マレフィセント

マレフィセント
Maleficent
初登場 眠れる森の美女
原語版声優 エレノア・オードリー(映画)
日本語版声優 北林谷栄(映画〈1960年版〉)
小宮和枝
(ミッキー&舞ちゃんの夢と魔法のクリスマス〈NHKの特番〉)
沢田敏子(映画〈1995年版〉)
詳細情報
種族 悪役(魔女/ドラゴン/妖精
性別
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マレフィセント(Maleficent)は、1959年公開のアニメーション映画『眠れる森の美女』に初登場する悪役。『キングダム ハーツ シリーズ』にも登場する。

概要[編集]

ディズニーのヴィランズ軍団オピニオンリーダーとされる魔女。金色の瞳で、の色は薄い緑色。頭には2本の鋭いがあり、真っ黒なマントを着用し、先端に緑の水晶玉を付けた杖を持つ。両手の中指に黒い宝石の付いた指輪をしている。「魔の山」(1960年版吹き替えでは「禁断の山」)と呼ばれる山の上にある古城に住む。イノシシアリゲーターヤギコウモリハゲワシ等に似た部下「グーン」達が沢山いるが、皆知性はマレフィセントがペットにしているディアブロ」に劣る。雷の力を操り雲に乗って移動したり、黄緑色の炎を吐く巨大な漆黒のドラゴンに変身する事もできる。ヴィランズの女性悪役の中ではかなりの美人らしく、『ハウス・オブ・マウス』ではハデスやフック船長に口説かれており、『ミッキーの悪いやつには負けないぞ!』では、ドラゴンの姿でチェルナボーグと寄り添っている場面がある。

強い魔力を持つがオーロラ姫の誕生日に3人の妖精達と違い招待状が送られなかった。この事に怒ったマレフィセントは王と王妃の前では礼儀正しい態度を崩さず呪いをかけて立ち去った。

アナハイム・フロリダ・東京の三つのディズニーパークにおいて上演されている『ファンタズミック!』において、全ての公演における悪役パートのクライマックスに登場。黒いドラゴンに変身し、ミッキーと対決する。

キングダム ハーツ シリーズ』等一部媒体では手下の烏は「レイバン」と表記されるが、レイバンは大型のカラスを指す英語であり本名は「ディアブロ」である。

なお、実写映画『マレフィセント』ではディズニーヴィランズでありながら、主役に抜擢された。

『マレフィセント』における設定[編集]

マレフィセントは妖精の国ムーアに翼を持った妖精の少女として生まれた。ある日彼女は妖精の国に入り込んだ人間の少年・ステファンと出会い恋に落ち、ステファンはマレフィセントの16歳の誕生日に真実の愛のキスを捧げた。しかし人間の国の王であるヘンリーが「マレフィセントを討った者に娘の王女を与え次代の王とする」と発表すると、ステファンはマレフィセントを裏切り彼女が寝ている隙をついて彼女の武器である翼を奪ってしまう(良心が咎めたか、命までは奪えなかった)。

大切な翼を奪われ復讐に燃えるマレフィセントは人間に捕らわれていたカラスのディアヴァルを人間に変身させ、忠実な部下として支配下においた。やがてディアヴァルの報告でステファンが王になり王妃との間に王女のオーロラが生まれたことを知ると、彼女はオーロラの洗礼式に乗り込み「16歳の誕生日の日没までに糸車に指を刺され永遠の眠りにつく」という呪いをかける。許しを請うステファンに対し、マレフィセントは彼の行動を痛烈に皮肉る形で「真実の愛のキスによって呪いが解かれる」と告げてその場を去った。

