プライマル・フィア

プライマル・フィア
ドイツ・バレンシュテット公演(2018年7月)
基本情報
出身地 ドイツの旗 ドイツ バーデン=ヴュルテンベルク州 エスリンゲン郡
ジャンル
活動期間 1997年 -
レーベル
公式サイト Primal Fear Official Website
メンバー
旧メンバー
  • ステファン・レイビング(ギター)
  • ヘニー・ウォルター(ギター)
  • クラウス・シュペリング(ドラムス)
  • ランディ・ブラック(ドラムス)
  • アキレス・プリースター(ドラムス)
  • フランチェスコ・ジョヴィーノ(ドラムス)

プライマル・フィアPRIMAL FEAR)は、ドイツシュトゥットガルトを拠点に活動するヘヴィメタルバンド

ガンマ・レイラルフ・シーパース(Vo)、SINNERのリーダーであるマット・シナー(B/Vo)とトム・ナウマン(TOM NAUMANN)(Gt)が在籍している事で知られる[2] [3]

概要 [編集]

創設者ラルフ・シーパース (2016年)

1994年ガンマ・レイを脱退したラルフ・シーパースは、ジューダス・プリーストの後任Vo選考に参加する。しかし、英語が母国語ではないと言う理由により落選となり、行き場を失ってしまった。ラルフはこのとき引退も決意していたというが、それを説得したのがSINNERのマット・シナーとトム・ナウマンであった。これによりラルフは音楽活動再開を決意し、「俺たちで本当に自分達のやりたいことをやろう」という意気込みから活動は開始された。

1997年にはクラウス・シュペリングも参加し、本格的なバンドとしての活動を掲げ、いくつかの候補の中からPRIMAL FEARというバンド名に決定。日本では同年12月、ヨーロッパでは翌年2月にそれぞれデビュー・アルバム『Primal Fear』がリリースされた。

デビュー作は、本国ドイツを中心にヨーロッパ各国で熱狂的に迎え入れられた。ツアー開始に伴い、2人目のギタリストとしてステファン・レイビングが加入する。 当初、メディアは「ラルフとマットが組んだプロジェクト」という見方をしていた。これを払拭するため、1998年内だけで60回ものライヴを行う。

1999年、2ndアルバム『Jaws Of Death』をリリース。このアルバムのリリースにより、名実ともにバンドとしての活動を本格化させる。しかし、ギタリストのトム・ナウマンが健康上の問題から脱退することとなり、当時SINNERに在籍していたアレックス・バイロット(現サイレント・フォース)を代役としてツアーを続行した。この年の終わりに初来日公演を行った。

2000年にはSINNERにトム・ナウマンの後任として加入していた元サンダーヘッド(THUNDERHEAD)のヘニー・ウォルターが正式にプライマル・フィアの一員として活動することが発表される。新たなメンバーも決まり、これまで以上に活発に活動を展開。日本では2000年12月、ヨーロッパでは2001年1月に3rdアルバム『Nuclear Fire』がリリースされ、大躍進を遂げる。

この頃になると、マット・シナーはプライマル・フィアでの活動をより優先するようになり、2001年にリリース予定であったSINNERのアルバム制作を延期し、プライマル・フィアの新作に取り掛かる。それが2002年リリースの4thアルバム『Black Sun』である。

2002年末、ヘニー・ウォルターが脱退を表明、後任として結成時のオリジナル・メンバーであったトム・ナウマンが復帰を果たす。その後2003年にはクラウス・シュペリングも脱退。後任に元アナイアレイターのランディ・ブラックが加入する。また、この年には、DVD『The History Of Fear』がリリースされている。

2004年、5thアルバム『Devil's Ground』をリリース。これにより、ドイツを代表するヘヴィメタルバンドの仲間入りを果たす。

2005年、6thアルバム『Seven Seals』をリリース。

2006年、ベストアルバム『Metal Is Forever - The very best of Primal Fear』をリリースする。

ドイツ・ニュルンベルク公演 (2007年12月)

