カナダ放送協会

Canadian Broadcasting Corporation (英語)
Société Radio-Canada (フランス語)
The current logo of CBC.
形態 テレビ・ラジオ・オンライン放送
カナダの旗 カナダ
視聴可能 国内
所有者 カナダ総督
(国営放送)
開局 1936年11月2日 (ラジオ)
1952年9月6日 (テレビ)
公式サイト www.cbc.radio-canada.ca
www.cbc.ca
(フランス語) www.radio-canada.ca

カナダ放送協会(カナダほうそうきょうかい、英語:Canadian Broadcasting Corporation、略称:CBCフランス語:la Société Radio-Canada)は、カナダ公共放送局テレビラジオ一括で運営し、全国公共放送網を形成している。1991年制定の放送法(Broadcast Act)に基づく、カナダの国営企業である。コーポレート・ブランドは「CBC/Radio-Canada」である。

公共放送ではあるが、広告放送が認められており受信料制度は無い。財源は政府からの補助金が7割、広告収入が3割である[1]

トロントのCBC放送センター(英語のキー局)

沿革[編集]

バンクーバーのCBC放送センター

チャンネル構成[編集]

2017年まで使用されていたロゴ

国内向けの放送は、地上波テレビは英仏語それぞれ1つ、またケーブルテレビ(CATV)では合計3つ、ラジオは英仏語それぞれ2つのチャンネルで行われている。
その他に国内外に向けたインターネット放送でも放送している。

テレビ[編集]

  • CBC Television
報道・情報番組や教育・教養番組、娯楽番組などで編成されている英語総合チャンネル。
  • Télévision de Radio-Canada
報道・情報番組や教育・教養番組、娯楽番組などで編成されているフランス語総合チャンネル。
  • CBC NewsNetwork (かつてのCBC Newsworld)
報道専門の英語チャンネル。国内外の事象を多角的に報道した番組で編成されている。

また、ヌナブト準州ノースウエスト準州ユーコン準州地域ではローカル放送局が先住民族の言語(イヌクティトゥット語グウィッチン語デネ語)での放送を実施している。

ラジオ[編集]

  • CBC Radio One(CBCラジオ1)
報道・情報番組を主体に編成されている英語放送。
  • CBC Radio Two(CBCラジオ2)
音楽番組など娯楽系番組を中心として編成されている英語放送。
土曜と日曜の深夜12時から4時までは“CBC Radio 3”という別称がつけられ、この時間帯は若者向けの音楽番組などで編成されている。
CBC NewsworldとCBC Radio Oneで夕・夜に放送された主要ニュース番組とその他定時に放送されるニュースは、放送された後にCMを含めた放送全編をCBCのホームページからストリーミング配信にて視聴することができる(CBC Newsworldの定時ニュースは開始から途中までを配信)。
  • Première Chaîne(プルミエール・シェンヌ)
報道・情報番組を主体に編成されているフランス語放送。AM波またはFM波で放送されている。
  • Espace musique(エスパス・ミュジック)
音楽番組など中心に編成されているフランス語放送。1974年に放送開始。主にFM波で放送されている。

インターネット放送[編集]

  • CBC on Demand
ドキュメント・娯楽などのジャンルの映像作品を配信。
報道中心のラジオ番組を、英・仏・スペインロシアウクライナ中国アラビアポルトガルの全8言語で配信。1991年3月までは、日本語での放送も実施していた。

日本向け国際放送について[編集]

カナダ放送協会はかつて特徴的な日本向け国際放送日本語放送)を行っていた。その番組「Canada This Week」は、当初バンクーバーで制作され、番組として日本のラジオたんぱ(現在のラジオNIKKEI)に送られ、ラジオたんぱが土曜日の夕方5時半からの30分間、第1放送で番組として放送していた。その後制作場所がモントリオールに変更され、やがて番組自体も打ち切られた。またカナダ放送協会自身による送信に切り換えられた。 1991年に赤字削減の為国際放送の予算が削減され、日本語放送も他の5か国と共に終了となった。

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 公営カナダ放送、ツイッター停止 「政府出資メディア」ラベルに抗議”. AFP通信 (2023年4月18日). 2023年4月19日閲覧。
  2. ^ Canadian Communications Foundation.
  3. ^ CBC News. http://www.cbc.ca/10th/ 

外部リンク[編集]