マックス・クリンガー

マックス・クリンガー
Max Klinger
Nicola Perscheid撮影の肖像写真, 1902年
誕生日 1857年2月18日
出生地 ザクセン王国, ライプツィヒ
死没年 1920年7月5日
死没地 ドイツ国, Großjena
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マックス・クリンガー(Max Klinger、1857年2月18日 - 1920年7月5日)は、ドイツ画家版画家彫刻家。独特の幻想的な作風で知られ、シュルレアリスムの先駆者とも言われる。

来歴[編集]

ライプツィヒ生まれ。カールスルーエの美術学校に学んだ後、ベルリン・アカデミーで学び、また個人的にカール・グッソーに師事した。1878年頃から展覧会への出品を始め、『パリスの審判』など、象徴主義的性格の強い特異な具象作品で知られるようになる。その後1883年から数年間パリに渡り、ギュスターブ・ドレゴヤ銅版画を研究。帰国後の1899年にベルリン分離派の結成に参加した。

作品は絵画・版画・彫刻など多岐に渡るが、女性や手袋などをモチーフにした連作版画で特に名高い。性的寓意や社会的暗示に富んだ独自の作風は、シュルレアリスムの先駆としてマックス・エルンストデ・キリコらにも多大な影響を与えている。

主な作品[編集]

絵画[編集]

  • パリスの審判(1885-87)
  • キリストの磔刑(1888-91)
  • オリュンポスのキリスト(1889-97)

版画[編集]

  • エッチング・スケッチ(1879)
  • オヴディウス「変身譚」の犠牲者の救済(1879)
  • イヴと未来(1880)
  • 間奏曲(1881)
  • アモーレとプシュケ(1880)
  • 手袋(1881-1893)
  • 四つの風景(1883)
  • ある生涯(1884)
  • 芝居(1883)
  • ある愛(1887-1903)
  • 死についてⅠ(1889-97)
  • ブラームス幻想(1894)
  • 死についてⅡ(1910)
  • 天幕(1915)

彫刻[編集]

  • カッサンドラ(1886-96)
  • 新しいサロメ(1893)
  • Elsa Asenijeff(1900)
  • ベートーヴェン像(1902)

ギャラリー[編集]