インディゴの夜

インディゴの夜
著者 加藤実秋
イラスト ワカマツカオリ(創元推理文庫版表紙)
コースケ(集英社版表紙)
髙田和寛(インディゴ・イヴ表紙)
発行日 2005年3月1日
発行元 東京創元社
集英社
ジャンル ミステリー
日本の旗 日本
言語 日本語
コード ISBN 4-488-01712-6(一巻)
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インディゴの夜』(インディゴのよる)は、加藤実秋による日本の連作短編ミステリー小説シリーズである。この記事では続編の『チョコレートビースト』、『ホワイトクロウ』、『Dカラーバケーション』、『ブラックスローン』、『ロケットスカイ』も合わせて記載する。2010年に連続テレビドラマ化、舞台化された。

あらすじ[編集]

「クラブみたいなハコで、DJダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに。」何の気なしに発した言葉が発端で、フリーライター・高原晶は仕事仲間の塩谷とともに副業としてホストクラブ「club indigo」を経営することに。経営は思いのほか順調にいったのだが、なぜか店には次から次へと事件が舞いこんでくる。晶たちは素人探偵団を結成し、夜の街を奔走するのだった。

エピソード一覧[編集]

  • インディゴの夜
    • インディゴの夜 Tough Nights of Club Indigo
    • 原色の娘 A Vivid Color Girl
    • センター街NPボーイズ The Pride of NP Boys
    • 夜を駆る者 The Manager
  • インディゴの夜 チョコレートビースト
    • 返報者 Get Even
    • マイノリティ / マジョリティ Minority / Majority
    • チョコレートビースト Chocolate Beast
    • 真夜中のダーリン Midnight Darling
  • インディゴの夜 ホワイトクロウ
    • プロローグ
    • 神山グラフィティ Kamiyama Graffiti
    • ラスカル3 Rascal3
    • シン・アイス Thin Ice
    • ホワイトクロウ A White Crow
  • インディゴの夜 Dカラーバケーション
    • 7days活劇
    • サクラサンライズ
    • 一剋
    • Dカラーバケーション
  • インディゴの夜 ブラックスローン
  • インディゴの夜 ロケットスカイ
    • スゥィートトリック
    • ラシュリードライブ
    • 見えない視線
    • ロケットスカイ
前日譚
  • 渋谷スクランブルデイズ インディゴ・イヴ

主な登場人物[編集]

