した姿であるが、色はゲンムに準拠しており、また両腕の武装がオミットされている。トリックフライホイールに似たエネルギーを飛ばしての攻撃も可能。
- スーツもエグゼイドアーマーの色変えで、腕のハンマーの部分をオミットし、肩のガシャットは玩具版のプロトマイティアクションXガシャットが、他のガシャットとは異なり取っ手のガード部分が黒ではなく紫だったため、遊び心でそのまま拾っている[79]。
- 仮面ライダーゲイツリバイブ剛烈 / 疾風
- ゲイツライドウォッチとゲイツリバイブライドウォッチを使用して変身する仮面ライダーゲイツの強化形態。ゲイツリバイブライドウォッチを180度回転させることで剛烈と疾風の各形態にフォームチェンジする。
- 複眼に「らいだー」の文字がある。
- ジオウII同様、他のライダーアーマーにフォームチェンジしなくてもアナザーライダーを倒すことができる。
- デザインモチーフは砂時計[111]。ジオウIIよりも強くするため、初代仮面ライダーが技の1号・力の2号であるように、逆の力を各形態に変化することで使えるようにしている[79]。顔と胸部にデジタルのように処理した砂時計を配置している[79]。カーボン調のテクスチャーやギアのような意匠の胸部にすることで、最新かつ軽量で強い印象にしている[79]。胸部から下はシンプルな色味に抑えることで胸部にギミックに注目が集まるようにしている[79]。
- マスク・スーツ共にアップ・アクション用の2種類が制作されている[112][132]。マスクは中央の砂時計状のパーツのシートの換装によってフォームチェンジを表現している[112][132]。通常形態同様、カーボン調シートを多く貼り込んでいることでよりベビーデューティ感を強調している[132]。薄手のビニルレザー生地を使用したメタリック塗装の光沢のある表層の前面、背中側がストレッチ素材のタイツ生地のベーススーツを使用している[132]。
- 変身時は、ジオウIIとは異なる正統な強化版と考え、上に装甲が付け足されたデジタル時計の上に砂時計を配置したものが出現し、開き方で各形態の差をつけている[98]。
- 演じた押田は初変身の際、歴代2号ライダーのオマージュとして地獄兄弟(矢車想 / 仮面ライダーキックホッパー・影山瞬 / 仮面ライダーパンチホッパー)をイメージしている[133]。
- 仮面ライダーゲイツリバイブ
剛烈 () - ゲイツリバイブライドウォッチを剛烈モードにして変身するパワー形態。カラーリングはオレンジ・黒。
- 変身音声は「パワードタイム!リ・バ・イ・ブ!剛烈!剛烈!」。
- 変身時にジカンジャックローはのこモードに変形。リバイブアーマー剛烈による鉄壁の防御力を持ち、攻防共に優れている。胸部のレッドクリスタライナーで分子レベルでエネルギーを圧縮し、超パワーエナジーを生成する[34]。
- 仮面ライダーゲイツリバイブ
疾風 () - ゲイツリバイブライドウォッチを疾風モードにして変身するスピード形態。カラーリングは青・黒。
- 変身音声は「スピードタイム!リバイ・リバイ・リバイ!リバイ・リバイ・リバイ!リバイブ疾風!疾風!」。
- 変身時にジカンジャックローはつめモードに変形。リバイブアーマー疾風から推進器リバイブストリーマーが瞬時に展開し、ジオウIIの予知能力をも上回る速さで高速移動し[54]、空中での方向転換も容易に行う。胸部のブルークリスタライナーでエネルギーを延伸し、超スピードエナジーを生成する[34]。
- テレビシリーズ以外の作品に登場する仮面ライダーゲイツ
-
- ビビルアーマー
- ビビルライドウォッチで変身した最恐フォーム[134][34]。
- 変身音声は「ビビルタイム!ビビルー!ビ・ビ・ル!」。
- 複眼に「びびる」の文字がある。
- ゴーストアーマーが真っ青になったカラーリングだが、両肩の装甲がユルセンのような形状に変わっており[134]、ビビりの力(恐怖心)を攻撃力に変える能力のため、ゲイツの強い恐怖心に対して恐るべき攻撃力を生むため、意外と強い[54][34]。
- スーツはディエンドのベーススーツとゴーストアーマーのプロテクターをベースに改造された[130]。
- 仮面ライダーゲイツマジェスティ
- 『NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』に登場。
- ゲイツライドウォッチとゲイツマジェスティライドウォッチを使用した、仮面ライダーゲイツの最強形態。
- 詳細は仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ#仮面ライダーゲイツマジェスティを参照。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 ジャンプ力
(ひと跳び)走力
(100 m)初登場 仮面ライダーゲイツ 194.5 cm 92.0 kg 8.5 t 18.7 t 30.0 m 5.2秒 第1話 ゴーストアーマー[注釈 32] 202.2 cm 108.0 kg 10.5 t 23.2 t 37.2 m 4.7秒 ドライブアーマー 198.8 cm 109.5 kg 11.1 t 23.8 t 36.8 m - 5.0秒
- 加速時:1.2秒
第3話 ビルドアーマー[注釈 32] 198.2 cm 108.0 kg 10.5 t 23.2 t 37.2 m 4.2秒 第5話 ファイズアーマー 198.5 cm 109.0 kg 10.7 t 23.1 t 38.4 m 4.4秒 第6話 ウィザードアーマー 198.1 cm 124.0 kg 8.9 t 19.8 t 32.7 m 5.0秒 第8話 ゲンムアーマー 204.8 cm 110.6 kg 9.5 t 23.2 t 40.2 m 4.5秒 第9話 エグゼイドアーマー[注釈 32] 10.5 t 第16話 仮面ライダーゲイツリバイブ剛烈 198.2 cm 114.3 kg 40.7 t 76.7 t 87.1 m 2.2秒 第26話 仮面ライダーゲイツリバイブ疾風 33.1 t 0.9秒 ビビルアーマー 202.2 cm 83.1 kg 8.0 t 17.2 t 58.1 m 9.5秒 超バトルDVD
- ツール・武器
-
- ジカンザックス
- ゲイツが使用する可変型武器[34][注釈 37]。おのモードとゆみモードの2つのモードに変形する[34]。スロットにライドウォッチを装填し、トリガーを引くことで必殺技が発動する。
- ジカンジャックロー
- ゲイツリバイブの専用装備[注釈 37]。のこモードとつめモードの2つのモードに変形する。トリガーを押すと必殺技、ライドウォッチスロット[132]にゲイツリバイブライドウォッチを装填し、超必殺技が発動する。
- のことつめのモチーフを優先してデザインされ、ジカンザックスのディテール感を拾って、ひらがなで文字を入れ、同じ人物が使用することを演出しており、各モールドを各形態の色にすることで印象付けている[79]。デザイン画では珍しく、各形態のデザイン画にも込みで描かれており、各形態の備え付きの武器であることを表している[79]。
