中島一

中島 一(なかじま はじむ、1925年大正14年)11月22日[1] - 2012年平成24年)6月11日)は、日本の政治家彦根市長(3期)。

経歴[編集]

滋賀県守山市出身。旧制名古屋工業専門学校(現・名古屋工業大学建築科卒業。旧建設省技官滋賀県庁を経て、愛知工業大学教授に就任。

1993年に彦根市長選挙に立候補、現職の獅山向洋を破って初当選。以後2005年まで3期12年にわたって市長を務めた[2]

市長在任中は、都市計画の専門家として、江戸時代の彦根城下町の街並みを再現した「夢京橋キャッスルロード」などの整備を進めた[2]。また、平成の大合併の際には、周辺の豊郷町甲良町多賀町との1市3町での合併に取り組んだが、市民の意向調査で反対意見が多数を占め、失敗に終わった[3]

2012年6月11日脳出血のため死去、86歳没[4]。死没日をもって正五位に叙される[5]

脚注[編集]

  1. ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、268頁。
  2. ^ a b “中島一氏死去 前彦根市長”. 京都新聞. (2012年6月18日). http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120615000015 2013年2月21日閲覧。 
  3. ^ “彦根市と3町、合併協解散へ 22回目で協議に幕”. 朝日新聞. (2005年2月10日付滋賀地方面)。
  4. ^ “中島一さん死去”. 朝日新聞. (2012年6月16日付滋賀地方面)。
  5. ^ 『官報』第5845号10頁 平成24年7月19日号