ヒメムカシヨモギ

ヒメムカシヨモギ
Conyza canadensisオランダ、2004年8月17日)
分類APG III
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: Astereae
: イズハハコ属 Conyza
: ヒメムカシヨモギ C. canadensis
学名
Conyza canadensis (L.) Cronquist[1]
シノニム

Erigeron canadensis L.

和名
ヒメムカシヨモギ・ゴイッシングサ・メイジソウ・テツドウグサ
英名
Canadian horseweed

ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬、学名:Conyza canadensis)は、キク科イズハハコ属2年草道端荒れ地などに生える雑草

明治維新の頃から鉄道線路に沿って広がったため、「ゴイッシングサ(御一新草)」・「メイジソウ(明治草)」・「テツドウグサ(鉄道草)」などとも呼ばれた[2][3]

特徴[編集]

分布[編集]

北アメリカ原産で、世界中に広がっている。日本では明治時代に確認された帰化植物

近縁種[編集]

ケナシヒメムカシヨモギ Conyza parva Cronquist
茎や葉に毛がない。

その他[編集]

  • 本来、食用ではないので食べられるものではないが、広島原爆投下後の焼け野原で人々が空腹をしのぐため、団子にして食べたとされる[4]

脚注[編集]

  1. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月23日閲覧。
  2. ^ 『野に咲く花』、48頁。 
  3. ^ 線路脇の草は、その名もズバリ「鉄道草」 秋の季語でも 背景にある明治の日本”. 乗りものニュース (2016年10月15日). 2020年6月28日閲覧。
  4. ^ 小堺吉光 『平和図書No.1 ヒロシマ読本』 財団法人広島平和文化センター 第19版2002年(初版1978年)

参考文献[編集]

  • 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、48頁。ISBN 4-635-07001-8 
  • 『写真で見る外来雑草』畜産技術協会、1995年、25頁。ISBN 4-88137-056-1 
  • 岩瀬徹『形とくらしの雑草図鑑 : 見分ける、身近な280種』全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2007年、127頁。ISBN 978-4-88137-135-0 
  • 岩瀬徹・川名興・飯島和子『校庭の雑草』(4版)全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2009年、112頁。ISBN 978-4-88137-146-6 
  • 亀田龍吉、有沢重雄『花と葉で見わける野草』近田文弘監修、小学館、2010年、30頁。ISBN 978-4-09-208303-5 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]