呪いを恐れたステファンは国中の糸車を片っ端から集めて燃やし、さらにオーロラを3人の妖精に丸投げ同然で任せていた。しかし妖精たちは人間の子育てが全くできず、「これでは(呪いが効果を発揮する前に)死んでしまう」と見ていられなくなったマレフィセントはディアヴァルとともに魔法で乳を与え成長を見守り続ける。やがてオーロラは成長し、マレフィセントを「フェアリーゴッドマザー」(妖精の代母)と呼んで心から慕うようになる。またマレフィセントもオーロラをたびたび妖精の国へと連れて行くようになり、森の妖精たちとともに遊ぶ楽しい日々を過ごさせた。彼女は自分がオーロラを呪ったことを強く後悔し、解除しようとしたが不可能だった。

そんなある日、オーロラは心酔するマレフィセントが自分に呪いをかけていたという真実を知ってしまう。そして呪いが現実となりオーロラが眠りにつくと、マレフィセントはオーロラに恋をしたフィリップのキスが彼女を救うと信じ彼を城へ運ぶ。しかし彼のキスが呪いを解けなかったことで激怒した妖精達とフィリップが口論している中、絶望したマレフィセントはオーロラの枕元で彼女への愛を語り、自分の命のある限り彼女を守ることを誓ってその額にキスをする。するとその真実の愛によってオーロラは目覚めた。

しかし時は既にマレフィセントを恨むあまり暴君と化したステファンによって戦いが始まっており、マレフィセントは多勢に無勢で追い詰められてしまう。その時オーロラが城内で閉じ込められているマレフィセントの翼を発見し解放すると翼はマレフィセントの背に戻り、力が戻った彼女は凄まじい神通力で反撃しステファンとの一騎打ちになる。決闘の末にステファンは城から転落して命を落としたがマレフィセントは間一髪で生き残り、暴君を討伐したマレフィセントは人間の国と妖精の国を統一して真の女王となった。

声の出演[編集]

作品 声優 日本語吹替
眠れる森の美女1959年 エレノア・オードリー 北林谷栄(1960年版)
沢田敏子(1995年版)
ハウス・オブ・マウス2001年 ロイス・ネットルトン 沢田敏子
キングダム ハーツ シリーズ2002年 スーザン・ブレイクスリー英語版 沢田敏子
ファンタズミック! - 沢田敏子

実写作品[編集]

作品 種類 俳優 日本語吹替
ワンス・アポン・ア・タイムシリーズ(2011年2018年 テレビドラマ クリスティン・バウアー・ヴァン・ストラテン英語版[1][2] 日野由利加
マレフィセント2014年[3] 実写映画 アンジェリーナ・ジョリー[4] 深見梨加[5]
ディセンダント2015年 実写映画 クリスティン・チェノウェス[6] 唐沢潤
マレフィセント22019年 実写映画 アンジェリーナ・ジョリー 深見梨加

関連項目[編集]

東京ディズニーリゾートのショー、パレード

脚注[編集]

  1. ^ Jethro Nededog (2011年9月27日). “'True Blood's' Kristin Bauer Guest Starring on ABC's 'Once Upon a Time'”. ハリウッド・リポーター. 2013年11月14日閲覧。
  2. ^ Craig Byrne (2013年10月11日). “OUAT In Wonderland Spoiler Pics: “Forget Me Not””. KSITE TV. 2013年11月13日閲覧。
  3. ^ Patten, Dominic (2013年9月18日). “Disney Shifts ‘Maleficent’, ‘Good Dinosaur’ & ‘Finding Dory’ Release Dates”. Deadline Hollywood. http://www.deadline.com/2013/09/disney-shifts-maleficent-good-dinosaur-release-dates/ 2013年9月18日閲覧。 
  4. ^ アンジェリーナ・ジョリー主演「マレフィセント」がクランクイン”. 映画.com速報. 映画.com (2012年6月21日22:00). 2012年6月26日19:46閲覧。
  5. ^ マレフィセント、【吹替え専門サイト】ふきカエル大作戦!!、2014年7月14日閲覧。
  6. ^ マレフィセントも親子でノリノリ!?『ディセンダント』歌とダンスで贈るミュージカルシーンが解禁!”. T-SITE NEWS (2016年6月24日). 2018年3月20日閲覧。

外部リンク[編集]