プレーイオネー

プレーイオネー古希: Πληϊόνη, Plēïonē)は、ギリシア神話女神である。長母音を省略してプレイオネとも表記される。

オーケアノステーテュースの3,000人の娘オーケアニデスの1人で、アトラースの妻となり、プレイアデスと呼ばれる7人の娘たち、マイアアルキュオネーメロペーケライノーエーレクトラーステロペーターユゲテーの母となった[1][2]アポロドーロスによると、プレーイオネーは娘たちをアルカディア地方のキュレーネー山で生んだ[1]。また、ヒュアデスヒュアースも生んだともいわれる[3]。プレーイオネーとプレイアデスはオーリーオーンに追われてスバルになったとされるが[4]、オーリーオーンに追われたのはプレーイオネーだけだったともいわれる[5]

脚注[編集]

  1. ^ a b アポロドーロス、3巻10・1。
  2. ^ オウィディウス『祭暦』5巻81行-83行。
  3. ^ ヒュギーヌス、192話。
  4. ^ ヒュギーヌス『星の運行』2・21。
  5. ^ ピンダロス断片239。

参考文献[編集]