2012年ロンドンオリンピック

2012年ロンドンオリンピック
第30回オリンピック競技大会
Jeux de la XXXe olympiade
Games of the XXX Olympiad
開催都市 イギリスの旗 イギリス ロンドン
参加国・地域数 204
参加人数 10,931人
競技種目数 26競技302種目
開会式 2012年7月27日
閉会式 2012年8月12日
開会宣言 エリザベス2世女王
選手宣誓 サラ・スティーヴンソン
審判宣誓 Mik Basi
コーチ宣誓 Eric Farrell
最終聖火ランナー Callum Airlie
Jordan Duckitt
デジレー・ヘンリー
Katie Kirk
キャメロン・マクリッチ
Aidan Reynolds
Adelle Tracey
主競技場 オリンピック・スタジアム
夏季
冬季
オリンピックの旗 Portal:オリンピック
テンプレートを表示
出場選手の人数
  300人以上
  100 - 299人
  30 - 99人
  10 - 29人
  5 - 9人
  1 - 4人

2012年ロンドンオリンピック(2012ねんロンドンオリンピック)は、2012年平成24年)7月27日から8月12日までの17日間、イギリスロンドンで開催された第30回オリンピック競技大会

204の国と地域から約11,000人が参加し、実質19日間(開会式に先立ち男女サッカーの一部試合が行われた2日間を含む)に26競技302種目が行われた。一般的にロンドンオリンピックと呼称され、ロンドン五輪と略称される。

大会招致の経緯について[編集]

2005年7月6日シンガポールで開かれた第117次IOC総会にて、パリ、ロンドン、ニューヨークモスクワマドリードの5都市の中から開催地を決定する投票が行われた。

2012年夏季オリンピック開催地投票
都市 1回目 2回目 3回目 4回目
ロンドン イギリスの旗 イギリス 22 27 39 54
パリ フランスの旗 フランス 21 25 33 50
マドリード スペインの旗 スペイン 20 32 31 -
ニューヨーク アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 19 16 - -
モスクワ ロシアの旗 ロシア 15 - - -

1回目の投票で過半数を獲得した都市がなかったため、最も票の少なかったモスクワが落選。2回目でニューヨーク、3回目でマドリードがそれぞれ落選し、4回目の投票でパリを破ったロンドンが史上初となる3度目(中止となった1944年も回次に加えるため実際は4回目)の夏季オリンピック開催地に選ばれた。

参加国・地域[編集]

204の国と地域から、それぞれの国内オリンピック委員会 (NOC) による選考を通過した選手が出場した。そのうち、全競技を通じてメダルを獲得したことのない国が80か国、1度だけメダルを獲得した国が20か国ある[1]。また、NOCのない国地域の選手も独立参加選手団として4名が参加している。以下は、少なくとも1名以上の選手を今大会に出場させることを決定したNOCの一覧である。2012年6月25日時点で、出場資格を持つ選手を少なくとも1人以上有している国および地域の数は197ある。

実施競技について[編集]

実施競技見直しについての詳細は第117次IOC総会を参照。

第117次IOC総会で実施競技見直しが審議され、野球ソフトボールの除外が決定した。また、ゴルフ空手ラグビーローラースケートスカッシュのいずれかと上述2競技との入れ換えによる新規採用も審議されたが、空手とスカッシュが候補になるものの、オリンピック競技としては認められず、結果として新規採用も見送られた。このため、2012年ロンドン大会では前回の北京大会から2競技減少し、以下の26競技が開催された。

サッカー競技の代表編成について[編集]

サッカーは、イギリスのオリンピック委員会が国際競技団体として統一イギリス本土4協会の代表の組織を承認していないため[注 1]、イギリス本土において国際サッカー連盟(FIFA)に加盟する英本土4協会(イングランドスコットランドウェールズ北アイルランド)が一体となった統一イギリス代表としてエントリーすることも検討されたが、イングランド以外の英本土3協会が協会の独立性が失われるとして統一イギリス代表の不参加を主張。一旦は統一チーム結成は断念し、イングランド代表の単独チームが『イギリス五輪代表』として出場することになっていた。しかし、イギリスオリンピック委員会を中心として調整をした結果、統一チームの結成で合意した。なお、『イギリス』としての五輪サッカー出場は、今回のオリンピックで男子は12回目(非公式種目時代も合わせると13回目)、女子は初となる。過去出場した男子チームはチーム名こそ『イギリス』だったが、中身はイングランド単独チームであった。

開催日程について[編集]

