エアコンぶんぶんお姉さん

エアコンぶんぶんおねえさん
本名 保坂ななみ
ニックネーム こんねき
別名義 AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
生年月日 (2000-03-13) 2000年3月13日(24歳)
国籍 日本
出身地 山梨県笛吹市
血液型 B型
身長 155 cm
最終学歴 専修大学中退[1]
出身 NSC東京校26期
事務所 吉本興業
活動時期 2021年 -
同期 ボニータ
シノブ
東郷(テキセツの街) など
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
女芸人No.1決定戦 THE W2023 - 大会サポーター賞(鬼越トマホーク選出)
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エアコンぶんぶんお姉さん
YouTube
チャンネル
活動期間 2019年 -
登録者数 5.22万人
総再生回数 565万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年3月29日時点。
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エアコンぶんぶんお姉さん(エアコンぶんぶんおねえさん、2000年〈平成12年〉3月13日 - )は、日本のお笑い芸人、音楽アーティスト[注 1]吉本興業東京本社所属。NSC東京校26期生。

人物[編集]

  • 身長155 cm、体重41 kg血液型B型[3]山梨県笛吹市出身[3][4]
  • 本名、保坂 ななみ(ほさか ななみ)[4][注 2]
  • 趣味は青いものを集めること、ダンス、ぬいぐるみの芸能事務所の運営[3][注 3]
  • 特技は歌、料理、変な顔のまま正しいことを言うこと[3]
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN」の名義で音楽アーティストとしても活動している[2]

来歴[編集]

山梨県笛吹市出身。山梨県立日川高等学校卒業[1]。在学時は合唱部に所属していた[1]

子供の頃からお笑いが好きで、高校生の頃は都内の劇場にも通っていた。しかし当時はあくまでも「見る」側として好いていたため、自分がお笑い芸人になることは考えていなかった[1]

2018年、専修大学に進学し、サークル「落語研究会お笑い企画STRIP GUN CLUB」に入会[1][10]。同サークルの3期生となる[11]。スタッフを希望して入ったものの、サークルの人数が足らずに演者をすることになった[7]:1。サークルではコンビを組んでいたが[12]、大学お笑いの大会に出る際に「ピンでも出場してみたら」を提案され、急いで決めた名前が「エアコンぶんぶんお姉さん」だった[7]:1。2023年に受けたインタビューの中で、本人はこの芸名を「キャッチーさに全振りしてしまった、もっとかっこいい名前が良かった」とあまり気に入ってはいないとしつつ、「キャッチーで覚えてもらいやすいから変えられない」と話している[7]:1。そのような理由から「こんねき[注 4]」という愛称を名乗ることも多い[7]:1

サークル活動に力を入れていたこともあり、大学2年生の終わりに「どうやっても4年で卒業できない」と分かり[1]、3年生に進級する年である2020年6月、吉本興業の養成所・NSCに入学[13]。東京校26期生となる。

同年8月、同期の関沼二段階右折(現・関沼ぬま)を誘い[14]、コンビ「タナカ電機」を結成[5][15]。2022年9月、解散[14][16]。以降はピン芸人としての活動をメインにしつつ、ユニット「ユーのカー」などでも活動[6]

2023年1月、CMJKによるプロデュースの下、「AIR-CON BOOM BOOM ONESAN EP.」をデジタルリリース[17]。同タイトルに収録された楽曲では、歌唱だけでなく作詞も手掛ける[18]。同年10月にはデジタルシングル「ソー (c/w Since Yesterday)」をリリース[19]。音楽ライブも行うなど[20]、お笑いと並行し、音楽活動も精力的に行っている。

芸風[編集]

「ポップでシュール」や「独特」と称される芸風[7]:2[19]。芸風について、本人は「世間に向けて言いたいことが多すぎる」「とりあえず言いたいことをみんなが聞いてくれたら、それだけで満足」「大きな声でネタツイをしている気分」と述べている[7]:2

子どもの頃から憧れていた芸人は、マヂカルラブリーZAZY[7]:1。理由については以下のように語っている。

お笑いに対して、いかに笑わせてくれるのかということよりも、自分にとって笑えるもののレパートリーを増やしてくれるかどうか、を求めている感じがあって。価値観を広げてくれる存在として見ている部分がありました。

—「NewsCrunch」インタビュー記事[7]:1

また、「かっこよくて面白いけれど一生真似できない先輩」として、同じ事務所に所属する中華兄弟イチゴの名前を挙げている[7]:1

出演[編集]

テレビ[編集]

配信ドラマ[編集]

  • 続ゆれるせいかつ(2023年、VISION) - ミナミ 役(主演)[22][23]

賞レース等での戦績[編集]

女芸人No.1決定戦 THE W
R-1グランプリ
  • 2021年 - 2回戦進出[31]
  • 2022年 - 1回戦敗退[32]
  • 2023年 - 1回戦敗退[33]
  • 2024年 - 準々決勝進出[34]
その他

ライブ[編集]

  • 2023年6月6日 - こんねきと全部やる会(LOFT9 Shibuya)[36]
  • 2023年10月25日 - #こんねきと全部やる会 vol.2(LOFT9 Shibuya)[37]