2007年、7thアルバム『New Religion』をリリース。このアルバムのレコーディング中に、トム・ナウマン(Gt)が脱退。後任に元メンバーのヘニー・ウォルターが復帰した。

2008年3月、ステファン・レイビングが脱退し、後任として、マグナス・カールソンが加入した。

2009年、8thアルバム『16.6(Before The Devil Knows You're Dead)』をリリース。

2010年、2009年9月に行われたアメリカ・ツアーにおけるアトランタでのライブCD+DVD『Live In The USA + 16.6 Live Around The World』をリリース。9月13日、ヘニー・ウォルターが自身のMyspaceブログにてPRIMAL FEAR及びSINNERからの脱退を表明。直後のヨーロッパ・ツアーはマットの盟友アレックス・バイロット(Alexander Beyrodt)をヘルプに迎えて行なわれ、後に正式に加入する運びとなった。

2012年、9thアルバム『Unbreakable』をリリース。

2014年、10thアルバム『Delivering The Black』をリリース[4]。 同年8月11日、公式サイトでランディ・ブラック(Ds)の脱退が発表される[5]9月9日、新ドラマーとして元ANGRAアキレス・プリースターの加入が発表された。

2015年6月、アキレス(Ds)の脱退とトム・ナウマン(Gt)の復帰、アキレス(Ds)の後任にU.D.O.のメンバーだったフランチェスコ・ジョヴィーノ(Francesco Jovino)の加入が発表された[6]

2016年、11thアルバム『Rulebreaker』をリリース[7]

2018年、12thアルバム『Apocalypse』を発表[8]

2020年7月24日、13thアルバム『METAL COMMANDO』をリリース。[9]

2023年9月1日、14thアルバム『CODE RED』をリリース。

メンバー[編集]

現ラインナップ[編集]

  • ラルフ・シーパース (Ralf Scheepers) - ボーカル (1997- )
  • マット・シナー (Mat Sinner) - ベース/ボーカル (1997- )
  • トム・ナウマン (Tom Naumann) - ギター - (1997-2000, 2003-2007, 2015- )
  • アレックス・バイロット (Alex Beyrodt) - ギター (2009- )
  • マグナス・カールソン (Magnus Karlsson) - ギター (2008- ) *ツアーには参加しない
  • ミヒャエル・エーレ (Michael Ehré) - ドラムス (2019- )

旧メンバー[編集]

フランチェスコ・ジョヴィーノ(Ds) 2018年
  • ステファン・レイビング (Stefan Leibing) - ギター (1998-2007)
  • ヘニー・ウォルター (Henny Wolter) - ギター (2000-2002, 2007-2010)
  • クラウス・シュペリング (Klaus Sperling) - ドラムス (1997-2003)
  • ランディ・ブラック (Randy Black) - ドラムス (2003-2014)
  • アキレス・プリースター (Aquiles Priester) - ドラムス (2014-2015)
  • フランチェスコ・ジョヴィーノ (Francesco Jovino) - ドラムス (2015-2019)

ディスコグラフィー[編集]

オリジナル・アルバム

  • 1997年 Primal Fear
  • 1999年 Jaws Of Death
  • 2000年 Nuclear Fire
  • 2002年 Black Sun
  • 2004年 Devil's Ground
  • 2005年 Seven Seals
  • 2007年 New Religion
  • 2009年 16.6(Before The Devil Knows You're Dead)
  • 2012年 Unbreakable
  • 2014年 Delivering the Black
  • 2016年 Rulebreaker
  • 2018年 Apocalypse
  • 2020年 METAL COMMANDO
  • 2023年 Code Red

ライブ・アルバム

  • 2010年 Live In The USA + 16.6 Live Around The World (CD+DVD)
  • 2017年 Angels of Mercy – Live in Germany

コンピレーション

  • 2006年 Metal Is Forever - The very best of Primal Fear
  • 2017年 Best of Fear

映像作品

  • 2003年 The History Of Fear(DVD)

日本公演[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]