枠内の数字は施行競技数。公式な最終スケジュールは2011年2月15日に発表された [53]。なお、日付はイギリス時間である。

2012年7月27日 - 8月12日, 数字は金メダル確定数, •は予選, Rは予備日

日 付 25 26 27 28 29 30 31 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開会式閉会式
陸上競技 2 6 6 5 4 4 5 6 8 1 47
ボート 3 3 4 4 R 14
バドミントン 1 2 2 5
バスケットボール 1 1 2
ボクシング 3 5 5 13
カヌースプリント 4 4 4 12
カヌースラローム 1 1 2 4
自転車競技トラックレース 2 2 1 1 1 3 10
自転車競技(ロードレース 1 1 2 4
自転車競技(マウンテンバイク 1 1 2
自転車競技(BMX 2 2
日付 25 26 27 28 29 30 31 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
馬術障害飛越競技 1 1 2
馬術(馬場馬術 1 1 2
馬術(総合馬術 2 2
フェンシング 1 1 1 1 2 1 1 1 1 10
サッカー 1 1 2
体操体操競技 1 1 1 1 3 3 4 14
体操(トランポリン 1 1 2
体操(新体操 1 1 2
ウエイトリフティング 1 2 2 2 2 2 1 1 1 1 15
ハンドボール 1 1 2
ホッケー 1 1 2
柔道 2 2 2 2 2 2 2 14
レスリング(グレコローマン) 2 3 2 7
レスリング(フリースタイル) 2 2 2 3 2 11
日付 25 26 27 28 29 30 31 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
水泳(競泳) 4 4 4 4 4 4 4 4 1 1 34
水泳(シンクロナイズドスイミング) 1 1 2
水泳(飛込) 1 1 1 1 1 1 1 1 8
水泳(水球) 1 1 2
近代五種 1 1 2
テコンドー 2 2 2 2 8
テニス 2 3 R 5
卓球 1 1 1 1 4
射撃 2 2 1 1 1 1 2 2 1 2 15
アーチェリー 1 1 1 1 4
トライアスロン 1 1 2
セーリング 2 2 2 1 2 1 10
バレーボール 1 1 2
ビーチバレー 1 1 2
12 14 12 15 20 18 22 25 23 18 21 17 22 16 32 15 302


国・地域別メダル獲得数[編集]

国・地域
1 アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 46 29 29 104
2 中国 中国 38 27 23 88
3 イギリス イギリス(開催国) 29 17 19 65
4 ロシア ロシア 24 26 32 82
5 韓国 韓国 13 8 7 28
6 ドイツ ドイツ 11 19 14 44
7 フランス フランス 11 11 12 34
8 イタリア イタリア 8 9 11 28
9 ハンガリー ハンガリー 8 4 5 17
10 オーストラリア オーストラリア 7 16 12 35

※大会日程全競技終了時点 [54]

メダリスト[編集]

競技会場[編集]

1948年大会以来64年ぶりの開催となるため、大会会場および選手村の大部分は市街地の再開発地域を割り当てられ、大半の施設が新設となった。

オリンピック・パーク
ロンドン東部
ロンドン中心部
ロンドン北西部
ロンドン南西部
ロンドン郊外
その他

2012年ロンドンオリンピックでは、下記のロンドン以外の会場で一部の競技が開催された。

ジェンダーについて[編集]

これまでイスラム教の戒律に基づき、男性しか出場させていなかったサウジアラビアカタールブルネイが女性選手を派遣することになり[85][86]、オリンピック史上初めてすべての国・地域から女性選手が参加できる大会となった[86]参加標準記録を満たせなかったなどの理由で女性選手が参加しない2チームを除く、202の国と地域が女性選手を派遣したが[86]、男性が出場しない国・地域もあった[87]

また、本大会は男子のみしかなかった野球と女子のみしかなかったソフトボールが排除、ボクシングで女子種目が新たに採用され、全26競技で男女の種目が実施された。新体操とシンクロナイズドスイミングでは女子種目のみが採用されており、男子の参加は果たされていない[85][88]シンクロナイズドスイミングは競技の水泳に包含されている。新体操(2種目)は競技の体操に包含されているが、同じく競技の体操に包含されている体操競技は男子のほうが2種目多い。

開会式[編集]

2012年ロンドン五輪開会式

2012年ロンドンオリンピックの開会式は映画監督のダニー・ボイルが演出を担当し、テクノバンドアンダーワールド音楽監督を務めた。テーマは「驚きの島々(The Isles Of Wonder)」。

第1部[編集]

午後8時58分から約2分間、ボイル監督とBBC製作によるフィルムが流される。グロスタシャーの昔の農村風景と現在の英国の生活イメージが英国の歴史を辿るように交互に流された。やがて2012年のロンドンになり、リアルタイムのオリンピックスタジアム映像へと繋がる。スタジアム内で風船を持った子供たちが映り、その風船には10から1の数字が書かれ、カウントダウンとともに割れていく。

現地時間午後9時(UTC+1)を迎えると、ブラッドリー・ウィギンスにより「オリンピック・ベル」が鳴らされ、セレモニーの開会を告げた。競技場には中世の村落が復元され、当時の衣装を着た俳優らが登場。次第に産業革命を経て近代の都市に変わる様子が演じられた。イザムバード・キングダム・ブルネル役のケネス・ブラナーウィリアム・シェイクスピアの『テンペスト』の一節を読み上げると、産業革命の象徴として巨大な製鉄所の煙突が登場し、鍛冶職人らが赤く熱せられた鉄を打ち、巨大な環状の鉄骨を精錬した。それらが高く挙上されると巨大な五輪となり花火を降り注いだ。

女王の登場について[編集]