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

AIR-CON BOOM BOOM ONESAN E.P(2023年1月18日)
全6曲
全作詞: AIR-CON BOOM BOOM ONESAN。
#タイトル作詞作曲編曲
1.「っぽ [NO WAVE]」AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • CMJK 
  • CMJK
2.「うたう用 [NO WAVE]」AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • Shintaro Yamaguchi
  • Shintaro Yamaguchi
3.「4 [NO WAVE]」AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • George(MOP of HEAD)
4.「っぽ [SYNTH WAVE]」AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • CMJK
  • George(MOP of HEAD)
5.「うたう用 [SYNTH WAVE]」AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • Shintaro Yamaguchi
  • CMJK
6.「4 [SYNTH WAVE]」AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • George(MOP of HEAD)
  • Shintaro Yamaguchi
ソー(c/w Since Yesterday)(2023年10月18日)
全2曲
#タイトル作詞作曲編曲
1.「ソー」
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN 
  • CMJK
  • CMJK
2.「Since Yesterday[注 5]
  • Jill Bryson
  • Rose Mcdowall 
  • Jill Bryson
  • Rose Mcdowall
  • CMJK

アルバム[編集]

1stアルバム「AIR-CON BOOM BOOM ONESAN REPUBLIC」(2024年2月21日)[2]
全12曲
#タイトル作詞作曲編曲
1.「こんねき民主主義人民共和国」
  • CMJK
  • CMJK
  • CMJK
2.「ソー - Album Version
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN 
  • CMJK
  • CMJK
3.「Since Yesterday - Album Version[注 5]
  • Rose McDowall
  • Jill Bryson
  • Rose McDowall
  • Jill Bryson
  • CMJK
4.「George JAZZ」
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • George(MOP of HEAD) 
  • George(MOP of HEAD)
5.「亜美」
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • Shintaro Yamaguchi
  • CMJK
  • Shintaro Yamaguchi
  • CMJK
6.「Name In The Moon」
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • CMJK
  • CMJK
7.「コニヤ」
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • CMJK
  • CMJK
8.「WHITE WOLF」
  • 犬海千和
  • Shintaro Yamaguchi
  • Shintaro Yamaguchi
9.Time After Time[注 6]
  • Cyndi Lauper
  • Rob Hyman
  • Cyndi Lauper
  • Rob Hyman
  • CMJK
10.「ゲームン」
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • George(MOP of HEAD)
  • George(MOP of HEAD)
11.「ジャンク」
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • CMJK
  • CMJK
12.「Riviera」
  • AIR-CON BOOM BOOM ONESAN
  • CMJK
  • CMJK

