クロード・プイエ

Claude Servais Mathias Pouillet.

クロード・プイエ(Claude Servais Mathias Pouillet, 1791年2月16日 - 1868年6月14日)は、フランス物理学者電流計熱量計を発明し太陽からの放射を測定した。

ドゥー県のCusanceに生まれた。高等師範学校で学んだ。高等師範学校の物理学の教授をつとめ、1832年から1848年国立工芸院(Conservatoire National des Arts et Métiers)の副所長などを務めた。

1837年から1838年にかけて、ジョン・ハーシェルとは独立に太陽からの熱量(太陽定数)の最初の計測を行い、1228 W/m2の値を得た。これは現在の値1367 W/m2よりも小さい。(現在の値の半分であったという資料もある)この値を使い、太陽が一定の比熱で熱を失っていくというモデルで、太陽の表面の温度を1800°Cと見積もったが、これはヨーゼフ・シュテファンによって1879年に求められた、現在考えられている値5430°Cよりも非常に低い値であった。

著書に1856年に出版したÉléments de physique expérimentale et de météorologieがある。

関連項目[編集]

脚注[編集]