- 変形の構造的の事情で、各形態ごとに左右に持ち替える必要がある[79][132]。ボタンを押した際の効果音は、各形態ごとにボタンの押し方で変化させている[79]。
- アップ用プロップは、ピン留めを外すことで実際に変形するようになっている[112][132]。
- ゲイツリバイブライドウォッチ
- シノビ・クイズ・キカイの3つのミライドウォッチが合わさることで、ブランクの状態で生成された砂時計型の特殊なウォッチデバイス。本来はジオウを倒すためのウォッチであり、ゲイツがジオウを倒す強い意志を持って覚悟を決めたことでブランクの状態から変化し、発動した[88]。
- 天面の起動スイッチ・リバイブオンスターターを押し、180度回転させた後にドライバーに装填することで変身する。ウォッチを回転させることで剛烈モード、疾風モードに瞬時に切り替えることができる[88]。
- ウォッチ自体が時間を引き延ばしたり、圧縮することでパワーとスピードを生み出す反面、使用者であるゲイツの体に大きなダメージを与えていたが[ep 15][34]、徐々に克服した[132]。
- 必殺技
-
- タイムバースト
- 空中に跳び上がった後、自身と敵の間に現れる「らいだー」と「きっく」の文字で作り出された誘導レールに沿って突進しながら頭部と右足の足裏に収束させ、跳び蹴りを叩き込む[34]。また、ライドストライカーに搭乗したまま回転し、体当たりする場合[34]や敵を壁に打ち付けた状態で発動し、そのままエネルギーを打ち込む場合もある。
- オメガタイムバースト
- ゴーストアーマー時に使用。パーカーゴーストを収束させて全身のエネルギーを右足に纏わせ、跳び蹴りを叩き込む[34]。またはエネルギー弾を蹴り飛ばす。
- ヒッサツタイムバースト
- ドライブアーマー時に使用。高速移動しつつ、連続でタックルする[34]。または両肩のスピードタイヤショルダーから色々なタイヤを出現させ相手にぶつける[34]。
- ボルテックタイムバースト
- ビルドアーマー時に使用。関数グラフ型の標的固定装置で相手を捉え、キックで倒すか、滑走しながらドリルクラッシャークラッシャーで貫く[128][34]。ジオウとは違い、原典のボルテックフィニッシュ同様の数式と放物線が出現する。
- エクシードタイムバースト
- ファイズアーマー時に使用。ファイズフォンXに「555 ENTER」のコードを入力することで「レディ!ポインターオン!」の音声とともにポインターモードとなり右足にポインター555を装着、射出・展開したポインティングマーカーで相手を捕捉し、キックを放ち、敵の分子構造を分断・破壊する[34]。また、ファイズフォンXに「555 ENTER」のコードを入力することで「レディ!ショットオン!」の音声とともにショットモードとなり右拳にショット555を装着、敵にパンチを打ち込む[注釈 38]。
- ゲイツの複眼テクスチャを貼り込んだファイズの円錐エフェクトを使用し、敵を拘束するエフェクトはジオウと共通の時間ノイズを混ぜ込んでいる[98]。
- 一撃タイムバースト
- ゲイツリバイブ剛烈時に使用。キックを放つ[34]。またはジカンジャックロー のこモードから斬撃を飛ばす[34]。
- 百烈タイムバースト
- ゲイツリバイブ疾風時に使用。連続でキックを放つ[34]。またはジカンジャックロー つめモードに青いエネルギーを纏わせた攻撃を仕掛ける[34]。
- ビビッタイムバースト
- ビビルアーマー時に使用。青白いエネルギー弾を両肩から放つ[34]。
- キワキワシュート
- ジカンザックス ゆみモードにライドウォッチを装着し、「フィニッシュタイム!」の音声が流れ、「○○(装填したライドウォッチ)!ギワギワシュート!」の音声と共に発動する。
- キワキワ撃ち
- ジカンザックス ゆみモード通常必殺技。タイムチャージでカウントがゼロになった後に発動される[34]。
- ザックリカッテイング
- ジカンザックス おのモードにライドウォッチを装着し、「フィニッシュタイム!」の音声が流れ、「○○(装填したライドウォッチ)!ザックリカッテイング!」の音声と共に発動する。
- ザックリ斬り
- ジカンザックス おのモード通常必殺技。オーバーロード状態にしたジカンザックスで、カウントの後に周囲の敵を斬る[34]。
- ファイズライドウォッチ
- 周囲の敵を斬った後、周囲にはφのマークが浮かび上がる。
- のこ切斬
- ジカンジャックロー のこモード通常必殺技。柄のボタンを押した後、トリガーを引くことで発動する。刀身を高速回転させ、エネルギーを纏って切断する[34]。
- スーパーのこ切斬
- ジカンジャックロー のこモード超必殺技。スロットにゲイツリバイブライドウォッチを装填し、柄のボタンを押した後、トリガーを引くことで発動する[34]。刀身を高速回転させて敵を切り裂く。
- つめ連斬
- ジカンジャックロー つめモード通常必殺技。柄のボタンを押した後、トリガーを引くことで発動する。高速移動しながら刀身の共鳴振動でエネルギーを纏い、敵を斬る[34]。また、ボタンの連打によって無数の爪を雨のように爆撃させる攻撃も可能。
- スーパーつめ連斬
- ジカンジャックロー つめモード超必殺技。スロットにゲイツリバイブライドウォッチを装填し、柄のボタンを押した後、トリガーを引くことで発動する。劇中未使用。
仮面ライダーウォズ
白ウォズと黒ウォズが変身する仮面ライダー[135]。ジオウやゲイツと違いミライドウォッチとビヨンドライバーを用いて変身する。
ウォズミライドウォッチを使用して変身する基本形態の変身音声は「スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!」[48]。複眼にシアンで「ライダー」、両肩に「カメン」の文字がある。
- デザインモチーフはスマートウォッチである[出典 17]。ジオウやゲイツとディテールのルールを変えることで、異なる世界の未来から来たライダーであるキャラクター性を近未来的なデザインで表現している[79]。同心円をジオウ以上に多用し、アールや流線を付けた形で全体的にまとめている[79]。蛍光グリーンとシルバーをベースカラーにすることで未来感を強く打ち出し、青を差し色にしている[79]。ウォズのフォームチェンジより、未来ライダーのデザインが先行して完成していたため、時計のバンドにそのデザインを落とし込むこととなった[79]。複眼はジオウとゲイツ同様、六角形の模様となっている[48]。フェイスインジケーショントラックアイの全体をフレームスマートベゼルが囲う形状となっているため、アクション用の視界を広範囲で取れる眼プレートをフェイス面丸ごと交換できるようになっている[48]。ボディーディテールは、異なる未来から来た仮面ライダーであるため、ジオウとゲイツとは異なるものだが、パーツ構成などの基本コンセプトはジオウとゲイツと同等のルールに則っている[48]。肩のプロテクターは、スマートウォッチのフェイス面を意匠化しており、各フォームチェンジは肩のプロテクターの画面のアプリのアイコンを切り替えることで、アプリを起動させ、マスクと中央のバンド部分などが変化するというディテールになった[出典 18]。