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 音楽ナタリーの記事[2]に準拠し、ここでは「歌手」や「シンガー」ではなく「音楽アーティスト」という肩書を用いる。
  2. ^ R-1グランプリなどにピンで出場する際には「エアコンぶんぶんお姉さん」の名義を用いるが、コンビやユニットのメンバーとしては本名を用いる[5][6]
  3. ^ 5歳の頃から一緒にいる犬のぬいぐるみ「犬海千和(旧名:保坂チワ)[7]:2[8]」のInstagramの運営も行っている[9]
  4. ^ 「エアコン」の「コン」と、「姉貴」を略したインターネットスラング「ネキ」を合わせたもの。
  5. ^ a b Strawberry Switchbladeの楽曲のカバー
  6. ^ Cyndi Lauperの楽曲のカバー。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 【夢甲斐人】お笑い芸人 エアコンぶんぶんお姉さん 自分なりの面白さ貫く」『山梨日日新聞』横内史貴(聞き手)、山梨日日新聞社、2023年11月3日、10面。(Paid subscription required要購読契約)
  2. ^ a b c エアコンぶんぶんお姉さんの1stフルアルバム完成、ノーウェイブ・シンセウェイブだけじゃない12曲入り」『音楽ナタリー』2024年1月24日。2024年1月24日閲覧
  3. ^ a b c d エアコンぶんぶんお姉さん 公式プロフィール。2024年1月23日閲覧
  4. ^ a b 9月10日(金)の放送内容」『やまなし調ベラーズ ててて!TV』山梨放送。2024年1月23日閲覧
  5. ^ a b タナカ電機|コンビ情報」『M-1グランプリ公式サイト』。2024年1月23日閲覧
  6. ^ a b ユーのカー|コンビ情報」『M-1グランプリ公式サイト』。2024年1月23日閲覧
  7. ^ a b c d e f g h i j エアコンぶんぶんお姉さん「上手な漫才って嘘っぽいな」」『NewsCrunch』(インタビュー)(インタビュアー:川崎龍也)、ワニブックス、2023年5月1日。2024年1月23日閲覧
  8. ^ 保坂ななみ [@shinchikunoinu]「【ご報告】私の愛犬、保坂チワが犬海千和に改名いたします。女優としての活動に邁進するためだそうです。皆さま今度ともよろしくお願いいたします。」2022年11月1日。X(旧Twitter)より2024年1月24日閲覧
  9. ^ Chiwa Inumi/ inumichiwa_official (@犬海千和 Chiwa Inumi) - Instagram
  10. ^ KAMINOGE, p. 141.
  11. ^ STRIP GUN CLUB3期ユニットライブ「卒業」『note』。2024年1月24日閲覧
  12. ^ せっかく寝てたのに|コンビ情報」『M-1グランプリ公式サイト』。2024年1月23日閲覧
  13. ^ KAMINOGE, pp. 144–146.
  14. ^ a b こんねき「タナカ電機」『note』2022年9月19日。2024年1月23日閲覧
  15. ^ KAMINOGE, p. 146.
  16. ^ 保坂ななみ [@shinchikunoinu]「今日はファーストステージありがとうございました! タナカ電機は解散となります😔ショック 26劇場のライブがラストとなります! 是非来てね✌️」2015年2月17日。X(旧Twitter)より2024年1月23日閲覧
  17. ^ CMJK [@principalcmjk]「ピン芸人エアコンぶんぶんお姉さん( @shinchikunoinu )を僭越ながらプロデュースさせていただきまして「AIR-CON BOOM BOOM ONESAN E.P」を1/18(水)デジタルリリースします」2023年1月4日。X(旧Twitter)より2024年1月24日閲覧
  18. ^ RHYMESTER宇多丸のマブ論、令和の戸川純か? AIR-CON BOOM BOOM ONESAN!」『BUBKA WEB』白夜書房、2023年3月5日。2024年1月24日閲覧
  19. ^ a b AIR-CON BOOM BOOM ONESAN『ソー』MV」『株式会社 虹』2023年10月11日。2024年1月23日閲覧
  20. ^ さとなかほがらかや村田大樹が恵比寿に集結、エアコンぶんぶんお姉さんの音楽ライブも」『お笑いナタリー』2023年1月30日。2024年1月24日閲覧
  21. ^ イチゴ、三遊間、ぐろう、ハイツ、兄弟らの帯番組が始動 毎日4時間のトーク生放送」『お笑いナタリー』2023年6月27日。2024年1月23日閲覧
  22. ^ Season2 続ゆれるせいかつ」『ゆれるせいかつシリーズ公式サイト』。2024年1月23日閲覧
  23. ^ 恩田雄多「即興芝居ドラマ『続ゆれるせいかつ』にラランド ニシダ、千原せいじ 全キャスト解禁」『KAI-YOU』2023年2月24日。2024年1月24日閲覧
  24. ^ にぼしいわし、オダウエダ、ちぐはぐ、ハイツ友の会ら38組「THE W」準決勝へ」『お笑いナタリー』2020年9月28日。2024年1月23日閲覧
  25. ^ R-1グランプリ 2021 1回戦 結果速報!」『NSC』2021年1月15日。2024年1月23日閲覧
  26. ^ エアコンぶんぶんお姉さん」『お笑いナタリー』。2024年1月23日閲覧
  27. ^ Aマッソ、やす子、高田ぽる子、林家あずみ、にゃんパーら「THE W」2回戦に進出」『お笑いナタリー』2021年8月27日。2024年1月23日閲覧
  28. ^ 「THE W」2回戦出場者発表!ゆりやん、紅しょうが、女ガールズ、ヨネダ2000ら」『お笑いナタリー』2022年9月3日。2024年1月23日閲覧
  29. ^ まいあんつ、信子、ダウ90000、はるかぜに告ぐ、ネオバランスら「THE W」準決勝に初進出」『お笑いナタリー』2022年9月26日。2024年1月23日閲覧
  30. ^ KAMINOGE, p. 153.
  31. ^ 01/24(日) 2回戦・東京 よしもと有楽町シアター」『R-1グランプリ2021』。2024年1月23日閲覧
  32. ^ 【会場レポート】東京1回戦 1月9日 シダックスカルチャーホールA」『Amebaブログ』。2024年2月8日閲覧【会場レポート】東京1回戦 1月9日 シダックスカルチャーホールA」『Amebaブログ』。2024年2月8日閲覧
  33. ^ 1回戦 東京/⑮ 01/13(金)」『R-1グランプリ2023』。2024年1月23日閲覧
  34. ^ コージー冨田、ギャロップ林、岡野陽一、ウエストランド井口ら「R-1」準々決勝へ」『お笑いナタリー』。2024年2月8日閲覧
  35. ^ 「ABEMA」にて放送中のバイきんぐMCのお笑い界初の異種格闘技大会『BIGLOBE presents -エンタメフリー劇場- なんてネタだ!グランプリ』10月29日(金)第4回放送でグランプリ発表』(プレスリリース)、ビッグローブ株式会社、2021年10月28日。2024年1月23日閲覧
  36. ^ こんねきと全部やる会」『LOFT9 Shibuya』。2024年1月23日閲覧
  37. ^ #こんねきと全部やる会 vol.2」『LOFT9 Shibuya』。2024年1月23日閲覧

参考文献[編集]

  • 「大井洋一の冗談じゃない!! 第37回 エアコンぶんぶんお姉さん」『KAMINOGE』vol.146、玄文社、2024年2月5日、138–153頁。ISBN 978-4-911055-12-0

外部リンク[編集]