リフレクティング・プール

オエステ公園(英語)の水面に映えるデボー聖堂スペインマドリッド

リフレクティング・プール: Reflecting Pool)は周辺環境を反射して景観とする施設[1]水景物または水盤の一種であり、その英語による呼称(reflection poolとも)。対訳は反射池[2]、また同じ発案をフランス語で「水鏡」(: Miroir d'eau)と呼ぶ。庭園公園墓地や史跡に設ける人工の池である。

通常、浅い水たまりを築いて反射面を形成し、水面を乱す噴水噴流などの要素を制御する。

設計[編集]

起源は古代のペルシャ式庭園とされ[3]、反射像を乱す波を制御するため、水深は池水の周辺部をやや深く築く例が多い。また面積は野鳥の沐浴用の「バードバス」ほど小ぶりのものから、景観の中心的な要素となる広大なものまで見られる。

おもなリフレクティング・プール[編集]

旧帝国ホテル前の池泉

アジア[編集]

南北アメリカ[編集]

50音順

歴史的な事件の記念
現存しないもの

ブラジル[編集]

ヨーロッパ[編集]

  • ブルス広場の建物に囲まれた水鏡※6)(フランス語)は、世界最大の例[5](フランス、ボルドー)

ギャラリー[編集]

水鏡の夜景(フランス、ボルドー)※6

脚注[編集]

  1. ^ 安藤正隆; 松本 直司 (2000-10). “都市内公園の水景施設における子供の遊び行為と空間条件の関係--名古屋市内公園での調査分析”. 都市計画論文集 (日本都市計画学会 編) 35: 637-642 (コマ番号0341.jp2‐). doi:10.11501/2873169. ISSN 09160647. 国立国会図書館内公開。
  2. ^ 浅野 孝、Burton, Franklin L. (Franklin Louis)、Leverenz, Harold L.、Tsuchihashi, Ryujiro、Tchobanoglous, George『水再生利用学 : 持続可能社会を支える水マネジメント』大阪市下水道技術協会 企画、監訳委員会 監訳、技報堂出版、東京、2010年。 原題は『Water reuse』。
  3. ^ Farrar, Linda (2016). Gardens and Gardeners of the Ancient World. Oxford: Windgather Press. OCLC 963658066 ISBN 9781909686854, 1909686859
  4. ^ Hollywood Bowl” (英語). 2010年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月18日閲覧。
  5. ^ Place de la Bourse” (フランス語). worldsiteguides.com. 2016年3月18日閲覧。

外部リンク[編集]