- 変身時は、背中にスマートウォッチのエフェクトが出現する[98]。奥に厚みがある3Dの時計にすることでジオウとゲイツとは違う別の異質感を出している[98]。ウォッチ内の表示は白ウォズはタブレット、黒ウォズは逢魔降臨暦と変えている[98]。
- 撮影用スーツはアップ用とアクション用が存在しており、肩と胸、履帯とマフラーの換装によりフォームチェンジを表現している[105][139]。ベーススーツは伸縮性が乏しいため、アクション用では背面にストレッチ素材を用いている[105][48]。
- フォーム
-
- フューチャーリングシノビ
- シノビミライドウォッチを使用して変身する、シノビの力を宿した派生形態。カラーリングは紫、シルバー、黒。
- 変身音声は「誰じゃ?俺じゃ?忍者!フューチャーリングシノビ!シノビ!」[139]。
- 複眼に紫で「シノビ」の文字、両肩に手裏剣のマークがある。紫のマフラーが追加され胸部に手裏剣の意匠がある。
- ジカンデスピア カマモードを武器とし、影移動やシノビが使っていた忍法を多用する[128][45]。その敏捷性はワームのクロックアップにも比肩するほど優れている[139]。
- フューチャーリングクイズ
- クイズミライドウォッチを使用して変身する、クイズの力を宿した派生形態。カラーリングはオレンジ、シルバー、赤、青。
- 変身音声は「ファッション!パッション!クエスチョン!フューチャーリングクイズ!クイズ!」[140]。
- 複眼にオレンジで「クイズ」の文字、両肩に?のマークがある。
- ジカンデスピア ツエモードを武器として使用する[45]。クイズと同様に二択問題を出しながら戦い、回答時は両肩のクイズショルダー(左肩はクロスサイド「×」、右肩はサークルサイド「○」)のどちらかが開き、回答者に対して判定を下す[135][45]。不正解か未回答の場合は相手に電撃を落とすが[45]、ウォズ自身がクイズが得意ではないため、永遠に論争が続く問題を出すと何も起こらず、攻撃が機能しない欠点を持つ[140]。
- フューチャーリングキカイ
- キカイミライドウォッチを使用して変身する、キカイの力を宿した派生形態。カラーリングは金、シルバー。
- 変身音声は「デカイ!ハカイ!ゴーカイ!フューチャーリングキカイ!キカイ!」[138]。
- 複眼に黄色で「キカイ」の文字、両肩キカイショルダーにレンチとドライバーのマークがある。
- ジカンデスピア ヤリモードを武器として使用する[45]。頭部のアンテナクロックブレードSキカイから無数のドライバーやスパナ状のナノツールを放出し、人間と融合させることでセミヒューマノイズ化させ、使役することが可能となったり[135][45]、ナノツールを触手のようにして機械を操る[54]ことも可能。
- ギンガファイナリー
- ギンガの絵柄にしたギンガミライドウォッチを使用して変身する、ギンガの力を宿した最強形態[54][47]。カラーリングはライムグリーン、シルバー、黒、紺。
- 変身音声は「ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー!ウォズギンガファイナリー!ファイナリー!」[47]。
- 複眼に金色で「ギンガ」の文字がある。
- ギンガの能力を使用しているため、格段に高い戦闘能力を持ち、ギンガの力の源であるピュアパワーによってアナザーライダーを撃破することが可能[135][47]。両肩の超マイクロブラックホールが封入された重力子制御装置・グラビコンソーサーによって周囲の重力を操り、生成した疑似惑星弾エナジープラネットや重力波を相手に投下する[54][45]。
- 企画段階では、ソウゴの敵としての本性を明かしたウォズが変身する最強形態と想定されており、中ボス的な立ち位置としてオーマジオウとの最終対決の前哨戦でジオウトリニティを圧倒しグランドジオウによって倒されるという展開が予定されていた[46][47]。
- 元々、ギンガは登場することが決まっていたため、強化形態に充てがうこととなった[79]。ギンガという名称だが、分かりやすくするためデザインモチーフは太陽系である[79]。コンセプトは「フューチャーリングをさらに進化させたもの」で、液晶画面となった前垂れの時計バンド部分や、胸部プロテクタークロスアーマーライナーにある太陽から連続させる形で惑星のグラフィックが描かれているというイメージでデザインされたため、走査線状のラインやハニカムを入れ、映像のようにぼかしたグラフィック処理をしている[47]。顔の文字表示と額のグラフィックを変化させることで各形態の変身を表現している[79][141]。マントは各形態で共通して使用するため、同様の意匠で揃えている[79]。スマートウォッチは文字盤だけでなくバンド部分にも表示されるものがあるため、バンド部分もウォッチの表示部になっている進化系のスマートウォッチというイメージでデザインされている[79]。胸部中央の太陽を中心に惑星が並び、UFOが飛んでいる肩など子供が思い描く宇宙の要素を散りばめている[79]。側面にはトラクタービームの意匠を描いている[79]。肩のUFOはあえてレトロな宇宙船のように仕上げている[47]。
- マスクはアップ・アクション兼用が制作され、ゲイツリバイブと同様、全体を換装することでフォームチェンジを表現している[47]。マスクはスパッタリング塗装処理を施すことで惑星を想起させ、触覚クロックブレードSギンガは、ウォズより大きくしてマット系の黒と金を配し、額の天球ウォーシグナル・ギンガはハニカム状のグリッドが描かれ、地球の意匠が加えられている[47]。
- スーツは通常形態のベーススーツを流用し、各パーツのアクション用を新規造形している[47]。
- ギンガワクセイフォーム
- ワクセイの絵柄にしたギンガミライドウォッチを使用して変身する、太陽系の惑星の力を宿したギンガファイナリーの派生形態[45]。
- 変身音声は「水金地火木土天海!宇宙にゃこんなにあるんかーい!ワクワク!ワクセイ!ギンガワクセイ!」[142]。
- 額に土星のマーク、複眼に青色で「ワクセイ」の文字がある。
- エナジープラネットを最大8種類の同時生成が可能で[45]、任意の場所に投下することが可能。また、ゲイツリバイブ疾風の高速移動にも負けないコントロール能力を持ち、ロイミュードの重加速にも勝っている[142]。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 ジャンプ力
(ひと跳び)走力
(100 m)初登場 仮面ライダーウォズ 198.2 cm 94.2 kg 16.7 t 38.8 t 61.6 m 2.9秒 第17話 フューチャーリングシノビ 200.9 cm 96.5 kg 18.0 t 44.5 t 87.4 m 1.6秒 第18話 フューチャーリングクイズ 199.9 cm 98.6 kg 22.3 t 42.3 t 68.4 m 2.4秒 第20話 フューチャーリングキカイ 200.6 cm 120.0 kg 30.8 t 72.1 t 56.2 m 4.2秒 第24話 ギンガファイナリー 202.8 cm 107.2 kg 45.3 t 104.9 t 119.0 m 0.8秒 第36話 ギンガワクセイフォーム 第37話 ギンガタイヨウフォーム 第38話
