ピート・ロック

ピート・ロック
基本情報
別名 Soul Brother No. 1
Chocolate Boy Wonder
The Creator
生誕 (1970-06-21) 1970年6月21日(53歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ブロンクス
ジャンル R&B
ヒップホップ
職業 ラッパー
DJ
ミュージシャン
音楽プロデューサー
活動期間 1991年 -
レーベル Elektra
共同作業者 ピート・ロック&CLスムース
公式サイト The Official Pete Rock Website

ピート・ロック(本名:ピーター・フィリップス(英語:Peter Phillips)、1970年6月21日-)は、アメリカ合衆国ブロンクス区出身のヒップホップ DJプロデューサーラッパーである。

1990年代初頭に、ピート・ロック&CLスムースの1人として、頭角をあらわしてきた。コンビ解消後も活躍を続け、世界的な名声を博している。

彼は、ヒップホップがジャズの要素を取り入れていく際、ステッツァソニックア・トライブ・コールド・クエストギャング・スターなどと共に、大きな役割を果たした。ヒップホップの歴史の中で、最も偉大なるプロデューサーに数えられる共に、DJプレミアRZAと共に、1990年代のイースト・コースト・ヒップホップを支えてきた人物として言及されることも多い。

彼はヘビーDのいとこでもある。

概要[編集]

2016年にブルックリン・ボウルで開催されたイベント "Rhazel and Friends" にて。

ピート・ロックは10代の頃からマーリー・マールラジオ番組(WBLSが放送していた"In Control With Marley Marl")に出演するなど、早い段階から音楽の才能を開花させていた。そんな彼は1991年、21歳のとき、二歳年上の友人Corey Penn (後のC.L. Smooth) と共に、レコード会社の Elektra と契約を結ぶ。その後、二人はデュオの名前を Pete Rock & C.L. Smooth と改め、デビューアルバムから成功を収め続けた。

特にそのソウル色の濃いトラックは人気が高く、ヒップホップ最高のプロデューサーとしてピート・ロックの名を挙げる人も多い。アンバサダーズの「アイ・ガット・ザ・ラブ」をバックトラックに使用した曲「エイント・ガット・ザ・ラブ」などは、彼のソウルフルなセンスをよく表現している。また彼はジェームス・ブラウンらのファンクも大好きで、フェイバリットアルバムに70年代のファンク作品をあげている。

主なプロデュース曲[編集]

  • Pete Rock & C.L. Smooth - They Reminisce Over You (T.R.O.Y.) (1992)
  • Nas - The World is Yours (1994)
  • Pete Rock & C.L. Smooth - I Get Physical (1994)
  • I.N.I. - Fakin' Jax (1995)
  • AZ - Rather Unique (1995)
  • Large Professor/Pete Rock-The Rap World (1996)

トリビア[編集]

  • ピート・ロックのニックネームは数多く存在するが、その中でも有名なものに “Soul Brother No. 1”、“The Creator” などがある。

公演[編集]

日本[編集]

日本でも今なお高い人気を誇っているため、度々来日を果たしている。

他多数

参考文献[編集]

ジョーダン・ファーガソン『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』吉田雅史訳・解説、DU BOOKS、2018年8月。

外部リンク[編集]