ビー・ウィルソン

ビー・ウィルソン(Beatrice Dorothy "Bee" Wilson、1974年3月7日 - )は、イギリスのフードライター、ジャーナリスト、歴史家。

略歴[編集]

作家のA. N. Wilson英語版と、学者のKatherine Duncan-Jones英語版の娘として、イギリスのオックスフォードに生まれる。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで博士号を取得。1998年から2003年まで「ニュー・ステイツマン英語版」誌のフードライターとして活躍。その後、「サンデー・テレグラフ英語版」紙に毎週食に関するコラムを寄稿するようになり、その功績により「ギルド・オブ・フードライターズ英語版」の年間最優秀フードジャーナリストに3度選ばれる[1]

著書[編集]

  • The Hive: The Story of the Honeybee and Us (2004)
  • Swindled: From Poison Sweets to Counterfeit Coffee (2008)
  • Sandwich: A Global History (2010)
  • Consider the Fork: A History of How We Cook and Eat (2012)
  • First Bite: How We Learn to Eat (2015)
  • The Way We Eat Now. Strategies for eating in a world of change. (2019)

邦訳書[編集]

  • 『食品偽造の歴史』(高儀進訳、白水社、2009.7)Swindledの翻訳
  • 『キッチンの歴史:料理道具が変えた人類の食文化』(真田由美子訳、河出書房新社、2014.1(新装版、2019.11))Consider the Forkの翻訳
  • 『サンドイッチの歴史』(谷真紀訳、原書房、2015.7)Sandwichの翻訳
  • 『人はこうして「食べる」を学ぶ』(堤理華訳、原書房、2017.3)First Biteの翻訳
  • 『「食べる」が変わる 「食べる」を変える:豊かな食に殺されないための普通の方法』(堤理華訳、原書房、2020.2)The Way We Eat Nowの翻訳

脚注[編集]

  1. ^ 略歴についてはen:Bee_Wilsonおよび『キッチンの歴史』(河出書房新社、2014)カバーそでの著者紹介を参照した。