- ツール・武器
-
- ビヨンドライバー
- 白ウォズ(後に黒ウォズ)が所持する変身ベルトで、ジクウドライバーとは異なる並行世界で製作された[135]。バックルの状態で携行され、腹部に当てると自動でベルトが伸長して装着される。ミライドウォッチに対応しており、ミライドウォッチから各種装備を実体化させることができる。右横のスロットマッピングスロットにミライドウォッチを装填すると「アクション!」の音声が流れ、ミライドウォッチのカバーを開き、「変身!」の掛け声と共にレバークランクインハンドルを起こすことで「投影!フューチャータイム!○○(対応する変身音声)![注釈 39]」の音声が流れ、中央のバックル部ミライドスコープ[48]に超高速光通信によって中央にある受光素子を集合させた胸像に読み取った各種データが伝達され、ライダーの顔が反転投影されることで、装備データが具現化し、変身が完了する[出典 19]。またレバーを再び開閉することで「ビヨンドザタイム![注釈 40]」の音声と共に必殺技を発動する。
- 投影ギミックはプロジェクションマッピングをイメージしており、玩具ギミックとしては『仮面ライダーエグゼイド』のゲーマドライバーを発展・継承している[137]。ウォズが顔の文字が明確に変わることからウォズのシルエットをベルトの中に入れ、複眼の文字を光で投影させるプロジェクションマッピングのようになっている[79]。
- シートの換装によってプロジェクションマッピング風のギミックを処理している[48]。
- ジカンデスピア
- ウォズが使用する可変武器[135][45][注釈 37]。柄のタッチパネル・タッチスワイパー[48]のアイコンをタッチすることによりヤリ・カマ・ツエの3つのモードに変形する[128][45]。ジオウやゲイツの武器とは違いミライドウォッチのスロットは持たない[48]。
- 各モードのアイコンをタッチし、カメンアイコンをタッチすると「フィニッシュタイム!」の音声が流れ、パネル全体をスワイプしてオーバーロードさせてから、トリガーを引くことで一時的に破壊力を増大させ[48]、必殺技を発動する[45]。
- ミライドウォッチホルダー
- ウォズの両腕に装備されたミライドウォッチを装填するためのブレスレット型ホルダー。カラーリングがライムグリーンを基調としている以外はライドウォッチホルダーと同様。
- ギンガミライドウォッチ
- ギンガから流れ出た力によって生成されたウォッチデバイス。
- レボリュードセレクターを回して上部ミライドスコープ[47]内の各フォームのアイコンを選択し、ミライドオンスターターを押した後、ドライバーに装填することでギンガファイナリーに変身する。
- 必殺技
-
- タイムエクスプロージョン
- 敵の背後に立方体の時計型エネルギーを発生させた後、「キック」の文字を回転させながら、回し蹴りを叩き込む[135][45]。蹴り飛ばされた敵は時計型エネルギーに磔にされ、爆発する[45]。
- 忍法時間縛りの術
- フューチャーリングシノビ時に使用。敵の時間を操って、敵を宙へ浮かせたまま金縛りにさせる[45]。または分け身の術で複数の分身を作り出して攻撃する(EP22)。
- フィニッシュ忍法
- フューチャーリングシノビ時に使用。「フィニッシュ忍法!」の音声が流れ、発動する。シノビと同様に高速で移動し、敵に連続で攻撃を仕掛ける[45]。
- 忍法時間破壊の術
- フューチャーリングシノビ時に使用。劇中未使用。
- 一撃カマーン
- ジカンデスピア カマモードの必殺技。3体に分身し、交互に攻撃し、最後はウォズ自身が薙ぎ払う[45]。また敵を空中に上げてから斬り裂いたり、無数の分身を出して複数の敵を倒す攻撃も可能。
- クイズショックブレーク[45]
- フューチャーリングクイズ時に使用。劇中未使用。
- 不可思議マジック
- ジカンデスピア ツエモードの必殺技。大量のクエスチョンマークで敵を縛り爆散させる[45]。
- フルメタルブレーク[45]
- フューチャーリングキカイ時に使用。キカイショルダーからロボットアームやフック付きチェーンを出して相手を拘束する[45]。または周辺のアンテナなどのを操り攻撃に使用する(EP25)[45]。
- 爆裂DEランス
- ジカンデスピア ヤリモードの必殺技。エネルギーを充填して相手を貫き、歯車型のエネルギーで倒す[45]。
仮面ライダーツクヨミ
仮面ライダーツクヨミ | |
---|---|
身長 | 193.0 cm |
体重 | 88.7 kg |
パンチ力 | 27.2 t |
キック力 | 61.3 t |
ジャンプ力 | ひと跳び72.2 m |
走力 | 100 m2.0秒 |
EP48、LAST(最終回)に登場。ツクヨミがツクヨミライドウォッチで変身する仮面ライダー。複眼に「ライダー」の文字がある。
変身音声は「仮面ライダーツクヨミ!ツクヨミ!」[41]。
専用武器はないが、ジオウIIに匹敵する戦闘力を持ち[54]、生体エナジーを高収束させた光刃ルミナスフラクターを拳に生成して戦うほか、時を静止する能力を使用する[143][39]。
- 変身ポーズは、アクション監督の宮崎が考案した『補完計画』第15.5話の際のツクヨミの変身ポーズと同様である[144][145]。
- 玩具「DXジクウドライバー」では当初から「TSUKUYOMI」のセグ表示が設定されていたが、これは開発段階で名前が決定していたことから仕込まれていたものであり、ツクヨミの変身を想定したものではなかった[146]。白倉は1年間テレビシリーズを観てくれた視聴者へのサプライズを設けるため、この表示を活用することを思いついたと述べている[146]。
- デザインはツクヨミの名前の語源である漢字表記の「月読命」「月夜見」「月神」からの連想で月をモチーフとしており、目の部分は「ライダー」の文字で三日月を象っており、ゴールドの縁取りを多く施すことでフェミニンなイメージを強調している[出典 20]。時計要素としてはフェイス面の塗装処理を薄いピンクジェル調にしたり、パールホワイト系のカラーリングにするなど、細身の女性用腕時計をモチーフとしており、マントはツクヨミの衣裳と同一性を持たせ[146][41]、インド風の民族衣装を参考にし、頭部から身体のバンドを細くジクウドライバーに届いていない短いものにしている[79][41]。
- スーツは新規造形で、マスクとともにアップ・アクション兼用の1着が制作された[41]。役者用プロップのジクウドライバーを装着することで、細身のボディーラインを強調している[41]。
- 必殺技
-
- タイムジャック[41]