スタジアムの電光掲示板にフィルム映像が映し出され、エリザベス女王がタキシード姿の当代ジェームズ・ボンドダニエル・クレイグにエスコートされながらバッキンガム宮殿を出てヘリコプターに搭乗。ヘリがスタジアムに向かって離陸、飛行する映像が流されると、『ジェームズボンドのテーマ』がスタジアムに流される中、上空にヘリが飛来。女王とボンド(いずれもスタントマン)がヘリから飛び降りユニオンフラッグがプリントされたパラシュートでスタジアムに降下した。「ジェームズ・ボンドにエスコートされた空飛ぶ女王陛下」の演出に観衆が驚く中、エリザベス女王本人が貴賓席に登場した。その後イギリス国旗が入場し、聴覚障害の子供たちが手話によってイギリス国歌を合唱する中、国旗が掲揚された。

第2部について[編集]

小児病院のシーンでは、冒頭に『エクソシスト』のメインテーマ等をマイク・オールドフィールドが演奏。子供たちが就寝後、ハリー・ポッターシリーズの原作者であるJ・K・ローリングが『ピーター・パン』の一節を朗読。そこから、フック船長ヴォルデモートハートの女王クルエラ・ド・ヴィルボンバースト男爵といった悪役が登場する。恐がる子供たちのもとに、傘を差しメリー・ポピンズに扮した女性たちが空から登場。悪役たちを追い払う。

それからサイモン・ラトルロンドン交響楽団によるヴァンゲリスの『炎のランナー』のテーマ曲の演奏が行われたが、そこへローワン・アトキンソン演じるMr.ビーンがシンセサイザーを演奏するかたちで登場し、演奏の傍ら携帯をいじったり回想にふけるなどコミカルな姿を見せ、観衆を笑わせた。

第3部[編集]

このあと参加国の選手団の入場行進が行われた。入場時には各国プラカードと共に国名の入った銅製のカップ(花びらを模している)が運ばれ、競技場の中央に並べられた。セバスチャン・コー組織委員会会長とジャック・ロゲIOC会長のあいさつ、開催国の元首である女王への開会宣言の要請が行われた。この要請を受け、王配のエジンバラ公フィリップと同伴でエリザベス女王によって「私は、第30回近代オリンピアードを祝し、ここにロンドン大会の開会を宣言します」と開会宣言が行われた。エジンバラ公はオーストラリア女王である女王の名代としてメルボルンオリンピックの開会宣言を、エリザベス女王はカナダ女王としてモントリオールオリンピックの開会宣言をしており、互いに2度目の開会宣言となった(夫婦そろっての開会宣言は初)。その後、オリンピック旗が入場し、アトランタオリンピックの聖火点火者でパーキンソン病患者のモハメド・アリも登場。オリンピック賛歌が演奏される中、旗が掲揚された。式典のここまでは一貫してはいるものの、通例となっている歴代開催地の紹介が省略されているのは前回大会と変わりない。

聖火の点灯[編集]

開催中の移設

聖火は、デイヴィッド・ベッカムが舵をとる船でテムズ川から競技場へと運ばれ、スティーヴ・レッドグレーヴに手渡された。聖火台への点灯は過去イギリスで華々しい成績を残した選手から指名を受けた7人の10代のアスリートによって行われた。競技場の中央に、長い棒の先がカラーの花のようになったトーチが参加国の数の204本[注 2]、放射状に設置されており、それらに点火すると自動的に立ち上がりはじめ、すべてが垂直に起立すると一つの巨大な聖火台を構成した。聖火台のデザインはトーマス・ ヘザウィックが手がけた。これら一連の式典が終わると、ポール・マッカートニーが『Hey Jude』などを歌い、開会式に花を添えた。

聖火台が競技場の中央(フィールド部)にあるため、陸上競技の種目が始まる直前の2012年7月30日に競技場南側スタンドの上部に移設され[89]、1948年に続き今回も聖火ランナーを務めたオースティン・プレイフット(Austin Playfoot)により再点火がなされた。

閉会式[編集]

大会マスコット[編集]

2012年ロンドンオリンピックのマスコットとしてウェンロック(Wenlock)、ロンドンパラリンピックのマスコットとしてマンデビル(Mandeville)という二体が2010年5月19日に発表された。ウェンロックは1850年から近代オリンピックの前身となるスポーツ競技会(ウェンロック・オリンピック)が開催されているイングランドシュロップシャーにあるウェンロック(Much Wenlock)にちなんで命名された。二体ともマンチェスター郊外の町ボルトンの鉄工所の鉄くずから生まれたとされ、目はカメラになっており、頭にはタクシーランプがある。

メダル・表彰式[編集]

メダル

は、イギリス出身の芸術家デビッド・ワトキンスによるデザイン[90]。大会ロゴとテムズ川をイメージした太い曲線、放射状に多数の細い直線が配置された。は、2004年アテネ大会で76年ぶりに一新され、2008年北京でも採用された、パナシナイコ・スタジアムから飛び立つニーケー(ギリシャ神話の勝利の女神)のデザイン[91]

重さは375 - 400グラムで、夏季五輪史上で最も重いという[92][93]。直径85mm・厚さ7mm[94]。完成次第ロンドン塔に運ばれて保管され、7月2日に全4700個のうちの最後の2個が届けられた[95]

