アレックス・ベルドゥーゴ

アレックス・ベルドゥーゴ
Alex Verdugo
ニューヨーク・ヤンキース #24
ロサンゼルス・ドジャース時代
(2019年4月6日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アリゾナ州ツーソン
生年月日 (1996-05-15) 1996年5月15日(27歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
192 lb =約87.1 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2014年 MLBドラフト2巡目
初出場 2017年9月1日
年俸 $6,300,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム メキシコの旗 メキシコ
WBC 2017年2023年

アレクサンダー・ブレイディ・ベルドゥーゴAlexander Brady Verdugo, 英語発音: /ˌæləgˈzændɚ ˈbreɪdi vɚˈdugoʊ/; 1996年5月15日 - )は、 アメリカ合衆国アリゾナ州ツーソン出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。MLBニューヨーク・ヤンキース所属。

メディアによっては「バーデュゴ」、「バデューゴ」、「バドゥーゴ」、「バードゥーゴ」と表記されることもある。

経歴[編集]

プロ入りとドジャース時代[編集]

2014年MLBドラフト2巡目(全体62位)でロサンゼルス・ドジャースから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースでプロデビュー。パイオニアリーグのルーキー級オグデン・ラプターズ英語版でもプレーし、2球団合計で54試合に出場して打率.353、3本塁打、41打点、11盗塁を記録した。

2015年はA級グレートレイクス・ルーンズとA+級ランチョクカモンガ・クエークスでプレーし、2球団合計で124試合に出場して打率.311、9本塁打、61打点、14盗塁を記録した。

2016年はAA級タルサ・ドリラーズでプレーし、126試合に出場して打率.273、13本塁打、63打点、2盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、グレンデール・デザートドッグス英語版に所属した。さらに11月には「侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合」のメキシコ代表に選出され[2]、日本戦では野村祐輔から本塁打を放った[3]

2017年にMLB.comが発表したプロスペクト英語版ランキングでは28位、ドジャースの組織内では2位にランクインした[4][5]。シーズン前、第4回WBCメキシコ代表として参加した。シーズンでは開幕からAAA級オクラホマシティ・ドジャースでプレーした。6月28日にオールスター・フューチャーズゲームの世界選抜として選出された[6]。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[7]。同日のサンディエゴ・パドレス戦にて「8番・中堅手」で先発出場してメジャーデビュー(結果は3打数無安打1四球)を果たし[8]、翌2日の同カードのダブルヘッダー第1試合でメジャー初安打を放った。

2018年も主にAAA級オクラホマシティでプレーし、オールスターゲームに選出された。度々メジャーに昇格し、計37試合に出場した。

2019年は開幕ロースター入り。主にA.J.ポロックの離脱中に出場し、107試合で打率.294、12本塁打、44打点を記録した。8月6日に腹斜筋の張りと背中の怪我で故障者リスト入りすると、そのままシーズンを終えた[9]

レッドソックス時代[編集]

2020年2月10日にデビッド・プライスムーキー・ベッツとのトレードで、ジーター・ダウンズコナー・ウォンと共にボストン・レッドソックスへ移籍した[10][11]。移籍後は外野のレギュラーポジションを獲得し、全60試合中53試合に出場。打率.309、6本塁打、15打点を記録した[12]

2021年はキャリアハイとなる146試合に出場し、打率.289、13本塁打、63打点を記録した[12]。また10月に二刀流に挑戦することを表明。2年後の2023年を目処にしており、先発投手ではなく中継ぎ投手を目指している[13]

ヤンキース時代[編集]

2023年12月5日にリチャード・フィッツ英語版、ニコラス・ジュダイス、グレッグ・ウェイザートとのトレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[14]

選手としての特徴[編集]