- テレビシリーズでは未使用だが、『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』と『NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』、『withガールズリミックス』で使用。
- 後者では周囲を闇夜に包み込み、三日月を背にキックを放つ。
オーマジオウ
オーマジオウ | |
---|---|
身長 | 不明[147][74] |
体重 | 不明[147][74] |
パンチ力 | 不明[147][74] |
キック力 | 不明[147][74] |
ジャンプ力 | 不明[147][74] |
走力 | 不明[147][74] |
現代(2018年)から50年後の2068年の世界で君臨する「魔王にして時の王者」。力と恐怖によって人々を苦しめ、希望のない世界を創り出した。未来の常磐ソウゴがオーマジオウドライバーで変身した姿であり、レジスタンス勢力からは「最低最悪の魔王」と呼ばれている[ep 2][147]。変身前は初老の姿で単独で2068年の世界を支配しているため、周囲には特に配下の姿はなく、一人で王座に鎮座している[147]。
外見は現代(2018年)のソウゴが変身するジオウに似ているが、全体的に黄金の装飾が追加され、複眼も禍々しい形状に変化している。
EP01での戦闘においてはライドウォッチなどのアイテムや武器は一切使用せずに、念じるだけで炎や爆発を起こす、手を振りかざしただけで念動力で向かってきた大量のミサイルを空中で静止させる、襲いかかってくる大量のタイムマジーンを手を触れずに衝撃波で投げ飛ばす、最後には念じただけでレジスタンスの人間、ミサイル、タイムマジーンなどの物体を黒い塵にして消し去ってしまうなど人知を超越した力を持っており、ツクヨミやゲイツがいたレジスタンスを壊滅させた[147]。全てのライドウォッチを持っているため、全ライダーの力を使うことが可能で、オーマジオウドライバーにはライドウォッチを装着するスロットはオミットされているが、右胸のオーナメントスロットによって同時に6個のライドウォッチを起動することが可能で、手に取ったライドウォッチを起動するだけでオリジナルとなる仮面ライダーやジオウのアーマータイムを上回る強大な力を発動し[147][148]、ディケイドの力により未来に送られた過去の自分であるソウゴと対峙した際は、ジオウディケイドアーマーがライドヘイセイバーより発した必殺技を対応するライドウォッチの力を使用して相殺してしまったが、倒そうとはしなかった[147][ep 6]。さらにグランドジオウになったソウゴすらも撃退する力を見せ、グランドジオウ同様平成ライダーを召喚可能であり[74]、グランドジオウが召喚したドライブを逆に操った[ep 47][147]。
その力の強大さから、オーマジオウ以外の新しい時の王者を擁立しようと暗躍しているタイムジャッカーからも「化物じみた強さ」だと恐れられている[ep 8]。
自分こそが最高最善の魔王であり、人類を救ってきたと豪語する。
カラーリングはゴールド・マットブラック[148]。額には「カメン」の文字とその周囲に顔の表面に「王」という文字が溝のディテールとなって刷り込まれ[79]、複眼には赤く先端が尖った「ライダー」の文字、エングレーピングや鋭利な爪がデザインされている[148]。背中には時計の短針と長針をモチーフにした白いプレートアパラージタが装着されている[148]。
- 「オーマジオウ」のオーマは「魔王(マオウ)」のアナグラムである[42]。
- 当初は、奥野本人が50年後の姿を演じるには無理があることから、変身前は登場させない予定だったが、ジオウのスーツアクターを務めている高岩が担当することとなった[76]。
- 白倉は、オーマジオウは平成ライダーの墓を守る墓守としており、ちゃんとしたピリオドを打って平成ライダーを封印し、過去のものにして彼らが暴れ出さないよう50年間見張りについていたと語っている[14]。
- デザインコンセプトは「王様」で、最初から敢えて最後の敵を登場させることで、自分自身が最後の敵であるという顛末をどう展開させていくかという緊張感を持たせるために制作された[148]。単純にジオウの最終フォームとして先にデザインされ、見た目は上品でスタイリッシュな方向性ではなく、過剰な装飾で権力を誇示するというオーダーでデザインされた[79]。身体のメリディアンサッシュは東南アジアの王族の人などが襷掛けしているものを時計のバンドに置き換えて取り入れ、胸部のブランクウォッチは王族が権力を象徴する意匠として勲章をバッジのようにつけているイメージ[79][148]。権力や強さを持っているイメージから時計の針をマントに見立てて背負わせ、長針と短針であるため、左右非対称となっている[79][148]。
- 撮影用スーツはアップ・アクション兼用の1着が制作された[105][148]。背面の時計の針はスーツの時計バンド部に固定されており、CGで動きが表現されている[105][148]。
- 本作品の最終回までの劇中(前述参照)、ならびに関連する商品展開においては「オーマジオウ」が「仮面ライダー」の名を冠することはなかったが、2019年2月23日に発売された、バトルスピリッツと仮面ライダーシリーズがコラボした商品である『仮面ライダー 〜欲望と切札と王の誕生〜』ではXXレアとして収録されており、「仮面ライダー」の名を冠した「仮面ライダーオーマジオウ」の名称が使用されており、S.H.Figuartsでも同様の名称が使用されている[149]。
未来の仮面ライダーたち
オーマの日にゲイツがオーマジオウを倒し救世主となった「救世主ゲイツの歴史」に存在する仮面ライダーたち[150]。
- 各仮面ライダーのモチーフは、子供にわかりやすくて人気があり、なおかつ今後の仮面ライダーシリーズでメインモチーフにはならないであろうものを選定している[118]。スーツは、予算やスケジュールの都合などからスーツが多数ある戦闘員や今後登場の見込みが低い劇場版ライダーを改造している[118]。
- 玩具「変身ベルトDXミライドライバーセット」[151]では、各専用のパーツを装填することで専用のドライバーを再現している[152]。ジクウドライバーを黒く色変えした本体に、それぞれの未来ライダーのデザイン的なキーポイントを追加している[79]。企画段階では、商品化の予定がなかったため、デザイン段階から商品化に対応できるギミックが意図されていた[118]。効果音や音声はなかったが、新規に音声を収録することとなった[58][107]。
仮面ライダーシノビ
仮面ライダーシノビ | |
---|---|
身長 | 181.1 cm |
体重 | 86.2 kg |
パンチ力 | 6.6 t |
キック力 | 13.2 t |
ジャンプ力 | ひと跳び68.0 m |
走力 | 100 m3.0秒 |
EP17・EP18に登場。神蔵蓮太郎がシノビドライバーで変身する並行世界の2022年の仮面ライダー。『RIDER TIME 仮面ライダーシノビ』にも登場。決め台詞は「忍と書いて刃の心!仮面ライダーシノビ!」[130]。
