ダーヴィシュ船団

«Dervish-75»

ダーヴィシュ船団(ダーヴィシュせんだん、: Dervish Convoy)は、第二次世界大戦中に連合国軍により派遣された、ソビエト連邦を支援するための最初の輸送船団である。船団は1941年8月21日にアイスランドのハヴァルフィヨルドを出発し、同月31日にソ連のアルハンゲリスクに到着した。

船団構成[編集]

船団は、各種の資源とホーカー ハリケーン戦闘機を積んだ6隻(ランカストリアン・プリンス、ニュー・ウエストミンスター・シティー、エスネス、トリハタ、ランステファン・キャッスル、オランダ船籍のアルチバ)の商船とイギリス海軍給油艦アルタースデイルから成っていた。船団指揮官は英海軍予備士官のダウディング大佐である。この船団は駆逐艦エレクトラアクティブインパルシブ掃海艇サラマンダーハルシオンハリアー、および武装トロール船ハムレット、マクベス、オフィーリアに護衛されていた。これに加え、間接護衛部隊として巡洋艦シュロップシャー、駆逐艦マタベレパンジャビソマリがあった。これらの護衛艦艇はすべてイギリス海軍所属である。また、この頃船団とは別に空母アーガスが、ハリケーン戦闘機を輸送するためムルマンスクに向かっていた。これらの全艦船が、無事に目的地に着いている。

なお、ランステファン・キャッスルにはウィンストン・チャーチル首相の肝煎りで、宣伝のため2名のジャーナリストと画家のフェリックス・トポルスキーが乗船していた。

この船団を構成した商船は、ソ連からの帰りはソ連船と共にQP1船団を構成した。

参考文献・外部リンク[編集]