デイヴィッド・ヘネシー (第3代ウィンドルシャム男爵)

第3代ウィンドルシャム男爵デイヴィッド・ジェイムズ・ジョージ・ヘネシー（英: David James George Hennessy, 3rd Baron Windlesham, CVO, PC、1932年1月28日 - 2010年12月21日）は、イギリスの政治家、実業家、貴族、陸軍軍人。

1973年から1974年にかけてヒース内閣で貴族院院内総務を務めた。

経歴[編集]

1932年1月28日、第2代ウィンドルシャム男爵ジェイムズ・ヘネシーとその妻アンジェラ（旧姓ダガン）の間の長男として生まれる^[1]。

英軍占領下リビア・トリポリで国民兵役によりグレナディアガーズに入隊した^[2]。

アンプルフォース・カレッジ（英語版）を経てオックスフォード大学トリニティ・カレッジへ進学した^[2]。

1958年から1962年までウェストミンスターシティ地方議会（英語版）の議員を務める^[2][3]。

1959年から1960年と1962年から1963年にかけてはボウ・グループ（英語版）の社長を務めた^[1]。

1962年11月16日に第3代ウィンドルシャム男爵位を継承し、貴族院議員となった^[4]。

1967年から1970年にかけてはグランピオン・テレビ（英語版）の常務取締役（managing director）を務めた^[1]。

貴族院議員としては保守党に所属し、ヒース内閣下の1970年から1972年にかけて内務省担当閣外大臣、1972年から1973年にかけて北アイルランド省担当閣外大臣を務めた^[1][3]。さらに1973年6月から1974年10月にかけて貴族院院内総務と王璽尚書を務めた^[1][3]。1973年に枢密顧問官に列する^[1][3]。

1999年の貴族院改革で世襲貴族の議席は92議席に限定され、ほとんどの世襲貴族が議席を失ったが、ウィンドルシャム卿は一代貴族ヘネシー男爵に叙されることで貴族院の議席を保った^[4]。

2010年12月21日に死去した^[5]。ウィンドルシャム男爵位は長男のジェイムズが継承した^[1]。

栄典[編集]

爵位・準男爵位[編集]

1962年11月16日の父ジェイムズ・ヘネシーの死去により以下の爵位・準男爵位を継承した^[1][3]

• サリー州におけるウィンドルシャムの第3代ウィンドルシャム男爵 (3rd Baron Windlesham, of Windlesham in the County of Surrey)

  (1937年2月22日の勅許状による連合王国貴族爵位)

• (ウィンチェスターの)第3代準男爵 (3rd Baronet, "of Winchester")

  (1927年1月24日の勅許状による連合王国準男爵位)

1999年11月16日に以下の一代貴族爵位に叙された^[1][3]

• サリー州におけるウィンドルシャムのヘネシー男爵 (Baron Hennessy, of Windlesham in the County of Surrey)

  (勅許状による連合王国一代貴族爵位)

勲章[編集]

• 1981年、ロイヤル・ヴィクトリア騎士団(勲章)コマンダー (CVO)^[1]

家族[編集]

1965年にルパート・グリン中佐の娘プルーデンス・グリン（英語版）(1935-1986)と結婚。彼女との間に以下の2子を儲ける^[1]。

• 長女ヴィクトリア・ジェーン・ヘネシー (1966-)
• 長男ジェイムズ・ルパート・ヘネシー (1968-) 第4代ウィンドルシャム男爵位を継承

出典[編集]