高原 晶(たかはら あきら)
本作の主人公。フリーライターとホストクラブ・オーナーという、二足の草鞋を履く女性。1960年代生まれで四十路前ということもあり、若者のファッションや言動などについていけない節がある。塩谷とは腐れ縁といった感じでお互い憎まれ口を叩く仲だが、憂夜をはじめ店のホストたちからは慕われている。
塩谷(しおや)
大手出版社の編集者。晶とは5年来の知り合いで、「club indigo」共同経営者でもある。非常に無愛想な男。
憂夜(ゆうや)
表向きはマネージャーだが、素人の晶たちに代わり実質オーナーとして店を取り仕切る。全てが謎に包まれており、塩谷がどこかから連れてきたということ以外は誰も彼の素性を知らない。ある者は彼を伝説のホストと呼び、ホストの帝王・空也も彼に一目置いている。
ジョン太(ジョンた)
「club indigo」のNo.1ホスト。大きく膨れたアフロヘアがトレードマーク。飛び抜けたルックスというわけではないが、気立ての良さで人気を博す。
犬マン(いぬマン)
ナンパの名手。歌に物真似にダンスと多芸で、エンターテイナーぶりを発揮する。犬マンと名乗りながら猿顔をしている。
DJ本気(ディージェイまじ)
金髪マッシュルームカットが特徴。源氏名に "DJ" と付けていながら、DJには興味も無ければやったこともないという。
アレックス
日米のハーフで、身長2 m、体重100 kgを超す巨漢。プロのキックボクサーであり、怪力の持ち主。有事の際には非常に頼りになる男。
ポンサック
プロのキックボクサー。典型的なタイ人顔で、プロデビュー時にジムの会長が「日本人の父親とタイ人の母親を持つハーフ」というキャラクターを考案したため、カタコトの日本語で話す(あくまでキャラ作りのため。普通に話すことはできる)。ポンサック・チャイバンチャーというリングネームを名乗っているが、本名は内田 智久(うちだ ともひさ)で、清瀬市出身のれっきとした日本人。テレビドラマでは「club indigo」のホストで、本名は本田 作太郎(ほんだ さくたろう)。入店の際、塩谷がその外見に目をつけ、「ポンサック」と無理やり名乗らせた。タイ人を名乗っているが、エスニック料理は大の苦手。19歳の妻と2歳の息子がいる(テレビドラマでは五男一女の父親)[1]
テツ
坊主頭に不精ひげを生やした新人ホスト(テレビドラマでは、ユニセックスな正統派美少年という設定に変更)。ジョン太を兄貴分と慕い、他のホストたちからも弟的存在として可愛がられている。しかし、本当は性同一性障害を持つ女性で、本名は河村桃子(かわむら ももこ)。その秘密を知られたことから、ある事件を引き起こしてしまう。原作ではこの事実を知るのは晶だけだったが、テレビドラマでは晶のほかに、憂夜、「club indigo」のホスト全員、なぎさママが知ることになる。
なぎさママ
渋谷に数件のバーやレストランを経営するやり手のママ。いわゆるおネエ系で、若いイケメンに目が無い。派手なカツラやブランド物の衣装などで着飾っているが逞しいガタイをしている。柔道の有段者でインターハイ出場歴もあるため、アレックスとともにいざというときには頼もしい存在となる。まりんという愛くるしい外見とは裏腹に凶暴な性格のトイプードルを飼っている。テレビドラマでは、エピソード7でのテツと大迫歩美との叶わぬ恋に同情して涙を流したり、エピソード8でテツが性同一性障害だと知り困惑したジョン太の背中を押している。
柴田 克一(しばた かついち)
渋谷署生活安全課課長。背が低いため、晶たちからは嫌味を込めて「豆柴」と呼ばれる。晶たちが探偵気取りで事件に首を突っ込むことを快く思っていない。
空也(くうや)
歌舞伎町のホストクラブ「エルドラド」のNo.1ホスト。エルドラドでトップを獲るということは、全国のホストの頂点に立つことを意味し、ホスト界の帝王と呼ばれる。ホストならではの人脈を活かし、たびたび晶たちに協力する。

書誌情報[編集]

インディゴの夜[編集]

『インディゴの夜』(第10回創元推理短編賞受賞作)

『インディゴの夜 チョコレートビースト』

『インディゴの夜 ホワイトクロウ』

『インディゴの夜 Dカラーバケーション』

『インディゴの夜 ブラックスローン』

『インディゴの夜 ロケットスカイ』

インディゴ・イヴ[編集]

『渋谷スクランブルデイズ インディゴ・イヴ』

テレビドラマ[編集]

インディゴの夜
ジャンル テレビドラマ
原作 加藤実秋
脚本 高山直也
ほか
演出 星田良子(共同テレビ)
ほか
出演者 森口瑤子
六角精児
和田正人
天野浩成
深水元基
加治将樹
森カンナ
玉有洋一郎
加藤和樹
高木万平
高木心平
真山明大
田中幸太朗
徳山秀典
我修院達也
升毅
音楽 森英治
オープニング Loveわたしあうもの
エンディング INDIGO4 「ココロ-Dear my friends-」
製作
プロデューサー 服部宣之(東海テレビ)
橋本芙美(共同テレビ)
後藤勝利(共同テレビ)
制作 東海テレビ放送
共同テレビジョン
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2010年1月5日 - 同年4月2日
放送時間平日 13:30 - 14:00
放送枠東海テレビ制作昼の帯ドラマ
放送分30分
回数63
公式サイト

