ニジニ・ノヴゴロド州

ニジニ・ノヴゴロド州
ロシア語: Нижегородская область
ニジニ・ノヴゴロド州の旗ニジニ・ノヴゴロド州の紋章
ニジニ・ノヴゴロド州旗ニジニ・ノヴゴロド州紋章
ニジニ・ノヴゴロド州の位置
国歌不明
公用語ロシア語
首府ニジニ・ノヴゴロド
州知事グレブ・ニキティンロシア語版
構成体種別
連邦管区沿ヴォルガ
経済地区ヴォルガ・ヴャトカ
面積
 - 総計
国内第40位
76,900km2
人口(2002年国勢調査)
 - 総計
 - 人口密度
 - 都市/地方比率
国内第10位
3,524,028人
45.8人/km2
78.2% : 21.8%
時間帯UTC +3(DST: なし)モスクワ時間
ISO 3166-2:RURU-NIZ
番号
ウェブサイトhttp://www.government.nnov.ru/

ニジニ・ノヴゴロド州(ニジニ・ノヴゴロドしゅう、Нижегородская область, Nizhny Novgorod Oblast)はロシア連邦オーブラスチ)。州都はニジニ・ノヴゴロド沿ヴォルガ連邦管区に属する。

Нижегородская область」(ニジェゴロドスカヤ・オブラースチ)というロシア語表記から、英語では「Nizhegorod Oblast」、日本語ではニジェゴロド州と表記される場合もある[1]

概要[編集]

  • 面積 76,900km²
  • 人口 3,524,028人(2002年)
  • 人口密度 45人/km²

地理[編集]

北にイヴァノヴォ州キーロフ州、東にマリ・エル共和国チュヴァシ共和国、南にモルドヴィア共和国リャザン州、西にコストロマ州ヴラジーミル州と隣り合う。

州の中央をヴォルガ川が通り、左岸(北側)の平野部と右岸(南部)の丘陵部に分けている。その北岸にタイガがあり、その南側のワタスゲ属ミズゴケ属スゲ属ヨシ属の生える泥炭地ボグフェン湖沼およびマツ属カバノキ属ヤマナラシ属森林があるカマ=バカルディノ湿地スペイン語版一帯は1994年にラムサール条約登録地となり[2]、2002年にユネスコ生物圏保護区にも指定された[3]

州都ニジニ・ノヴゴロドは州のほぼ中央に位置し、ヴォルガ川に臨む。ヴォルガ川やその支流のオカ川クリャスマ川の河川交通が重要である。また、シベリア鉄道が通り、モスクワと東部を結ぶ陸上交通の要衝でもある。

ロシア正教古儀式派の伝説上の聖地であるキーテジが沈んでいるとされるスヴェトロヤール湖は州の中西部にある。

大陸性の気候。1月の平均気温は-12度、7月の平均気温は+19度。年間の平均降水量は約500mm。

住民[編集]

住民の大部分はロシア人であるが、モルドヴィン人タタール人ウクライナ人などもいる。

歴史[編集]

一帯は、1393年モスクワ大公国に併合された。19世紀後半に急速な工業化を遂げた。

1929年1月14日に州が設置された。

ソビエト連邦時代(1932年から1990年)にはマクシム・ゴーリキーの故郷であることから、ニジニ・ノヴゴロド市はゴーリキーと改称され、州もゴーリキー州と呼ばれていた[1]

産業[編集]

天然資源には乏しいが、機械製造、食品加工、化学工業などが盛んであり、特に自動車製造に関しては国内における商用車生産の拠点となっている[1]

2006年から宮城県と自治体レベルで経済交流を行っている[1]

都市[編集]

州内には25の都市と4,500の集落がある。最大の都市である州都ニジニ・ノヴゴロドのほかに、主な都市としてゼルジンスクアルザマスサロフパヴロヴォクストヴォバラフナヴィクサチカロフスクセミョノフペルヴォマイスクザヴォルジエなどがある。

標準時[編集]

この地域は、モスクワ時間帯標準時を使用している。時差はUTC+3時間で、夏時間はない。(2011年3月までは標準時がUTC+3、夏時間がUTC+4、同年3月から2014年10月までは通年UTC+4であった)

出身者[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d ロシア連邦ニジェゴロド州との経済交流について - 宮城県
  2. ^ Kama-Bakaldino Mires | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (1997年1月1日). 2023年3月8日閲覧。
  3. ^ Nijegorodskoe Zavolje Biosphere Reserve, Russian Federation” (英語). UNESCO (2019年7月). 2023年3月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]