メキシコの大都市圏

メキシコの大都市圏位置図

この項ではメキシコの大都市圏について記す。都市圏は核となる都市および周辺地域をまとめた地域のことであり、行政区分を超えた広域的な地域の広がりを指す[1]

メキシコシティ都市圏(メキシコシティ・メヒコ州・イダルゴ州)、プエブラ-トラスカラ・グティエレス大都市圏(プエブラ州・トラスカラ州)、コマルカ・ラグネラ都市圏(コアウイラ州・ドゥランゴ州)、タンピコ都市圏(タマウリパス州・ベラクルス州)など、州境を超えて広がる都市圏もいくつか存在し、アメリカ合衆国との国境を越えて広がる都市圏も存在する。

人口順の都市圏一覧[編集]

2位のグアダラハラ

メキシコ国立統計地理機関(INEGI)、メキシコ社会開発局(SEDESOL)、メキシコ国立人口会議(CONAPO)によると、人口10万人を超える「都市圏」は56ある。その中でも人口50万人を超える29の都市圏を以下に記している。

順位 都市圏名 2010人口 2000人口
1 メキシコシティ都市圏 メキシコシティ, メヒコ州, イダルゴ州 20,137,152 18,396,677
2 グアダラハラ都市圏 ハリスコ州 4,434,252 3,699,136
3 モンテレイ都市圏 ヌエボ・レオン州 4,080,329 3,374,361
4 プエブラ都市圏 プエブラ州, トラスカラ州 2,668,347 2,220,533
5 トルーカ都市圏 メヒコ州 1,846,602 1,451,801
6 ティフアナ都市圏 バハ・カリフォルニア州 1,751,302 1,352,035
7 レオン都市圏 グアナフアト州 1,609,717 1,269,179
8 シウダ・フアレス都市圏 チワワ州 1,495,094 1,218,817
9 トレオン都市圏 コアウイラ州, ドゥランゴ州 1,275,993 1,007,291
10 サンティアゴ・デ・ケレタロ都市圏 ケレタロ州 1,097,028 816,481
11 サン・ルイス・ポトシ都市圏 サン・ルイス・ポトシ州 1,040,822 850,828
12 メリダ都市圏 ユカタン州 973,046 803,920
13 メヒカリ都市圏 バハ・カリフォルニア州 936,145 764,602
14 アグアスカリエンテス都市圏 アグアスカリエンテス州 932,298 707,516
15 クエルナバカ都市圏 モレーロス州 875,598 738,326
16 アカプルコ都市圏 ゲレーロ州 863,438 791,558
17 タンピコ都市圏 タマウリパス州, ベラクルス州 858,620 746,417
18 チワワ都市圏 チワワ州 851,971 696,495
19 サルティーヨ都市圏 コアウイラ州 823,098 637,273
20 モレリア都市圏 ミチョアカン州 806,822 659,940
21 ベラクルス都市圏 ベラクルス州 801,122 642,680
22 ビジャエルモーサ都市圏 タバスコ州 755,416 600,580
23 レイノーサ-リオ・ブラーボ都市圏 タマウリパス州 725,793 524,692
24 カンクン都市圏 キンターナ・ロー州 676,238 431,128
25 ハラパ都市圏 ベラクルス州 666,268 510,410
26 トゥストラ・グティエレス都市圏 チアパス州 640,881 494,763
27 オアハカ都市圏 オアハカ州 593,522 460,350
28 ポサ・リカ都市圏 ベラクルス州 513,308 443,419
29 パチューカ都市圏 イダルゴ州 512,180 375,022

国境を超えた都市圏一覧[編集]

メキシコ-アメリカ国境
順位 都市圏名 州(メキシコ) 州(アメリカ) 人口
1 サン・ディエゴティフアナ バハ・カリフォルニア州 カリフォルニア州 5,009,170[2]
2 エルパソフアレス チワワ州 テキサス州 2,461,538[2]
3 レイノサマクアレン タマウリパス州 1,700,000[2]
4 マタモロスブラウンズヴィル 1,136,995[2]
5 カレクシコメヒカリ バハ・カリフォルニア州 カリフォルニア州 956,223[2]
6 ラレドヌエボ・ラレド タマウリパス州 テキサス州 747,494[2]
7 ノガレスノガレス(両国で同名) ソノラ州 アリゾナ州 234,809[nb 1]
8 ピエドラスイーガル・パス コアウイラ州 テキサス州 230,205[nb 2]
9 サン・ルイス・リオ・コロラド - サン・ルイス ソノラ州 アリゾナ州 188,152[nb 3]
10 シウダ・アクーニャ - デル・リオ コアウイラ州 テキサス州 183,750[nb 4]

メキシコ中央部のメガロポリス[編集]

メキシコ中央部のメガロポリス

メガロポリス(スペイン語ではコローナ・レヒオナル・デ・シウダデスと訳される)は大都市圏地域の集合体と定義され、ボスウォッシュ(アメリカ)や東海道メガロポリス(日本)やブルーバナナ(ヨーロッパ)などがよく知られている。メキシコ中央部のメガロポリスはメキシコシティ、プエブラ、クエルナバカ、トルーカ、パチューカの各都市圏の集合体と定義される。173の自治体(メヒコ州91、プエブラ州29、トラスカラ州37、モレーロス州16、イダルゴ州16、メキシコシティ16)で構成されており[3]、およそ2500万人の人口を有する。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ メキシコのノガレスの人口(213,976人)とアメリカのノガレスの人口(20,833人)の合計
  2. ^ イーガル・パスの人口(48,401人)とピエドラスの人口(154,360人)の合計
  3. ^ サン・ルイス・リオ・コロラドの人口(164,342人)とサン・ルイスの人口(23,810人)の合計
  4. ^ シウダ・アクーニャの人口(135,605人)とデル・リオの人口(46,682人)の合計

脚注[編集]

  1. ^ s/espanol/metodologias/otras/zonas_met.pdf CONAPO Áreas Metropolitanas
  2. ^ a b c d e f Metropolitan areas in the Americas”. World Gazetteer. 2007年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月8日閲覧。
  3. ^ Área metropolitana del Valle de México PROAIRE

外部リンク[編集]