ビッグ・ジム・サリヴァン

ビッグ・ジム・サリヴァン
Big Jim Sullivan
出生名 James George Tomkins
生誕 (1941-02-14) 1941年2月14日
出身地 イングランドの旗 ミドルセックスアクスブリッジ
死没 (2012-10-02) 2012年10月2日(71歳没)
職業 ギタリスト、編曲家
担当楽器 ギター、シタール
活動期間 1958年 - 2012年
公式サイト dunelming.co.uk/BJS/

ビッグ・ジム・サリヴァン(Big Jim Sullivan、1941年2月14日 - 2012年10月2日)は、イングランドギタリストセッション・ギタリストとして幅広いキャリアを有し、エディ・コクラントム・ジョーンズの伴奏を務めた。

概歴[編集]

ロンドン生まれ。本名はジェームズ・ジョージ・トムキンス (James George Tomkins)。16歳の時にハンク・ウィリアムスの歌を聴いて音楽に関心を持ち[1]ギターを始める。

当初は安価な中古のスパニッシュ・ギターを弾いていたが、後にギブソンSGを購入し[1]、ほぼ同時にプロに転向し、1960年にマーティー・ワイルドのバックを務めた[2]。数々のセッションを手がけて実績を重ね、1969年にはトム・ジョーンズのバックを務める。それ以降もスタジオ・ミュージシャンとして活動した。

1972年、ロンドン交響楽団イギリス室内合唱団英語版が発表したアルバム『トミー』の編曲に関与した[注釈 1]

2012年10月2日、病没[3]。71歳没。

エピソード[編集]

1956年、近所に住んでいてギターを習い始めたばかりのリッチー・ブラックモア少年に様々な奏法を教えた[4][2][注釈 2]

ジミー・ペイジの師である。ペイジは1960年代の英国音楽業界で、サリバンの『ビッグ・ジム』になぞらえて『リトル・ジム』の愛称で呼ばれていた[5]

参加作品[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ウィル・マローンが多くを手掛けたが、サリヴァンも編曲者に記された。
  2. ^ クラシック・ギターを習っていたブラックモアにロックン・ロールのギターを教えた。

出典[編集]

  1. ^ a b 山本安見著『ロックギタリスト』(1975年)より。
  2. ^ a b 三木千寿著『リッチー・ブラックモア 狂気の雷舞』(1977年)より。
  3. ^ Guitarist ‘Big Jim’ Sullivan Dead at 71 ultimateclassicrock.com 2012年10月3日閲覧
  4. ^ Popoff (2016), p. 14.
  5. ^ Popoff (2016), p. 18.

引用文献[編集]

  • Popoff, Martin (2016). The Deep Purple Family Year By Year Volume One (to 1979). Bedford, England: Wymer Publishing. ISBN 978-1-908724-42-7 

参考文献[編集]