特記事項:
2月24日はバンクーバーオリンピックフィギュアスケート女子ショートプログラム中継のため放送休止。
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東海テレビ共同テレビの共同制作により、フジテレビ系列局2010年1月5日から同年4月2日までの全63回にわたり平日月曜 - 金曜) 13時30分 - 14時00分 (JST) に放送された。このドラマの放送終了後には舞台化もされた(後述)。東海テレビ制作による昼ドラ枠で共同テレビ制作による作品が放送されるのは今作が初めてとなる。2015年1月5日からは、Dlife(月曜-金曜:11時00分-11時30分)でも放送されている。

キャッチコピーは「事件、恋愛、疾走、仲間、解決。」。

概要[編集]

この枠としては従来と一線を画し、5話(エピソード5・9・12は4話、エピソード13は6話)で1つのエピソードを綴る手法を採った。エピソード9・13はテレビ化に当たって新たに制作された書下ろしである。また、『安宅家の人々』以来9作品ぶりにオープニングタイトルが制作された(キャスト・スタッフロールは引き続き横スクロール)。ただし、vol.39・41・44・45・47・48・49・50・51・56・61・63ではオープニングタイトルを放送せず、本編中にキャスト・スタッフロールを流した。この他、ホスト役の天野浩成高木万平高木心平真山明大が「INDIGO4」としてエンディングテーマを担当。2010年3月22日 - 26日には、森口瑤子とINDIGO4が共演したウエラトーン ツープラスワンのCM「indego×WELLATON2+1」がドラマ放送時間限定で放送された[2]

森口瑤子は、1995年の『風のロンド』以来15年ぶりの昼ドラ主演。舞台と連動してエピソード12にゲスト出演する貴城けいは、今作がドラマ初出演。

レギュラー・ゲストともに特撮番組に出演したキャストが多く、vol.6では「特撮ヒーローに出ていそうなイケメン」というセルフパロディのような台詞も出ていた。

キャスト[編集]

club indigo[編集]

その他レギュラーキャスト[編集]

ゲスト[編集]

スタッフ[編集]

サブタイトル[編集]

エピソード 話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出 原作
1 vol.1 2010年1月5日 奈落の底!? 高山直也 星田良子 インディゴの夜
(TKO関連部分)
vol.2 2010年1月6日 私が探偵!?
vol.3 2010年1月7日 謎…犯人の死
vol.4 2010年1月8日 謎の二人組
vol.5 2010年1月11日 真犯人
2 vol.6 2010年1月12日 脅迫状 センター街NPボーイズ
vol.7 2010年1月13日 消えた男
vol.8 2010年1月14日 狙いは何?
vol.9 2010年1月15日 また死体?
vol.10 2010年1月18日 再度の脅迫
3 vol.11 2010年1月19日 新入り登場 武田有起 返報者
vol.12 2010年1月20日 危険な1位
vol.13 2010年1月21日 参考人!?
vol.14 2010年1月22日 犯人の匂い
vol.15 2010年1月25日 標的の法則
4[3] vol.16 2010年1月26日 わがまま娘 北川学 原色の娘
vol.17 2010年1月27日 自殺願望!?
vol.18 2010年1月28日 誘拐事件!
vol.19 2010年1月29日 誘拐の真相
vol.20 2010年2月1日 危険な再会
5 vol.21 2010年2月2日 アフロの恋 根津理香 皆川智之 神山グラフィティ
vol.22 2010年2月3日 消えた彼女
vol.23 2010年2月4日 犯人確保!?
vol.24 2010年2月5日 ギャルの涙
6 vol.25 2010年2月8日 店長の過去 武田有起 星田良子 マイノリティ / マジョリティ
vol.26 2010年2月9日 不安と動揺
vol.27 2010年2月10日 不正の証拠
vol.28 2010年2月11日 彼が黒幕!?
vol.29 2010年2月12日 婚約者の罪
7 vol.30 2010年2月15日 恋人発覚!? 北川学 チョコレートビースト
vol.31 2010年2月16日 盗まれた犬
vol.32 2010年2月17日 意味深発言
vol.33 2010年2月18日 秘密発覚!
vol.34 2010年2月19日 秘密死守!
8 vol.35 2010年2月22日 迷惑な記者 星田良子 インディゴの夜
(若菜・まどか関連部分)
vol.36 2010年2月23日 記者の死
vol.37 2010年2月25日 犯人逮捕!?
vol.38 2010年2月26日 苦しい推理
vol.39 2010年3月1日 罪の発覚
9 vol.40 2010年3月2日 客の怒り 森ハヤシ 吉田使憲 ドラマオリジナル
vol.41 2010年3月3日 双子の母
vol.42 2010年3月4日 互いの嘘
vol.43 2010年3月5日 消えた母親
10 vol.44 2010年3月8日 公園の死体 高山直也 北川学 シン・アイス
vol.45 2010年3月9日 大金入手!?
vol.46 2010年3月10日 冤罪の危機
vol.47 2010年3月11日 薬局の秘密
vol.48 2010年3月12日 画家の告白
11 vol.49 2010年3月15日 危険な薬? 武田有起 皆川智之 夜を駆る者
vol.50 2010年3月16日 拉致事件
vol.51 2010年3月17日 恋する資格
vol.52 2010年3月18日 店長の潜入
vol.53 2010年3月19日 一千万円!
12 vol.54 2010年3月22日 女社長現る 星田良子 真夜中のダーリン
vol.55 2010年3月23日 宣戦布告!?
vol.56 2010年3月24日 招待状 八十島美也子
vol.57 2010年3月25日 悪女の企み 星田良子
13 vol.58 2010年3月26日 新メンバー ドラマオリジナル
vol.59 2010年3月29日 刺された男
vol.60 2010年3月30日 消えた店長
vol.61 2010年3月31日 過去の事件
vol.62 2010年4月1日 謎の買収話
vol.63 2010年4月2日 店長大暴走
1月平均5.0% 2月平均4.5% 3月平均5.4%
最高7.5% (vol.63)最低1.8% (vol.38)
平均視聴率 5.0%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)[4]

