ターボ機械

ターボ機械(ターボきかい、: Turbomachinery)とは、流体機械のうち、流体のエネルギーと機械的エネルギーの変換を連続的におこなうものを言う[1]羽根車が組み込まれており、その回転によってエネルギーを変換する。ポンプ送風機水車風車ターボ圧縮機ガスタービン蒸気タービン真空ポンプ、推進器(ダクテッドファン)などで用いられている。

概要[編集]

ターボの原義はオウムガイの英名turboと言われている[2]

流路はらせん形をしており種類によって呼び分けられる。

  • ポンプではボリュート
  • 水車では渦巻きケーシング
  • 空気機械ではスクロール

分類[編集]

形状および流れの方向によって以下のように分類される。

遠心式
吸い込み流れと吐き出し流れが直交するものである。比較的少流量、高揚程の性能を示す。
斜流式
遠心式と軸流式の中間の形態を持つものである。性能上も遠心式と軸流式の中間をとる。
軸流式
吸い込み流れと吐き出し流れが平行であるものである。比較的多流量、低揚程の性能を示す。
横流式
クロスフローとも呼ばれる。エアコンなどで用いられる。

脚注[編集]

  1. ^ ターボ機械”. ターボ機械を知ろう!. ターボ機械協会. 2018年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月7日閲覧。
  2. ^ ターボ機械協会 編『ターボ機械 入門編』日本工業出版、2005年。ISBN 978-4-8190-1911-8 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]