京聯自動車

京聯自動車株式会社
KYORENCAB
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
601-8175
京都府京都市南区上鳥羽金仏町31番地
本店所在地 601-8175
京都府京都市南区上鳥羽金仏31番地
設立 1938年5月
業種 陸運業
法人番号 4130001010411 ウィキデータを編集
事業内容 一般乗用旅客自動車運送事業
代表者 破産管財人 伊藤知之
従業員数 200
決算期 3月
主要株主 京聯自動車労働組合 日本交通 
関係する人物 川本直水 横山末松  田中信夫
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京聯自動車株式会社(きょうれんじどうしゃ)は、京都府京都市南区に所在したタクシーハイヤー事業者である。

概要[編集]

1938年に戦時統合で成立[1]。創立者の川本直水は京都交通[2]京都タクシー・京都観光バスほか数社をもって一代で企業グループを築き上げた。しかし、その崩壊も速く、1964年から徐々にグループ企業が離脱。1971年には創業の地である西ノ京円町から撤退。いずれも資金繰りの都合だった。2004年には中核企業であった京都交通が経営破綻したが、この際に京聯が同社の負債を抱えたことなどにより整理回収機構の管理下に入る[1]とともに、2005年に新会社「京都聯合」が新たな親会社となり、川本一族から離れ新しいスタートを切っていた。

2015年3月31日、民事再生法の適用を申請した。競争激化と社会保険料滞納に伴う経営悪化により資金繰りがつかなくなったことが原因とされる[1]

2015年8月28日付けで民事再生申請を取り下げ、営業終了。京都地方裁判所に破産を申請し、同年9月28日に京都地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[3]

2016年6月、京聯自動車の車両・営業権・土地建物が清算のため競売にかけられ、2016年8月、車両と営業権は、大阪の大阪市平野区に本社を置く東陽運輸グループ傘下で、大阪府守口市に本社を置くタクシー会社・一番株式会社が、不動産は京都市南区に置くケイルックが売却交渉権を獲得。

その後、タクシー事業は、一番株式会社京都営業所として2016年11月20日に営業再開。旧京聯自動車が使っていたロゴ、車両をそのまま使用しているため、同社は京都市内において『KYOREN』のブランドで営業中。2020年5月20日をもって、一旦営業終了。2021年4月16日、大阪バスの手によって営業を再開。屋号は、「大阪バスタクシー事業部・京都営業所」=大バスタクシー

京聯自動車の法人自体は、2018年10月17日に法人格が消滅した。

台数と料金[編集]

2004年6月21日に運賃を値下げし、京都市内で最も運賃が安いタクシー会社となったが、2007年4月に値上げし値下げ前の運賃に戻った(A料金)。また2014年の運賃改定により、C運賃を採用。

  • 車両台数 : 小型車 152両、中型車 20両、特定大型車(ジャンボタクシー)22両
  • 運賃
    • 小型車 : 590円、爾後324m又は2分05秒ごとに80円
    • 中型車 : 600円、爾後316m又は2分00秒ごとに80円


脚注[編集]

  1. ^ a b c 京聯タクシー、民事再生法を申請 競争激化で経営悪化 - 京都新聞(2015年3月31日付、同年4月1日閲覧)
  2. ^ 亀岡市に本社を置いていた。現在舞鶴市に本社を置く同名のバス会社は、大阪の日本交通の子会社で資本関係はないが、元々は亀岡の京都交通の舞鶴支社だったのが経営破綻時に大阪の日本交通の支援を受けて受け皿会社として設立されたものである。なお、亀岡の日本交通も残りのバス路線を京阪バスグループの京阪京都交通に譲渡して清算された。
  3. ^ 追報:京聯自動車(株)(京都)/破産手続き開始決定JC net. 2015年10月7日