原作との主な相違点[編集]

ドラマでの設定変更に伴い、登場人物名をはじめ、事件の経緯や真犯人なども変更されているが、ここではそれ以外について触れる。

  • 登場人物の設定変更など
    • 「club indigo」は原作ではフリーライターの晶と雑誌編集者の塩谷が本業の傍ら共同経営していたが、ドラマでは塩谷が出版社を辞めた後、自身の退職金で「club indigo」の経営を始めている。
    • 晶は原作ではフリーライターと「club indigo」オーナーの二足のわらじを履いているが、ドラマでは婚約者・司の失踪と身に覚えのない賄賂の疑いによりファッション誌の編集長を務めていた出版社を追われたことから一文無しとなり、そこへ現れた塩谷から司の借金・3000万円の返済(のちにこの借金は、晶を「club indigo」に引き止めておくために塩谷がでっち上げたものだったことが判明)を迫られたため、やむなく「club indigo」の雇われ店長となる。ただし、晶自身は次の仕事を決めて早く店長を辞めたいと考え、店長職の合間に就職活動を続けていたが、司が関わっていたある事件の解決後は、店長職に本腰を入れるようになる。また、元ヤンキーという設定が追加されている[5]
    • ポンサックは、原作ではプロのキックボクサーだったが、ドラマでは「club indigo」のホスト。またプロフィールの一部が変更されている(原作では本名・内田智久で一児の父親だったが、ドラマでは本名・本田作太郎で五男一女の父親)。
    • 原作ではモイチのみの登場だが、ドラマではモイチとモサクの双子として登場。
  • エピソード1
    • 原作では、TKOはある事件の解決後「club indigo」を辞めてタレントに転身したが、ドラマではある事件の犠牲者となる。
  • エピソード2
    • 小金澤は原作では渋谷区長だったが、ドラマでは民政党の国会議員。
  • エピソード3
    • 雅也の勤めるホストクラブは、原作ではシルキークラブだったが、ドラマではパンドラ。また雅也が襲われたのは、原作では1人目だったが、ドラマでは5人目。
    • 真犯人に階段から突き落とされた晶が怪我の手当てをしたのは、原作では樹のマンションだったが、ドラマでは「club indigo」。
    • 原作では樹は事件解決後にエルドラドを辞めて帰郷するが、ドラマでは辞意を伝えるも、晶やホストたちから事件で店に迷惑をかけた責任を取ってもらうと引き止められ、引き続き「club indigo」で働くことになる。
  • エピソード4
    • 晶に祐梨亜を預かるよう依頼するのは、原作では祐梨亜の父親の知人であるジョン太だったが、ドラマでは祐梨亜の両親と友人である塩谷。また祐梨亜を預かる理由も、原作では祐梨亜の両親が夫婦ゲンカをし、父親が家出した母親を捜しに行くためだったが、ドラマでは祐梨亜の両親が仕事で同時期に海外出張するため。
    • ドラマでは自殺志願者が集うサイトのチャットに祐梨亜が参加しているエピソードと、のちに「club indigo」の一員となる吉田吉男もこのチャットに参加し(これがエピソード11・12での伏線となっている)、彼と祐梨亜が計画して狂言誘拐をするエピソードが追加されている。