表彰式

表彰式ではメダルと共に小さな花束も贈呈された。この際のアシスタントとして男性も起用されたのは、今大会が初という。また、表彰台と制服はロイヤル・カレッジ・オブ・アートの学生らによるデザインだった[96]。表彰式では映画『炎のランナー』のテーマ曲「Chariots of Fire」が流された[97]表彰式の際に流される日本の国歌は「君が代は」から始まるものの、それが二度続いてから「千代に八千代に」と流された。こうした事は「千代に八千代に」から国歌が始まったと言う日本初の金メダルの表彰がなされた1928年のアムステルダム大会以来の事。[要出典]

テレビ中継[編集]

イギリスではBBCが放送。アメリカはNBC、カナダではCTV、日本では日本放送協会(NHK)と日本民間放送連盟によるジャパンコンソーシアムで放送された。

国際映像は全競技・全種目が画角16:9のHDTV(ハイビジョン)で制作され、日本ではテレビの完全デジタル化後はじめての大会となった[98]。ただし、スコアや選手名(英文表記)などのテロップは他の国や地域で画角4:3SD放送をおこなっているところがあるため、4:3画面にあわせた位置となっていた。これはロンドンパラリンピックでも同様のフォーマットが用いられた。

今大会の映像を放送事業者が自局の番組で使用する場合、1番組につき合計3分間までの制限がある[注 3]

なお、今大会は日本放送協会とオリンピック放送機構、BBCの共同によるスーパーハイビジョンパブリックビューイングが日本・イギリス・アメリカの3国で実施された[99]。またシンクロナイズドスイミング競技の国際映像では、NHKが開発した水面合成カメラ「ツインズカム[注 4]が活用された[100]

開催前の問題[編集]

メディア規制[編集]

今大会ではインターネットやソーシャルメディアの利用について細かな規約があることが報じられた[101]。 規約では観客が会場内で撮影した画像のアップロードを禁じている。これは競技だけでなく、自分を撮影した記念写真なども対象になるという。また、選手に対しても選手村内の画像のアップロード、無許可の関連商品についてのブログ記事、試合に関連するツイートまでも禁止対象となっている。 この他、オフィシャルスポンサー以外の企業にはOlympicsという単語の使用した宣伝を禁じるだけでなく、Londonや2012など今大会を思わせる単語をくみあわせた宣伝も禁止するとした。 また、競馬では2012年にイギリス国内で競走馬登録され命名された馬にはオリンピックおよびパラリンピック関連の馬名をつけることが禁止されている[102]

五輪委員会と五輪組織委員会の対立[編集]

イギリスオリンピック委員会とロンドン五輪組織委員会は、マーケティング収入の分配をめぐって対立し、2011年3月現在、IOCが仲裁にはいる事態になっている[103]

ミサイル配備[編集]

テロ対策として住宅地を含む会場周辺に地対空ミサイルを配備するというイギリス国防省(MOD)の計画に対して、配備対象となったマンションの住民らが事前に適正な説明がおこなわれず人権侵害だとしてミサイル配備差し止めをもとめる提訴がおこされたが[104]、強力な抑止力になるとしてしりぞけられている[105]

国旗問題[編集]

ロンドン中心部、リージェント・ストリートは開幕を直前にして中国政府の不興を買わないよう台湾国旗を撤去した。リージェント・ストリートの担当者はイギリス外務省による圧力がかけられたことを認めている。オリンピック委員会はこの問題における責任を回避した[106]

ムスリム選手の問題[編集]

本大会の開催期間は、イスラム教では断食の義務、ラマダーンを行わなくてはならない時期であり、本来の力を出せないとイスラム国家のオリンピック委員会から抗議の声があがっていた。これについてはエジプトにおける宗教権威であるウラマーが「ロンドンにいる以上は旅行者なのでラマダンをしなくても良い」という見解を出したため問題はひとまず沈静化したが、一部の敬虔な選手は自主的にラマダンを部分的にあるいは完璧に行おうと努めた。 また、女子柔道においてヒジャブの着用を認めることを求めるなど、オリンピックの国際化が引き起こした諸問題を象徴する騒動となっている。

開催後の問題[編集]

犯罪、事件[編集]

  • 8月6日の陸上競技男子100m走決勝で、何者かがジャマイカのウサイン・ボルトに向かってボトルを投げつけた。投げつけたものはすぐに取り押さえられ、逮捕された[107]
  • カメルーンの選手7人(ボクシング5人、女子サッカー1人、水泳男子1人)が、8月7日までに行方不明になった[108]。経済的理由と見られているが、選手の滞在はビザなしで11月8日までは滞在は可能。また、ギニアの選手3人(競泳2人、レスリングのコーチ1人)やコンゴ民主共和国の選手とコーチ(柔道、ボクシング、陸上競技、コーチ1人ずつ)も行方不明となった[109][110]

開会式でのトラブル[編集]

