マイ・ロスト・シティー

マイ・ロスト・シティー
著者 F・スコット・フィッツジェラルド
村上春樹
訳者 村上春樹
イラスト 落田洋子
発行日 1981年5月20日
発行元 中央公論社
ジャンル 小説エッセイ
日本の旗 日本
言語 日本語
ページ数 215
コード ISBN 978-4120010101
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マイ・ロスト・シティー』は、アメリカ小説家F・スコット・フィッツジェラルドの作品集。フィッツジェラルドの短編小説5編とエッセイ1編、村上春樹のエッセイ1編が収録されている。

概要[編集]

1981年5月、中央公論社で刊行。本書は村上春樹が最初に上梓した翻訳。表紙の絵は落田洋子。単行本の正式タイトルは「マイ・ロスト・シティー フィッツジェラルド作品集」。1984年6月、中公文庫で文庫再刊された。

2006年5月、中央公論新社「村上春樹 翻訳ライブラリー」シリーズの一冊で新書再刊された際、大幅に訳稿に手が加えられた。新たに、マイケル・モクによるフィッツジェラルドへのインタビューと「哀しみの孔雀」の別エンディングの翻訳が収録された。

内容[編集]

タイトル 執筆者 初出
フィッツジェラルド体験 村上春樹 』1980年12月号
残り火
The Lees of Happiness
スコット・フィッツジェラルド
氷の宮殿
The Ice Palace
哀しみの孔雀[1]
Lo, the Poor Peacock
『カイエ』1979年8月号
失われた三時間
Three Hours Between Planes
『happy end通信』1980年2月号
アルコールの中で
An Alcoholic Case
『海』1980年12月号
マイ・ロスト・シティー
My Lost City
『happy end通信』1980年8月号
F・スコット・フィッツジェラルド インタビュー[2] マイケル・モク ※「村上春樹 翻訳ライブラリー」版のみに収録
(初出は1998年11月刊行の『インタヴューズII』)

脚注[編集]

  1. ^ フィッツジェラルドの死後、『エスクァイア』1971年9月号に初めて掲載された。
  2. ^ ニューヨーク・ポスト』1936年9月25日に掲載されたインタビューである。マイケル・モクはオランダ生まれのジャーナリスト。

関連項目[編集]