変身音声は「誰じゃ?俺じゃ?忍者!シノービ!見参!」。
武器はシノビドライバーから錬成した忍者刀シノビブレード[出典 21]で、水や竜巻の忍術[54]を駆使する。
- デザインモチーフが忍者のため、クナイやシュリケンの意匠、忍者装束のような布を用いることで忍者ライダーの印象を強く押し出している[79]。額から胸、ベルトにかけて大きさの異なるシュリケンが連なるようになっている[79]。
- 撮影用スーツは『仮面ライダーエグゼイド』のライドプレイヤーのマスクと『エグゼイド』に登場するライダーの共通肩パーツ、『仮面ライダーゴースト』の仮面ライダーゴーストのボディを改造したもので、忍者の記号である布を巻いている[118][130]。刀は『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』の仮面ライダー風魔のものをそのまま用いている[118]。
- 変身時、背後に出現するロボのデザインベースは『氷河戦士ガイスラッガー』のソロン号とオノ・リキ[98]。
- ツール
-
- シノビドライバー
- シノビに変身する忍具。銀のひょうたん型キャリアー忍具シノビヒョウタンの蓋を開けることで排出したオタマジャクシがドライバーを生成し、シュリケンスターターと一体化したメンキョカイデンプレートを中心部にセットし、回転させることで背後に巨大なガマガエル型のロボット・クロガネオオガマが出現し、口から出たアーマーを身に着けることで変身する[77]。
- 必殺技
-
- フィニッシュ忍法
- 紫色のオーラを纏ったまま敵をパンチやキックで攻撃する[77]。その時、札が舞うようなエフェクトが出る。
- ビクトリー忍術
- エネルギーを纏ったシノビブレードで相手に斬撃を放つ[77]。
- 成敗忍法
- 火炎を放射した後、竜巻で敵を巻き上げ、2体の分身が敵を切り裂いた後に、シノビがライダーキックを決める。
- 忍法火遁の術
- 火炎を放つ術で、全身を火の鎧に包むことも可能[77]。
- 忍法分身の術
- 4体に分身する[77]。
- 忍法エコ光遁の術
- 「サンシャイン忍法!」の音声が流れ、発動する。氷遁の術で凍った自身を火遁の術の炎で溶かした熱量の温度差で光を放ち[77]、上位忍術であった光遁の術の代わりにした。
- 忍法キリステ
- シノビブレードで相手を斬る[77]。
- メガトン忍法
- シノビブレードを振って竜巻を発生させ、相手を吹き飛ばす[77]。
- ストロング忍法
- 印を結んで紫色のエネルギーを放つ[77]。
- 忍法木の葉隠れで一挙両得返し
- シノビヒョウタンをすり替える[77]。
仮面ライダーハッタリ
仮面ライダーハッタリ | |
---|---|
身長 | 196.7 cm |
体重 | 92.2 kg |
パンチ力 | 6.8 t |
キック力 | 12.2 t |
ジャンプ力 | ひと跳び62.0 m |
走力 | 100 m3.8秒 |
『RIDER TIME 仮面ライダーシノビ』に登場。今生勇道がハッタリドライバーで変身する並行世界の2022年の仮面ライダー。決め台詞は「お前を片腕5秒で倒す。ハッタリじゃなくてマジでな!」[130]。
忍者刀を武器にし、多数の忍を召喚させて戦う。
変身音声は「踏んだり!蹴ったり!ハッタリ!仮面ライダーハッターリ!」。
- 「ハッタリ」という名前は金子がどうせボツになるだろうとダメ元で出したが、白倉が即決したため、そのまま設定された[154]。
- シノビの対比としてオレンジがメインカラーに選ばれ、二の腕や太腿にオレンジの生地をグルグルに巻いている[79]。襷掛けに布を配置することで忍者服の襟に見立て、シノビとは異なる形に手裏剣を選び、アシンメトリーの三方手裏剣を額に配置することで前髪のようにし、気障なキャラクターにしている[79][130]。ハチモチーフとなったのは現場判断であり、忍者の鎖帷子として拾ったハニカム模様がハチとリンクしているのは偶然の一致である[79]。シノビがカエル、敵がヘビのモチーフのため、ナメクジが選ばれる予定だったが、ナメクジでは画にならないことからハチがモチーフに選ばれた[58][155]。
- 撮影用スーツは『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』のダークドライブを改造したものである[118][130]。タイヤを外した胸部のラインは着物の合わせに見立てており、手足の布はダークドライブのグラフィックを隠すために巻かれた[118]。
- 変身時、背後に出現するロボはシノビのロボを基に作成している[98]。
- ツール
- 必殺技
仮面ライダークイズ
仮面ライダークイズ | |
---|---|
身長 | 203.0 cm |
体重 | 99.9 kg |
パンチ力 | 7.6 t |
キック力 | 12.2 t |
ジャンプ力 | ひと跳び28.4 m |
走力 | 100 m4.4秒 |
EP19・EP20に登場。堂安主水がクイズドライバーで変身する並行世界の2040年の仮面ライダー。決め台詞は「救えよ世界!答えよ正解!」[130]。
変身音声は「ファッション!パッション!クエスチョン!クイズ!」。
専用武器はなく徒手空拳で戦うが、その代わり言霊のように主水が攻撃に交える○×クイズで相手を縛ることができ、クイズが不正解なら敵に電撃を落とす[153][77]。
- クイズがモチーフのため、○×や?を全面的にあしらい、2択問題のクイズのイメージで○×は2色にしている[79]。
- 撮影用スーツは『ゴースト』のダークゴーストのマスクと『エグゼイド』のライドプレイヤーのボディを改造したものである[118][130]。後にEP44にダークゴーストが登場するため、元に戻された[130]。
- ツール
- 必殺技
-
- ファイナルクイズフラッシュ
- シンボリックモード(!型)に変形したクイズトッパーをクイズドライバーに装填、飛び上がることで○と×のパネルを発生させ、敵の虚を突いて○から飛び出しキックを放つ[77]。
仮面ライダーキカイ
仮面ライダーキカイ | |
---|---|
身長 | 210.5 cm |
体重 | 1.8 t |
パンチ力 | 20.4 t |
キック力 | 58.3 t |
ジャンプ力 | ひと跳び20.9 m |
走力 | 100 m7.5秒 |
EP23・EP24に登場。真紀那レントがキカイドライバーで変身する並行世界の2121年の仮面ライダー。決め台詞は「鋼のボディに熱いハート!仮面ライダーキカイ!」[130]。
変身音声は「デカイ!ハカイ!ゴーカイ!仮面ライダーキカイ!」。
専用武器はなく徒手空拳で戦い、敵の動きを瞬時に分析し、最も有効な戦法を繰り出す[143]。攻撃すると氷のエフェクトが現れる。
- スパナを顔にあしらうことで無骨に「機械といえば?」という方向でデザインされ、配線をグラフィックとして入れることで機械感を強調している[79]。
- 撮影用スーツは『仮面ライダービルド』のガーディアンを改造したものである[118][130]。
- ツール
- 必殺技