  • 開会式のインド選手団の行進の際、選手団と無関係の女性[注 5]が旗手の隣を歩いていた。それに対し、インド選手団は大会主催者に抗議した[111]
  • 開会式を締めくくる「ヘイ・ジュード」の大合唱で、音が2重になるという音響トラブルが発生した[112]
  • 日本人選手団は開会式での行進後に帰る選手とそのまま残ることを希望していた選手がいたが、誘導の手違いで全員が場外に退場してしまうトラブルがあり、後に組織委員会から謝罪されている[113][114]

空席問題[編集]

  • 体操や水泳など一部の競技会場で、観戦希望者が複数回抽選に漏れるような観客席でも、スポンサー企業向けやオリンピック関係者向けの予約席には空席が目立っていることに批判が上がった[注 6]。この批判に対し委員会は空席チケットを一般販売するなどの対策を講じるが、それまでは警備担当兵士を観客席に動員し空席を減らすなどの対応をする[115]

競技運営上のトラブル[編集]

  • 7月25日の女子サッカー1次リーグG組、コロンビア北朝鮮戦で北朝鮮選手紹介の際、誤って韓国の国旗を電光掲示板に表示してしまうアクシデントがあった。北朝鮮側は抗議し、一時選手がピッチから引き上げる事態となった[116]
  • 8月1日にバドミントン女子ダブルスで無気力試合を行ったとして、ベスト8入りした中国、インドネシア1組と韓国2組の計4ペアが失格処分となっている[117]
  • 8月1日のボクシング男子バンタム級2回戦の日本の清水聡とアゼルバイジャンのマゴメド・アブドゥルハミドフの試合で6回のダウンがあったにも関らず、17-22で清水聡の判定負けとなったが、これに対し清水聡が提訴し、協議の結果判定が覆り、レフリーは追放処分となっている[118][119]

政治的主張についての問題[編集]

8月10日におこなわれた男子サッカー競技3位決定戦の日本対韓国戦の試合終了後に、韓国チームのミッドフィールダー朴鍾佑(パク・ジョンウ)がハングルで「ドクトヌンウリタン(独島は我々の領土)」と書かれたプラカードを掲げてサッカー場を1分間ほど駆け回るパフォーマンスをおこなった。IOCとFIFAの憲章と規定により、大会における出場者の政治的主張は厳重に禁止されているため、この件についてIOCとFIFAは正式な調査に入り[120][121]、IOCは暫定的な処分として朴を表彰式に出席させないよう大韓体育会(KOC)に要求した。これにより朴は表彰式に出席できなかった[122]。表彰式が終了した後も調査は継続中で正式な裁定は下されておらず、朴に対する銅メダルの授与も保留された。これらのIOCの動きに対してKOCは事前に計画されたパフォーマンスではなく偶発的な行動であるという言い訳をした。なお、独島パフォーマンスの14時間ほど前には、韓国の李明博大統領が現役大統領として初めて竹島に上陸し、これに対して日本政府が駐韓日本大使の武藤正敏を即日召還、駐日韓国大使の申ガク(王偏に玉)秀(シン・ガクス)を外務省に呼んで厳重に抗議するなど大きな政治問題となっていた[123]。その後2013年2月12日にIOCは保留していた銅メダルの授与を決めた。

その他[編集]

Alias制作のフォント「Klute」をベースに新たに作ったエンブレム用ロゴは、大会で陸上トラックのレーンナンバーなどにも用いられ、統一感が出された[124]
  • 2007年6月発表[125]のロゴマーク(オリンピックエンブレム)を含めた、大会のブランド作成は、ウルフ・オリンズ社が請け負った[126]
  • 陸上競技では夏季オリンピックで初となる電子式スターターピストルが導入された。従来は各レーンの後方に置かれたスピーカーとスターターピストルの両方から発砲音を出していたが、本大会ではスピーカー以外から音が出ないように改良された。
  • この大会は日本にとって1912年ストックホルムオリンピックでの近代オリンピック初参加からちょうど100年を迎える大会である。また、ロンドンオリンピック自体は3回目(非開催の1944年大会も数えると4回目)の開催だが、日本は1908年大会には選手を派遣せず、1948年大会は敗戦国で参加が認められなかったため、この2012年大会が初めてのロンドンオリンピック参加となった。
  • 開催前の気象状況が良くなかったため大会組織委は、豪雨の場合に決行できない種目について、予定変更・延期も事前検討していたが[127][128]、好天に恵まれて幕を閉じた[129]
  • 大会組織委の2013年5月の発表によると、大会の最終決算は3000万ポンド(当時約46億円)の黒字になったという[130][131]

注釈[編集]

  1. ^ 但し、国際オリンピック委員会(IOC)はイギリス海外領土のバミューダ諸島イギリス領ヴァージン諸島ケイマン諸島の3地域の国内オリンピック委員会を認可している。
  2. ^ 先端には前述の国名の入った花びらを模した銅製のカップが取り付けられている。閉幕後は各国のオリンピック委員会に贈られる(閉会式テレビ中継内のアナウンスより)。
  3. ^ 2012年8月12日放送のTBSテレビ『サンデーモーニング』の週刊御意見番で言及があった。
  4. ^ 水上と水中で撮影した映像を水面をはさんだ1つのスムーズな映像に合成する機材と技術。
  5. ^ 後に、開会式のショーに出演したインド出身の大学院生と判明。インド選手団「謎の女性」はショー出演者、開会式で入場行進 - ロイター、2012年7月29日
  6. ^ バスケットボールの12,000人収容会場で約2,000席が空席など。