    • 武琉は原作ではエルドラドの元ホストだったが、ドラマでは六本木のホストクラブ・フェニックスの元ホスト。
  • エピソード5
    • 原作ではジョン太の可奈に対する想いは事件解決後に見事報われるが、ドラマでは可奈が既に聡と交際していたことから、告白することなく振られる。
  • エピソード6
    • ドラマでは原島と亜矢子が失踪する前に、弓子の転落事件と小平の転落死が追加されている。
  • エピソード7
    • ドラマでは歩美(原作では孤梅)がテツと付き合うエピソードが追加されたと同時に、テツにまつわるエピソード8での伏線が張られた。
  • エピソード8
    • 殺されたのは原作ではまどかだったが、ドラマでは若菜。そのため、事件発覚後にホストたちがボディガードする対象者も原作では若菜だったのが、ドラマではまどかになっている。また、事件現場から立ち去るテツとぶつかったのは、原作ではTKOだったが、ドラマでは晶。ただしこの時、原作ではテツが“女装”している。
    • ドラマではテツと若菜が同級生だった設定が追加されている。
  • エピソード10
    • 明日香は原作では女子高生だったが、ドラマでは女子大生に変更されている。
    • 藤尾の死体を発見するのは原作では犬マンだったが、ドラマではポンサック。さらにドラマでは殺人の罪を着せられ、ポンサックが逮捕されてしまう。
  • エピソード11
    • 原作で登場するホストのBINGOとコナンがドラマでは登場しない。その代わりに吉田吉男がBINGOの立ち位置となり、心臓病を抱えながらも有紗を救おうとする姿が描かれている。
    • 有沙・麻衣・佐智子が監禁されていたのは、原作ではホストクラブのクロノスだったが、ドラマではクラブのソニックス。
  • エピソード12
    • ランニングプロダクション社長は原作では男性の三国雅明だったが、ドラマでは女性の三国蘭子に変更。なお、三国蘭子は原作ではランニングプロダクションの創業者で三国雅明の母親である。

スペシャルドラマ「インディゴの夜DX」[編集]

ドラマの舞台化とINDIGO4のCDデビューを記念したスピンオフ企画で、サブタイトルは「インディゴ・サスペンス劇場 愛憎の立て籠もり事件 或る女の秘密を探せ!」。晶と憂夜が雑誌取材で外出している間に、ジョン太たちホストが店を盛り上げようとする中で巻き起こる出来事を描いたスペシャルドラマと、キャストのインタビュー映像やINDIGO4のデビュー曲「ココロ-Dear my friends-」のPVの一部を放送。また番組内では、放送地域ごとに舞台公演チケットの特別電話予約が受け付けられた。

キャスト (DX)[編集]

スタッフ (DX)[編集]

  • ナレーション - 福山潤
  • 脚本 - 森ハヤシ
  • 演出 - 皆川智之
  • ディレクター - 皆藤一
  • プロデューサー - 服部宣之(東海テレビ)、橋本芙美(共同テレビ)、後藤勝利(共同テレビ)
  • 制作 - 東海テレビ、共同テレビ

放送日時[編集]