- いずれもドライバー左右のエンドグリップに手をかざすことで発動する。キカイダーを彷彿させる技となっている[54]。
仮面ライダーギンガ
仮面ライダーギンガ | |
---|---|
身長 | 201.2 cm |
体重 | 98.2 kg |
パンチ力 | 42.1 t |
キック力 | 97.6 t |
ジャンプ力 | ひと跳び110.7 m |
走力 | 100 m1.0秒 |
EP35・EP36に登場。時空を超えて宇宙より飛来した、正体不明の未来[注釈 42]の仮面ライダー[出典 22]。
変身者は存在せず[130]、その正体をウォズは「時空の歪みからこの世界に迷い込んだ異物」[130]、スウォルツは「純粋な力」と推測している[ep 22]。その存在は黒ウォズやタイムジャッカーですら知らない。
宇宙の法に則って全ての者は滅びる定めと言い、地球を破滅させるため[130][77]、ソウゴたちだけでなく、タイムジャッカーやアナザーキバにも襲い掛かる。その後は、無差別に街を襲撃するが最期は一時的に共闘した一同の必殺技を受け、消滅。流れ出た力はブランクウォッチに吸収され、ギンガミライドウォッチとなる[ep 22]。
太陽光[出典 23]をエネルギー源とする。両手からはピュアパワーを元としたエナジープラネットを形成して自在に操り、重力場の防御壁で相手の攻撃を防ぎ、エナジープラネットを作り出すことで衝撃波やエネルギー波を放つ[77][143]。また、大気圏突入時には適合者を包む巨石形態ロックプロテクションルックへと変形する機構を持つ[143]。
- 全身に散らばる星のディテールやベルトを中心とした同心円のディテール、ギンガファイナリーと同じ太陽や惑星のアイコンをポイントで配置することで全体で宇宙を表現している[79]。マスクは小惑星や隕石の表面に見立てて凹凸した岩のような質感にしている[79]。頭頂部は帽子の庇のようにUFOをデザインしている[79]。
- 撮影用スーツは『仮面ライダーウィザード』の仮面ライダーメイジのマスクと『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』の仮面ライダーフォーゼ メテオフュージョンステイツのプロテクターおよびベーススーツ、『仮面ライダーフォーゼ』の仮面ライダーメテオのブーツを改造したものである[118][130]。
- ツール
- 必殺技
ビークル
ライドストライカー | |
---|---|
全長 | 2.181 m |
乾燥重量 | 114.2 kg |
馬力 |
|
最高時速 | 298 km/h |
- ライドストライカー
- ジオウとゲイツが使用するバイク。
- バイクライドウォッチの起動スイッチアクティブプッシュを押すことで大型化・変形する[91]。ホイールには「バイク」と「カメン」の文字がある[92]。フロントカウル部分はジオウの顔に似たデザインとなっている[158]。
タイムマジーン
タイムトラベルの機能を持った時空転移マシン[91]。機体に組み込まれた特殊ユニット時空転移システムによってタイムトラベルが可能となる[159][91]。さらにビークルモードから人型戦闘モード(ロボモード)への変形機能も搭載しており、使用するライドウォッチにより、頭部ユニットにそのライドウォッチを模した単眼のフェイスモジュールが付き、能力を付加する[54]。コクピットにはビークルモードは座って、人型戦闘モードは立って操縦する[92]。
仮面ライダーだけではなく他の勢力も使用しており、2068年ではフェイスモジュールのない単眼の量産型[91][92]がある。
- 企画段階での歴代ライダーをモチーフとしたロボットが元になっている[160]。ジオウを踏襲したデザインとなっているが、頭部はライドウォッチがライダーの顔になるため、そのまま顔として使用している[79]。レジェンドライドウォッチを使用する場合は、そのウォッチの対応したライダーアーマーを腕に武装することとなった[79]。ヒーロー同様、胸には「ロボ」と入れ、ゲイツとウォズはジオウの色違いでデザインされた[79]。当初のデザインでは仮面ライダーの象徴であるバイク[79]を模したビークルモードにタイヤがあったが、時空を移動するので地面は走らないため、タイヤは不要との意見が挙がり取り払われ、スピーダー的な乗り物となった[79][160]。
- コックピットのイメージは『パシフィック・リム』や『レディ・プレイヤー1』[161]。ビークルモードとロボットモードのコックピットは不動となっており、現在のマシンの姿勢状況を左右のホイールが回ることで演出している[161]。
- スケジュールや予算の都合で、一気に1年分用のモーションキャプチャーを撮る必要があり、1話から16話までのリストを元に該当するシーンのキャプチャーを作成している[84]。タイムジャッカーのタイムマジーンは当時のCGデータを流用している[84]。
- ジオウ機
- ジオウが使用する黒いタイムマジーン。ツクヨミから託されて以降は2人で使用する[91]。
- ジオウモード[162]
- ジオウ機の通常形態。フェイスモジュールはジオウ、胴体にカタカナで「ロボ」と表記される[160]。
- オーズモード
- オーズライドウォッチを使用。腕部にトラクローが追加される。
- 企画段階ではオーズは巨大ロボット枠という想定であったため、その名残として玩具「DXタイムマジーン」にオーズライドウォッチが付属することとなった[160]。
- タジャドルコンボモード
- タジャドルコンボライドウォッチを使用。背中に羽が追加され空中戦を得意とする。
- 必殺技は原典のプロミネンスドロップ同様、クロー状に変形して炎を纏ったコンドルレッグで両足蹴りを叩き込むギガスキャンタイムブレーク。
- エグゼイドモード
- エグゼイドライドウォッチを使用。両腕にガシャコンブレイカーブレイカーを装備。
- ビルドモード
- ビルドライドウォッチを使用。ドリルクラッシャークラッシャーを装備。
- クウガモード
- 『平成ジェネレーションズFOREVER』に登場。詳しくは平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER#本作品オリジナルの用語・アイテムを参照。
- ゲイツ機
- ゲイツ専用の赤いタイムマジーン。
- ゲイツモード[163]
- ゲイツ機の通常形態。フェイスモジュールはゲイツ、胴体にひらがなで「ろぼ」と表記される。
- ゲンムモード
- ゲンムライドウォッチを使用。ドカンゲートを出現させ大砲のように自身を撃ち出す攻撃が可能。
- クローズモード
- クローズライドウォッチを使用。
- ビルドモード
- 『平成ジェネレーションズFOREVER』に登場。詳しくは平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER#本作品オリジナルの用語・アイテムを参照。
- ウール機
- ウール専用タイムマジーン。キャプテンゴースト型の特殊ユニットを持ち、分離変化する。
- オーラ機
- オーラ専用タイムマジーン。キャッスルドラン型の特殊ユニットを持ち、翼竜形態から分離変化する。