脚注[編集]

  1. ^ Joel Millman (2012年7月23日). “五輪メダルに縁のなかった80カ国が見習うべきはジャマイカやキューバの戦略”. ウォール・ストリート・ジャーナル日本版. 2012年7月23日閲覧。
  2. ^ a b c Asian Qualification Tournament for London 2012 – Medallists”. World Taekwondo Federation (2011年11月26日). 2011年11月26日閲覧。
  3. ^ a b Men's Qualification – Weightlifting”. IWF. 2011年11月13日閲覧。
  4. ^ World Series of Boxing – Results”. AIBA (2011年5月28日). 2011年5月28日閲覧。
  5. ^ a b c Qualified countries in Wrestling for London’s Olympic Games”. FILA (2012年3月31日). 2012年3月31日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk iaaf.org – Top Lists”. IAAF. 2011年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月4日閲覧。
  7. ^ Canoeing – Results”. COJA:Comissão Organizadora dos X Jogos Africanos. 2011年9月10日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az Quota places by NATION and Name”. ISSF (2011年3月8日). 2011年3月19日閲覧。
  9. ^ Judo Invited Country to take part at the London Games”. IJF (2012年6月13日). 2012年6月13日閲覧。
  10. ^ Azerbaijan wins first license for 2012 Olympic Games in London. News.az. 23 June 2011
  11. ^ a b c d Archery Invitation places for London 2012 Olympic Games”. FITA (2012年4月19日). 2012年4月19日閲覧。
  12. ^ a b c d London 2012 Olympic Places Announced Following Alltech Fei World Equestrian Games”. FEI (2010年10月14日). 2011年3月19日閲覧。
  13. ^ a b c d Final African Olympic Quota Places revealed”. AIBA (2012年4月17日). 2012年5月5日閲覧。
  14. ^ Saudi Arabia to let women compete in Olympics for first time”. CNN. 2012年6月25日閲覧。
  15. ^ a b c Cambodia, Mali, Panama, Yemen Earn 1 Wild Card Each for London Olympic Taekwondo Competition”. WTF (2012年4月17日). 2012年4月17日閲覧。
  16. ^ a b Qualifers〔ママ〕 From Africa For Olympic Games London 2012”. ITTF (2011年9月13日). 2011年9月13日閲覧。
  17. ^ a b c d e f g h i j Judo Qualification”. IJF (2012年5月9日). 2012年5月9日閲覧。
  18. ^ African Qualification Tournament for 2012 London Olympics”. WTF (2012年1月12日). 2012年1月12日閲覧。
  19. ^ Brazil reign again, Colombia make history”. FIFA (2010年11月22日). 2011年3月19日閲覧。
  20. ^ Canoe Slalom Olympic Qualifiers.” (PDF). 2012年6月23日閲覧。
  21. ^ Moumin Geele Profile”. IAAF. 2011年8月7日閲覧。
  22. ^ a b c Eritrea's Daniel Teklehaimanot wins 3rd African Title in Cycling;Ethiopia finished third”. nazret.com (2010年1月15日). 2011年3月19日閲覧。
  23. ^ Qualified countries for London’s Olympic Games at the African and Oceania OG qualifying tournament”. FILA (2012年3月18日). 2012年3月18日閲覧。
  24. ^ a b c d e Direct Qualifiers for 2012 London Olympic Games – Provisional list” (PDF). ITTF. 2011年5月17日閲覧。
  25. ^ Ásdís tryggði sér sæti á HM og ÓL” (webpage). mbl.is. 2011年8月2日閲覧。
  26. ^ Curtain comes down on 123rd IOC Session”. IOC. 2011年7月11日閲覧。
  27. ^ Six more countries qualify for the Olympic Games”. World Archery (2011年10月24日). 2011年10月26日閲覧。
  28. ^ a b Qualification Summary”. IWF (2012年6月9日). 2012年6月9日閲覧。
  29. ^ Players Qualified for the 2012 London Olympic Games”. ITTF (2011年10月20日). 2011年10月20日閲覧。
  30. ^ Tennis First Olympic Entries are Revealed”. ITF (2012年4月18日). 2012年4月18日閲覧。
  31. ^ Tarptautinė lengvosios atletikos federacija paskelbė Londono olimpiados normatyvus” (Lithuanian). 2011年5月25日閲覧。
  32. ^ Wingate University swimmer to compete in Olympics”. Unioncounty.wbtv.com (2012年6月7日). 2012年6月23日閲覧。
  33. ^ Malawi Olympic Team Announced”. 2012年6月24日閲覧。
  34. ^ World Archery 2011 Results Summary, Team Ranking”. International Archery Federation. 2011年7月9日閲覧。
  35. ^ a b Badminton Men's Singles Olympic Selection”. BWF (2012年5月3日). 2012年5月3日閲覧。
  36. ^ Marshall Islands athletes train in Australia for Olympics” (2012年7月23日). 2012年7月25日閲覧。
  37. ^ 2012 Olympic and Paralympic Rowing Qualification by Event”. FISA. 2012年5月19日閲覧。
  38. ^ Final American Olympic boxing quota places revealed”. AIBA. 2012年5月13日閲覧。
  39. ^ Pakistan seal London 2012 berth with Asian Games triumph”. FIH (2010年11月25日). 2011年5月25日閲覧。
  40. ^ a b Oceania Taekwondo Qualification Tournament wrapped up with great success”. World Taekwondo Federation (2011年9月11日). 2011年9月11日閲覧。
  41. ^ Olympic Qualifiers and Reserves from Latin America”. ITTF (2012年3月6日). 2012年3月7日閲覧。