放送局 放送日 放送時間
北海道文化放送 2010年1月30日 12:55 - 13:55
福井テレビ 2010年1月31日 16:00 - 17:00
関西テレビ 24:35 - 25:34
テレビ大分 2010年2月4日 15:00 - 16:00
長野放送 2010年2月6日 10:40 - 11:40
東海テレビ 15:55 - 16:55
テレビ西日本 2010年2月8日 24:35 - 25:35
新潟総合テレビ 27:05 - 28:05
山陰中央テレビ
仙台放送 25:10 - 26:10
岡山放送 2010年2月9日 24:35 - 25:40
テレビ静岡 2010年2月11日 14:55 - 15:55
テレビ熊本
放送局 放送日 放送時間
さくらんぼテレビ 2010年2月12日 15:55 - 16:53
高知さんさんテレビ 2010年2月14日 24:25 - 25:20
富山テレビ 2010年2月20日 12:55 - 13:55
沖縄テレビ 13:00 - 14:00
石川テレビ 15:00 - 16:00
テレビ新広島 2010年2月21日 25:00 - 26:00
フジテレビ 2010年2月24日 26:48 - 27:48
サガテレビ 2010年2月25日 25:50 - 26:50
福島テレビ 2010年2月27日 13:55 - 14:55
テレビ愛媛 24:25 - 25:25
テレビ宮崎 2010年3月13日 14:30 - 15:30
秋田テレビ 2010年3月28日 16:25 - 17:25

関連商品[編集]

書籍[編集]

音楽[編集]

  • 「インディゴの夜」サウンドトラック(森英治、2010年4月7日配信開始、iTunesmoraにて配信[6]

DVD[編集]

  • インディゴの夜 DVD-BOX1(2010年7月21日発売)
  • インディゴの夜 DVD-BOX2(2010年8月18日発売)
  • インディゴの夜 DVD-BOX3(2010年8月27日発売)
  • インディゴの夜 DVD-BOX4(2010年9月1日発売)
  • インディゴの夜 DVD-BOX5(2010年9月15日発売)
東海テレビフジテレビ 昼ドラ
前番組 番組名 次番組
Xmasの奇蹟
(2009.11.2 - 2009.12.29)
インディゴの夜
(2010.1.5 - 2010.4.2)
娼婦と淑女
(2010.4.5 - 2010.7.2)

舞台[編集]

2010年版[編集]

ドラマの放送終了後、東京公演を皮切りに全国22都市で上演された。東海テレビ製作の昼ドラマの舞台化は『はるちゃん』(テレビ放送開始は1996年 - 、舞台公演は2004年)以来6年ぶり。

キャスト(舞台・2010年版)[編集]

  • 犬マン - 天野浩成
  • モイチ - 高木万平
  • モサク - 高木心平
  • 樹 - 真山明大
  • アレックス - 深水元基
  • 沢田研三 - 瀬下尚人 (THE CONVOY)
  • 三国蘭子 - 貴城けい

スタッフ(舞台・2010年版)[編集]

  • 原作 - 『インディゴの夜』シリーズ 加藤実秋著(東京創元社刊)
  • 脚本 - 樫田正剛
  • 演出 - 星田良子(共同テレビ)
  • 企画制作 - フジテレビ、東海テレビ、共同テレビ

公演日程(舞台・2010年版)[編集]

開催地 日程 会場
東京 2010年4月30日5月1日2日3日 新国立劇場 中劇場
仙台 2010年5月5日 電力ホール
山形 2010年5月7日 山形市民会館
福島 2010年5月9日 郡山市民文化センター
秋田 2010年5月10日 秋田市文化会館
札幌 2010年5月12日 札幌市民ホール
名古屋 2010年5月15日16日 名鉄ホール
静岡 2010年5月18日 静岡市民文化会館 中ホール
三島 2010年5月19日 三島市民文化会館 大ホール
大阪 2010年5月22日23日 シアター・ドラマシティ
福井 2010年5月25日 福井市文化会館
石川 2010年5月26日 本多の森ホール
富山 2010年5月27日 富山県民会館
松本 2010年5月28日 まつもと市民芸術館 主ホール
新潟 2010年5月29日 新潟県民会館 大ホール
広島 2010年6月11日 広島アステールプラザ
岡山 2010年6月12日 岡山市民会館
福岡 2010年6月14日 福岡市民会館
熊本 2010年6月15日 崇城大学市民ホール
大分 2010年6月16日 大分文化会館
宮崎 2010年6月17日 宮崎市民文化ホール
沖縄 2010年6月20日 那覇市民会館 大ホール

