ニーレジハーザ

ニーレジハーザ
Nyíregyháza
正教会の教会
正教会の教会
ニーレジハーザの市旗 ニーレジハーザの市章
市旗 市章
位置
の位置図
位置
ニーレジハーザの位置(ハンガリー内)
ニーレジハーザ
ハンガリー内のニーレジハーザの位置
ニーレジハーザの位置(ヨーロッパ内)
ニーレジハーザ
ニーレジハーザ (ヨーロッパ)
座標 : 北緯47度57分11.02秒 東経21度43分37.67秒 / 北緯47.9530611度 東経21.7271306度 / 47.9530611; 21.7271306
行政
 ハンガリー
  サボルチ・サトマール・ベレグ県の旗 サボルチ・サトマール・ベレグ県
 市 ニーレジハーザ
市長 Dr. Kovács Ferenc
地理
面積  
  市域 274.46 km2
標高 120 m
人口
人口 (2007年現在)
  市域 116,298人
    人口密度   425.92人/km2
その他
等時帯 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1)
夏時間 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2)

ニーレジハーザハンガリー語Nyíregyháza hu-Nyíregyháza.ogg listen[ヘルプ/ファイル] (IPA: /ɲireɟhazɒ/)とは、ハンガリー北東の都市。サボルチ・サトマール・ベレグ県の県都。国内7番目の人口を抱える。

歴史[編集]

ニーレジハーザの名前が初めて記録に残されたのは1209年で、当時はただニール(Nyírカバノキを意味する)とだけ呼ばれていた。1326年の文献によれば、町には教会が1つあり、エジハーズ(egyház、教会を意味し、文語的には一つの家を意味する)と記載されていた。15世紀半ばには、町の人口はおよそ400人であった。16世紀、オスマン帝国ハンガリーを支配した間、ニーレジハーザは荒廃し、1630年代から1640年代にだけ再び定住がされただけだった。

トランシルバニア公ラーコーツィ・フェレンツ2世が率いたハンガリー独立戦争後、町の人口が増加した。新たな移住者のほとんどがスロバキアからやってきた。1786年、ニーレジハーザは年に4日間市場を開く権利を授与され、この時から町は7,500人の人口を抱える地方一の町となった。19世紀初頭、ニーレジハーザは封建領主Dessewffy家とカーロリ家(Károlyi)から自由となったことから十分に裕福となった。この繁栄した時代に町に新たな町庁舎、病院、学校数校ができた。

町の住民は、1848年-1849年独立革命において率先して身を投じ、革命が抑圧された後、市長マールトン・ハツェル(Márton Hatzel)を含む多くの住民が投獄された

19世紀半ば、ニーレジハーザはさらに都市化が進み、町はサボルチ県(現在はさらに大きなサボルチ・サトマール・ベレグ県に含まれる)の県都となった。1858年、鉄道路線がニーレジハーザへ通り、電話局、主要郵便局、劇場を含む新たな建物が建った。1911年、トラム路線が完成した。

第一次世界大戦での多くの試みと苦難の後、ニーレジハーザは10ヶ月間ルーマニア王国に占領された。2つの世界大戦の端境期に、市は封建領主からの解放100周年を祝った。

第二次世界大戦中、ニーレジハーザのユダヤ系住民6,000人以上がホロコーストの犠牲となり、その他に2,000人の市民がソビエト連邦内の政治犯収容所へ送られた(ハンガリー人強制労働)。クオ・シナゴーグ(現在は正面の壁が保存され、ニーレジハーザ・ユダヤ人墓地となっている)を含むいくつもの建物が破壊された。

1960年代から、市は急速な発展を遂げた。現在、ニーレジハーザはハンガリー有数の繁栄する都市となり、教育の中心と人気のある観光地でもある。音楽イベントや、秋の祭りニールシェーギ・エース(Nyírségi Ősz)開催中には特におびただしい数の観光客が集まる。ヨーロッパ最大のワールド・ミュージックの祭典が毎年9月上旬に開催される。

観光[編集]

温泉湖、ショーシトージョージフュルデー(Sóstógyógyfürdõ)が数世紀に渡り観光客に人気がある。湖水は非常に温かく、およそ26℃あり、2,000平方キロメートルの公園に周囲を囲まれている。ヴァダスパークと呼ばれる大きな動物園があり、世界の五大陸から集められた動物が見られる。

ニーレジハーザには美術館がいくつかあり、市の豊かな文化遺産を見ることができる。

  • 正教会宗教美術館 – 17世紀から18世紀にかけてのイコンや礼拝用の品を展示。
  • 国際メダル芸術コレクション及びニーレジハーザ=ソーストー小彫刻創造協会 – 現代美術家の作品を展示
  • ヨーサ・アンドラーシュ博物館 – 青銅器時代からの貨幣学を含む、ニーレジハーザ史の全ての時代の考古学的な展示
  • ショーシュトー村落博物館 – 19世紀の村落での生活を一見できる

市内には、カトリック教会、正教会、改革派教会ルター派などの教会、またシナゴーグなど美しい建物がある。

スポーツ[編集]

姉妹都市[編集]

出身者[編集]

外部リンク[編集]