グレイソン・アレン

グレイソン・アレン
Grayson Allen
ミルウォーキー・バックスでのアレン
(2021年)
フェニックス・サンズ  No.8
ポジション SG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1995-10-08) 1995年10月8日(28歳)
出身地 フロリダ州ジャクソンビル
身長 193cm (6 ft 4 in)
体重 90kg (198 lb)
キャリア情報
高校 プロビデンス・スクール
大学 デューク大学
NBAドラフト 2018年 / 1巡目 / 全体21位[1]
ユタ・ジャズから指名
プロ選手期間 2018年–現在
経歴
2018–2019ユタ・ジャズ
2018–2019ソルトレイクシティ・スターズ
20192021メンフィス・グリズリーズ
20212023ミルウォーキー・バックス
2023フェニックス・サンズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

グレイソン・ジェームズ・アレンGrayson James Allen, 1995年10月8日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビル出身のプロバスケットボール選手。NBAフェニックス・サンズに所属している。ポジションはシューティングガード

経歴[編集]

カレッジ[編集]

デューク大学で4年間プレーし、2018年のNBAドラフトにエントリーした。

ユタ・ジャズ[編集]

2018年のNBAドラフトにて全体21位でユタ・ジャズから指名を受け、7月2日に契約した[1]2018-2019シーズンは38試合に出場し、2019年4月10日のロサンゼルス・クリッパーズ戦でキャリアハイとなる40得点を記録した。

メンフィス・グリズリーズ[編集]

2019年7月6日にマイク・コンリーとのトレードでジェー・クラウダーカイル・コーバーらと共にメンフィス・グリズリーズに移籍した[2]

ミルウォーキー・バックス[編集]

2021年8月6日にサム・メリルと将来のドラフト2巡目指名権とのトレードで、ミルウォーキー・バックスに移籍した[3]。同年10月18日に2年総額2,000万ドルの契約延長に合意した[4]

2022年1月21日のシカゴ・ブルズ戦で相手ガードのアレックス・カルーソにファウルをして、フレグラント2ファウルと判定されて一発退場となった[5]。ブルズのコーチであるビリー・ドノバンは試合後、アレンの危険な過去のプレーを引き合いに出し、「(カルーソの)キャリアが終わっていてもおかしくない」と述べ、公にアレンを非難した[6][7]。カルーソは右手首を骨折し、6~8週間の欠場を余儀なくされた[8]

フェニックス・サンズ[編集]

2023年9月27日にデイミアン・リラードドリュー・ホリデーらが絡む3チーム間の大型トレードで、フェニックス・サンズへ移籍した[9]

プレースタイル[編集]

大学時代から生粋の3&D選手として活躍。安定した3Pタッチを持ち、3割を下回るシーズンはNBA参入後はない。また、193cmの身長をものともしないタフなディフェンスも特筆すべき能力である。近年のガード選手のレベルの高さでも引けを取らず、エース級を任されることもしばしばある。

反面、大学時代より過度なハードファウルをして相手を止めるないし、ケガをさせてしまうことが問題になることがある。グリズリーズ時代にはトレイ・ヤングと幾度となく衝突し(トレイのフロップ癖も相まってか)、先述のカルーソのフレグラント2ファウルでより明るみに出てしまった。

ヒールになりやすい彼だが、グリズリーズ、バックスとDFの強固さが売りのチームで必要とされるタフネスとメンタリティはあり、ハードファウルの印象とは打って変わりかなりの仕事人である。

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2018–19 UTA 38 2 10.9 .376 .323 .750 .6 .7 .2 .2 5.6
2019–20 MEM 38 0 18.9 .466 .404 .867 2.2 1.4 .3 .1 8.7
2020–21 50 38 25.2 .418 .391 .868 3.2 2.2 .9 .2 10.6
2021–22 MIL 66 61 27.3 .448 .409 .865 3.4 1.5 .7 .3 11.1
2022–23 72 70 27.4 .440 .399 .905 3.3 2.3 .9 .2 10.4
通算 264 171 23.4 .435 .395 .861 2.8 1.7 .6 .2 9.7

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2019 UTA 2 0 7.0 .286 .000 .714 .5 .0 .0 .0 4.5
2021 MEM 5 0 23.2 .364 .381 .000 2.6 .2 .4 .2 6.4
2022 MIL 12 5 25.4 .451 .396 .636 2.9 1.3 .7 .3 8.3
2023 5 5 29.8 .463 .483 .857 2.4 1.8 .4 .0 11.6
通算 24 10 24.3 .429 .406 .692 2.5 1.0 .5 .2 8.3

カレッジ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014-15 デューク 35 0 9.2 .425 .346 .849 1.0 .4 .3 .1 4.4
2015–16 36 35 36.6 .466 .417 .837 4.6 3.5 1.3 .1 21.6
2016-17 34 25 29.6 .395 .365 .811 3.7 3.5 .8 .1 14.5
2017-18 37 37 35.6 .418 .370 .850 3.3 4.6 1.7 .1 15.5
通算 142 97 27.9 .430 .380 .834 3.2 3.0 1.0 .1 14.1

脚注[編集]

  1. ^ Jazz select Duke’s Grayson Allen No. 21 overall, earning Donovan Mitchell’s approval” (英語). The Salt Lake Tribune. 2020年4月30日閲覧。
  2. ^ Memphis Grizzlies acquire Grayson Allen, Jae Crowder, Kyle Korver, draft rights to Darius Bazley and future first round draft pick from Utah Jazz” (英語). Memphis Grizzlies. 2020年4月30日閲覧。
  3. ^ バックスがグリズリーズとのトレードでグレイソン・アレン獲得へ”. NBA Sweetdays (2021年8月7日). 2021年11月25日閲覧。
  4. ^ グレイソン・アレンとバックスの延長契約が発表に”. スポーティングニュース (2021年10月19日). 2021年11月25日閲覧。
  5. ^ Milwaukee Bucks: Grayson Allen ends starting shooting guard speculation” (2021年8月7日). 2022年1月23日閲覧。
  6. ^ Grayson Allen’s ‘bulls–t’ foul leaves Alex Caruso with fractured wrist”. The New York Post. 2022年1月22日閲覧。
  7. ^ Chicago Bulls' Billy Donovan blasts Milwaukee Bucks' Grayson Allen for 'dangerous' foul on Alex Caruso”. ESPN. 2022年1月22日閲覧。
  8. ^ ALEX CARUSO INJURY UPDATE”. Chicago Bulls. 2022年1月22日閲覧。
  9. ^ SUNS ACQUIRE NURKIĆ, ALLEN, LITTLE, JOHNSON” (英語). www.nba.com. 2023年9月28日閲覧。

外部リンク[編集]