2020年版[編集]

2020年5月9日から17日にかけて東京都・シアターサンモールで開催が予定されていたが2019新型コロナウイルスの影響で延期になった。

キャスト(舞台・2020年版)[編集]

スタッフ(舞台・2020年版)[編集]

  • 原作 - 「インディゴの夜」シリーズ 加藤実秋著(集英社文庫刊)
  • 脚本・演出 - 西条みつとし(TAIYO MAGIC FILM)
  • 脚本協力 - 宮田聖
  • 作詞 - 神楽澤小虎(MAG.net)
  • 音楽 - 大内慶
  • 振付 - 伊東蓮
  • 照明 - 赤田智宏
  • 音響 - 星野大輔
  • 美術 - 竹邊奈津子
  • 衣裳 - 後藤みなみ
  • ヘアメイク - 前川泰之
  • 演出助手 - 美波利奈
  • 舞台監督 - 奥田晃平
  • スチールカメラマン - 立川賢一(studio cyan)
  • デザイン - 森田悠介(SOOUK)
  • 制作協力 - アプル
  • WEB - 甲斐真菜美
  • 宣伝 - 荒井沙樹、巽千夏
  • 制作 - 小川文乃
  • プロデューサー - 渡辺詩織
  • エグゼクティブプロデューサー - 吉井敏久
  • 協力 - えりオフィス、スペースクラフト・エンタテインメント、TRUSTAR、ドルチェスター、宝映テレビプロダクション、ルビーパレード(50音順)
  • 衣裳協力 - 新宿テーラー/KAMURO

漫画[編集]

スクウェア・エニックスビッグガンガン 2013年Vol.12より2016年vol.3まで連載された。作画は白木苺、構成・背景設定は中村朝。

  • ビッグガンガンコミックス
  1. 2015年5月20日発売、ISBN 978-4-757-54374-4
    • 収録作品:「インディゴの夜」「センター街NPボーイズ」
  2. 2015年5月20日発売、ISBN 978-4-757-54640-0
    • 収録作品:「センター街NPボーイズ」「原色の娘」
  3. 2015年9月25日発売、ISBN 978-4-757-54746-9
    • 収録作品:「7Days活劇」「チョコレートビースト」
  4. 2016年3月25日発売、ISBN 978-4-757-54933-3
    • 収録作品:「チョコレートビースト」「真夜中のダーリン」

脚注[編集]

  1. ^ プロデューサーの橋本芙美が原作者の加藤実秋に「レギュラーホストの一人にポンサックの設定を持ち込みたい」と希望し、受け入れられた(『インディゴの夜 ホワイトクロウ』文庫本巻末の解説「全ては「インディゴの夜」との出合いから」より)。
  2. ^ ウェラ製品はアメリカプロクター・アンド・ギャンブルカンパニーのヘアケア製品で、日本でもこのドラマ枠の筆頭協賛社であるP&Gが販売権を持っており、森口はウエラトーン ツープラスワンのCMに出演している。
  3. ^ 長野放送ではレギュラー放送とは別に、「インディゴの夜サスペンス劇場 集団自殺サイトの女が狙う完全犯罪」のタイトルで、2010年3月20日 14時30分 - 16時30分に再編集版が放送された。
  4. ^ 各平均視聴率は小数点第2位で切り上げ。
  5. ^ 関西テレビのウェブマガジン・ホンテーレWEB 第96号掲載の森口瑤子インタビューより、2013年11月26日閲覧。
  6. ^ のちに限定でCD化され、東海テレビWEBケータイショップ・広島以降の舞台公演会場で販売された。

外部リンク[編集]