パルディスキ

パルディスキ
Paldiski
パルディスキの市旗 パルディスキの市章
市旗 市章
座標 : 北緯59度21分 東経24度03分 / 北緯59.350度 東経24.050度 / 59.350; 24.050
市長 Kaupo Kallas
地理
面積  
  市域 60.17 km2
人口
人口 (2004年現在)
  市域 4224人
その他
等時帯 EET (UTC+2)

パルディスキエストニア語: Paldiski)はエストニア共和国北西部に位置し、バルト海の港町。タリンの45km西にある。ハリュ県に属する。

ソ連時代はソビエト海軍原子力潜水艦訓練センターがあり、1994年にロシア海軍が撤収するまで閉鎖都市となっていた。

歴史[編集]

軍事施設の跡.

スウェーデン人が住んでいた漁村だった。 18世紀にロシアの海軍基地が作られると1762年、「バルト海の港」を意味するバルチースキー・ポルトロシア語: Балтийский Порт)と改名される。 エストニア語では1933年から、同じ意味のパルディスキと呼ばれる。 1962年にソビエト海軍原子力潜水艦訓練センターができ、2つの原子炉も完成。16,000人が働くソ連でも最大級の施設であった。 このため、町全体が有刺鉄線で囲われ、完全な閉鎖都市となった。エストニアに作られた閉鎖都市は、パルディスキとシッラマエの2つが有名である。 1994年8月、最後のロシア艦艇がこの町を離れ、1995年9月にはロシアは原子炉の管理権も放棄した。

独立までエストニア人はほとんどいなかったが、港湾を中心にエストニアの町作りが行われている。 現在は、ソ連式のアパートや軍事施設の廃墟が観光客を集めている。

スウェーデンカペルシャーとの間をタリンクがフェリーを運航している。

関連項目[編集]