- ウォズ機
- EP17より登場。並行世界の白ウォズ専用の銀色のタイムマジーン[92]。劇中ではビークルモードには変形していない[91]。
- ウォズ機は、ミライドウォッチではなく、タイムマジーン専用のウォズライドウォッチをデザインしている[79]。
- ウォズモード
- フェイスモジュールはウォズ、胴体にカタカナで「ロボ」と表記される。
- A3型
- ミハルが乗ってきた2050年代に生産された初期モデルの青いタイムマジーン[92]。量産型同様、フェイスモジュールのない単眼である。
- タイムマジーン スペック
名称 全長 体重 最高速度[注釈 43] 初登場 ジオウモード
ゲイツモード7.28 m 52.0 t 722.3 km/h 第1話 オーズモード 53.2 t 第10話 タジャドルコンボモード 1444.3 km/h 第10話 エグゼイドモード 722.3 km/h 第14話 ビルドモード 第14話 ゲンムモード 第14話 クローズモード 第14話 ウォズモード 第17話 ウール機 8.25 m 67.4 t 680.6 km/h 第4話 オーラ機 8.66 m 70.8 t 715.6 km/h 第10話 A3型 8.74 m 78.0 t 358.0 km/h 第44話 量産型 7.28 m 52.0 t 511 km/h 第1話
敵キャラクター
アナザーライダー
タイムジャッカーが契約した人間を変貌させて生み出すジオウに代わる時の王者候補で、本作品における敵怪人にあたる[15]。本来の仮面ライダーの変身者と違って仮面ライダーになる力が足りないため、仮面ライダーに酷似した力と外見を持ちながらも禍々しく歪んだ姿となる。また、胸部や背中などには元となったライダー名の英字表記とそのアナザーライダーが誕生した西暦の年号[注釈 44]が刻まれている。
作中世界ではタイムジャッカーがアナザーライダーを生み出すと、アナザーライダーが正規のライダーとして扱われる。そのため同じライダーの力は同じ時間に共存できず、変身者だけではなく歴史そのものが変わってしまう[注釈 45][注釈 46]。また、アナザーライダーは基本的に生まれた時代で同じライダーの力[注釈 47]でしか倒せない[166]ため、条件を満たしてない場合は倒してもその都度復活してしまう。それとは逆にオリジナルにとってアナザーライダーの力は弱点にもなり得る[ep 48]。また、シノビやリュウガのようにオリジナルの変身者がアナザーライダーになる場合もあるが、リュウガのようにオリジナルがすでに存在しないライダーは、ライドウォッチを生成できないため、オリジナルの力では倒すことが不可能である。
例外としてクイズはアナザークイズやクイズミライドウォッチを生み出されても力と記憶を失わず共存していたが、2040年から白ウォズがクイズの変身者であった主水をアナザークイズが生み出される前に連れて来たことによって、起こったタイムパラドックスのためであり[73]、アナザーキカイはタイムジャッカーが生み出したものではなく、ソウゴの夢の中で創造された未来で生まれた仮面ライダーキカイによる影響のもので、頭部にある本体が樹などの有機物に寄生することで変化するものであり、人間を触媒にすることで力を安定させることが可能となる。また、アナザーブレイドやアナザーアギトなど、アナザージオウ以外のアナザーライダーが誕生した時期が、オリジナルのライダーが活躍していた時期と合致しない場合、アナザーライダーが誕生した後も、オリジナルの変身者は仮面ライダーとしての能力と記憶を失っておらず[ep 16][ep 34][ep 11][ep 35][ep 1]、この事象について士は時空の歪みやツクヨミの過去との関連を示唆しており[ep 46]、後に士はその原因が別の時間軸にいたツクヨミが来たことによる時空の歪みであることだと明かす[ep 12]。
タイムジャッカーと契約してアナザーライダーとなった人間は、それまでの記憶・理性を失うわけではないが[注釈 48]、自らの望み・欲望・野望を実現させることを最優先に行動するため、時には他者に危害を加えることも厭わない。その場合は、そのアナザーライダーが生まれた理由を反映した何らかの条件を満たす相手を襲うことが多い。またアナザーライダーとなった人間は、タイムジャッカーと行動を共にしたりタイムジャッカーの指示に従うことが多いが、北島祐子 / アナザーキバや矢車想 / アナザーカブトのようにタイムジャッカーの意に沿わない行動を取る者もいる[ep 21][ep 22][ep 46][ep 37]。
タイムジャッカーが契約者として選ぶ人物は、本来なら本人の望まない結末を迎えるはずだった者[注釈 49]であり、その運命を少しだけ変え回避させることと引き換えに契約させアナザーウォッチを体に埋め込み、アナザーライダーに変身させてしまう。これはいつか全時空のライダーたちが争い、王を決める戦いのための候補者となるらしい[167]。複数のタイムジャッカーが違う時代で同じ相手と契約を結ぶことも可能であり[ep 14][ep 28]、別のタイムジャッカーが再度アナザーウォッチを起動させることも可能。
飛流は元のアナザーライダーの契約者の残滓で作成したアナザーウォッチを使い、他人を強引に契約させることができる[ep 15]。
またアナザーライダーの状態でも、ライドウォッチを埋め込まれればオリジナルライダーに変身が可能である[ep 35]。
- プロデューサーの白倉は、「アナザークイズのようにオリジナルライダーの力が完全に倒していない場合もある」[168]や「並行世界の未来の仮面ライダーと過去の仮面ライダーとは力の差があるため、並行世界の未来の仮面ライダーのアナザーライダーが撃破されても、自動的に復活することはできない」[169]と発言している。
- 一時的にアナザーライダーが倒されるという設定は、前編で敵を倒せないという前後編の問題点があり、『電王』が基本的に単体ライダーものであったのに対して、本作品ではジオウとゲイツの最低2人がいるため、現代と過去で同じ相手と戦うというのを成立させるための条件として設定された[14]。
- バイオチックなテイストでライダーを怪人に寄せていき、有機的な怖い感じにしている[170][164]。共通項として、歯が剥き出しの口、眼に入ったスリットのライン、アルファベットで表記した身体の文字、生体的に処理した手足や触覚、身体のどこかに突起物を入れることとなった[170][164]。パッと見がオリジナルと被ると言われたことがあるため、色を変えたり元のライダーと同じ色でも色味を少し落としている[170][164]。ベルトは、いずれも変身に用いないことから溶けた感じにしたり色を変えることで歪さを強調している[170][164]。
- アナザーウィザード以降の篠原がデザインを担当したものの大半は外装を共通の黒い素体に追加するものとなっている[164]。
- 変身時のエフェクトは、繊維状のものが体の周囲を包み、モチーフとなったライダーの禍々しい変身エフェクトが表示され、変身する[98]。
- <