  42. ^ Barriga Qualifies for London Olympics”. PhilBoxing (2011年10月8日). 2011年10月8日閲覧。
  43. ^ Tuesday, June 12, 2012 More Sharing ServicesShare | Share on facebook Share on twitter Share on linkedin Share on stumbleupon Share on email Share on facebook_like” (2012年6月12日). 2012年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月25日閲覧。
  44. ^ LONDON 2012 OLYMPIC GAMES COUNTDOWN... 59 DAYS TO GO” (2012年5月29日). 2012年7月25日閲覧。
  45. ^ Quota places for 2012 Olympic Games London” (PDF). European Aquatics. 2011年5月25日閲覧。
  46. ^ Canoe Slalom Olympic Quotas”. ICF (2012年5月27日). 2012年5月27日閲覧。
  47. ^ Tongan torpedo's London build up in Raumati”. stuff.co.nz (2012年6月15日). 2012年6月22日閲覧。
  48. ^ Mayor welcomes Olympic sprinters to Preston”. 2012年6月24日閲覧。
  49. ^ Brazil hit heights once more”. FIFA (2011年2月14日). 2011年5月25日閲覧。
  50. ^ Men's Table Tennis Qualifiers”. ITTF (2012年4月24日). 2012年4月24日閲覧。
  51. ^ Times”. FINA. 2011年6月30日閲覧。
  52. ^ “Phuoc qualifies for London 2012”. Viet Nam News. (2011年5月17日). http://vietnamnews.vnagency.com.vn/Sports/211373/Phuoc-qualifies-for-London-2012-.html 2011年5月25日閲覧。 
  53. ^ “London 2012 Olympic Games schedule released”. BBC News. (2011年2月15日). オリジナルの2011年5月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110527023300/http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/olympic_games/london_2012/9397378.stm 2011年5月25日閲覧。 
  54. ^ 最新データは公式サイトで確認可能(Medal Count - Olympic Medal Standings - Official Results|London 2012)。
  55. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 オリンピック・スタジアム - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  56. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 アクアティクス・センター - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  57. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ウォーター・ポロ・アリーナ - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  58. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 カッパー・ボックス - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  59. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 バスケットボール・アリーナ - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  60. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 リバーバンク・アリーナ - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  61. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ベロドローム - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  62. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 BMXトラック - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  63. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 エクセル - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  64. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ノース・グリニッジ・アリーナ - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  65. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 グリニッジ・パーク - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  66. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ロイヤル・アーティラリー・バラックス - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  67. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ホース・ガーズ・パレード - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  68. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ザ・マル - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  69. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 アールズ・コート - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  70. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ローズ・クリケット・グラウンド - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  71. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ハイド・パーク - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  72. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ウェンブリー・アリーナ - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  73. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ウェンブリー・スタジアム - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  74. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ウィンブルドン - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  75. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ハンプトン・コート宮殿 - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  76. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 イートン・ドーニー - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  77. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 リー・バレー・ホワイト・ウォーター・センター - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  78. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ミレニアム・スタジアム - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  79. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 オールド・トラフォード - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  80. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 セント・ジェームズ・パーク - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  81. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 シティ・オブ・コベントリー・スタジアム - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  82. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ハムデン・パーク - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  83. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ウェイマス・アンド・ポートランド - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  84. ^ ロンドンオリンピック2012 競技会場 ハドレー・ファーム - JOC”. 日本オリンピック委員会. 2021年9月20日閲覧。
  85. ^ a b ロンドン五輪、28日に競技本格スタート 柔道、競泳陣らが登場”. MSN産経ニュース (2012年7月27日). 2012年7月28日閲覧。
  86. ^ a b c ロンドン五輪 204の国と地域参加へ”. NHKニュース (2012年7月25日). 2012年7月29日閲覧。
  87. ^ london 2012.com. “Chad - Athletes”. 2012年8月15日閲覧。
  88. ^ 因みに、男子新体操は日本発祥の競技であり、2000年頃から国際化の取り組みが始まった。
  89. ^ 新国立に聖火台置けない!? 変更ならまたお金 - 日刊スポーツ、2016年3月4日
  90. ^ オリンピック 英国アーティストのデザインによるロンドン五輪のメダルが公開 RBB TODAY
  91. ^ ロンドンの金・銀・銅メダル発表 - 読売新聞
  92. ^ レコードチャイナ:ロンドン五輪メダル、その重さは?
  93. ^ レコードチャイナ:史上最も重いロンドン五輪の金メダル、「かまないで」と組織委員会
  94. ^ London 2012 medals to be housed at the Tower of London - London 2012 Olympics
  95. ^ NHKオリンピックニュース - 五輪メダル ロンドン塔に保管
  96. ^ スポーツ報知、2012年7月23日付、B面
  97. ^ 五輪効果だ!「炎のランナー」人気再スパート! ― スポニチ Sponichi Annex 芸能
  98. ^ 東日本大震災に伴う地上デジタル放送に係る電波法の特例に関する法律によりアナログ停波が延期されていた岩手県宮城県福島県を含む。
  99. ^ ◆スーパーハイビジョン ロンドンオリンピック パブリックビューイング上映競技について - NHK Information「技術情報」 2012年8月2日閲覧
  100. ^ ◆ロンドンオリンピックが「ツインズカム」を採用 ~シンクロナイズドスイミングの中継に幻想的な映像効果~ - NHK Information「技術情報」 2012年8月2日閲覧
  101. ^ Facebook Users Posting Photos Of Olympics Could End Up Being Sued
  102. ^ 今年一杯オリンピック関連の馬名の登録は禁止 - ジャパン・スタッドブック・インターナショナル 海外競馬ニュース 2012年6月10日閲覧
  103. ^ 2011年3月11日の朝日新聞朝刊27面
  104. ^ 「五輪ミサイル」配備見直しを=住民らが提訴-ロンドン〔五輪〕時事通信 2012年7月10日
  105. ^ 住宅の屋上に地対空ミサイル配備 英、五輪会場の周辺に 朝日新聞 2012年7月13日
  106. ^ オリンピック目前でまたもや騒動、台湾の国旗が撤去される
  107. ^ ボルトにボトル投げ入れた男逮捕 サンケイスポーツ 2012年8月7日
  108. ^ カメルーン選手7人が行方不明に ロンドン五輪CNN 2012年8月8日
  109. ^ ギニア五輪代表4人のうち3選手が行方不明 スポーツニッポン 2012年8月14日
  110. ^ コンゴの五輪選手ら4人行方不明 デイリースポーツ 2012年8月14日
  111. ^ ロンドン五輪開会式に謎の女性、インド選手団と行進 - AFPBB NEWS、2012年7月29日
  112. ^ ポール、8万人大合唱!機械トラブルで急きょ大合唱スポーツ報知 2012年7月29日閲覧
  113. ^ 【ロンドン五輪】日本選手団は開会式でどうして退場したのか? JOCに問い合わせたところ「誘導ミス」と判明ロケットニュース24 2012年7月31日
  114. ^ 誘導の不手際で…日本選手団、聖火台点火に立ち会えずスポニチ 2021年7月31日
  115. ^ 空席目立ち警備の兵士“動員” 五輪組織委、苦肉の対応中国新聞 2012年7月30日
  116. ^ 北朝鮮怒った!韓国国旗で選手紹介、五輪組織委平謝り…サッカー女子スポーツ報知 2012年7月27日
  117. ^ バドミントン無気力試合で4組失格nikkansports.com 2012年8月2日
  118. ^ 清水、提訴が認められ準々決勝進出 ボクシング男子バンダム級AFPBBNews 2012年8月2日
  119. ^ 「疑惑の判定」レフェリー追放処分…買収報道も読売新聞 2012年8月2日
  120. ^ 「独島はわれわれの領土」サッカー日韓戦後、選手がメッセージボード IOCが調査方針、産経新聞、2012年8月11日
  121. ^ FIFA reviews evidence of political South Korea flag at Olympics bronze medal match vs Japan、ワシントンポスト、2012年8月11日
  122. ^ 竹島メッセージの朴鍾佑、表彰式出席せず、サンスポ、2012年8月12日
  123. ^ 李大統領、竹島に上陸 駐韓大使を召還、抗議の意を示すサーチナ、2012年8月11日
  124. ^ ここ最近の五輪エンブレムとオリジナル書体をおさらい - type.center ほぼ二字コラム
  125. ^ コラム「London Journal」 3度目のオリンピック、ロンドナーの反応は? - asahi.com(朝日新聞社)、2011年11月11日
  126. ^ 常に批判に晒されるオリンピック(ロンドン2012)のブランディングの成否は? - 坂井直樹の“デザインの深読み”、2012年8月18日
  127. ^ ライフスタイル / 五輪開幕控え英国人が“国技”に没頭 ロンドンの記録的な長雨で / WSJ日本版 - jp.WSJ.com
  128. ^ 五輪の敵は「100年に1度」の大雨 レインコート25万着を用意 - ロンドン五輪2012特集 - MSN産経ニュース
  129. ^ 吉田沙保里が満面の笑顔で旗手務める 五輪閉会式 - ロンドン五輪2012特集 - MSN産経ニュース
  130. ^ ロンドン五輪最終決算は46億の黒字 - 日刊スポーツ、2013年5月31日
  131. ^ ロンドンから見た新国立競技場の騒動 「カブトムシ」と「100円ショップ」化する日本 - Yahoo!ニュース(木村正人)2015年7月16日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]