野手
年齢離れした打撃センスを備え、将来は20本塁打・20盗塁も可能と見る声もある。また、高校時代は投手としても活躍しており、マイナーでは2015年からの2年間で計37補殺と、強肩も武器[15][16]
投手
最速97マイル(約156キロ)を計測する速球派投手である。[17]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2017 LAD 15 25 23 1 4 0 0 1 7 1 0 1 0 0 2 0 0 4 1 .174 .240 .304 .544
2018 37 86 77 11 20 6 0 1 29 4 0 0 1 0 8 0 0 14 4 .260 .329 .377 .706
2019 106 377 343 43 101 22 2 12 163 44 4 1 0 6 26 1 2 49 8 .294 .342 .475 .817
2020 BOS 53 221 201 36 62 16 0 6 96 15 4 0 0 1 17 1 2 45 4 .308 .367 .478 .844
2021 146 604 544 88 157 32 2 13 232 63 6 2 0 5 51 6 4 96 11 .289 .351 .426 .778
2022 152 644 593 75 166 39 1 11 240 74 1 3 0 6 42 2 3 86 14 .280 .328 .405 .733
2023 142 602 546 81 144 37 5 13 230 54 5 3 0 5 45 1 6 93 11 .264 .324 .421 .745
MLB:7年 651 2559 2327 335 654 152 10 57 997 255 20 10 1 23 191 11 17 387 53 .281 .337 .428 .765
  • 2023年度シーズン終了時

WBCでの打撃成績[編集]















































2017[18] メキシコ 3 14 14 3 5 0 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 2 1 .357 .357 .357
2023[19] 6 27 23 2 3 1 0 0 4 0 0 0 0 2 0 1 2 1 .130 .222 .174

年度別守備成績[編集]



左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2017 LAD 3 1 0 0 0 1.000 6 2 0 0 0 1.000 3 1 0 0 0 1.000
2018 12 17 0 0 0 1.000 8 4 0 0 0 1.000 16 13 1 1 0 .933
2019 22 19 3 1 0 .957 61 109 2 0 0 1.000 25 42 1 1 0 .977
2020 BOS 22 37 6 2 1 .956 1 1 0 0 0 1.000 31 48 1 2 0 .961
2021 90 114 4 1 0 .992 42 75 4 2 1 .975 24 28 1 1 0 .967
2022 102 154 4 3 0 .981 - 52 94 4 2 1 .980
2023 - - 140 293 12 3 4 .990
MLB 251 342 17 7 1 .981 118 191 6 2 1 .990 291 519 20 10 5 .982
  • 2023年度シーズン終了時

記録[編集]

MiLB

背番号[編集]

  • 61(2017年 - 2019年途中)
  • 27(2019年途中 - 同年終了)
  • 99(2020年 - 2023年)
  • 24(2024年 - )

代表歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Alex Verdugo Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年3月21日閲覧。
  2. ^ Eric Stephen (2016年11月5日). “Alex Verdugo to join Team Mexico for exhibition in Japan”. SB Nation. 2017年7月26日閲覧。
  3. ^ 侍・野村、3発被弾で国際試合のパワー痛感 先発で勝利投手も”. デイリースポーツ (2016年11月12日). 2017年7月26日閲覧。
  4. ^ 2017 MLB Prospects Watch – 100 Prospects. MLB.com. Retrieved on July 26, 2017.
  5. ^ 2017 MLB Prospects Watch – Los Angles Dodgers Top 30 Prospects list. MLB.com. Retrieved on July 26, 2017.
  6. ^ 2017 Futures Game World Roster Preview”. SB Nation (2017年7月6日). 2017年7月26日閲覧。
  7. ^ Dodgers announce roster moves MLB.com Press Release (英語) (2017年9月1日) 2017年9月2日閲覧
  8. ^ Clayton Kershaw strong in return, Dodgers snap skid with 1-0 win
  9. ^ Dodgers outfielder Alex Verdugo's lingering injury opens door for Edwin Rios”. Los Angeles Times. 2019年9月11日閲覧。
  10. ^ Ken Gurnick (2020年2月10日). “Mookie Betts is officially on his way to LA” (英語). MLB.com. 2020年6月4日閲覧。
  11. ^ ドジャースがベッツら獲得 2球団で決着”. SANSPO.com. 2020年2月17日閲覧。
  12. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2022年10月3日閲覧。
  13. ^ 「大谷のように先発ではないけど…」 Rソックス外野手が二刀流挑戦を表明”. Full-Count (2021年10月9日). 2022年10月3日閲覧。
  14. ^ Yankees land Verdugo in 4-player trade with Red Sox” (英語). MLB.com. 2023年12月6日閲覧。
  15. ^ 「2017 - 2021 全30球団未来予想図 ロサンゼルス・ドジャース」『隔月刊スラッガー』2017年3月号 日本スポーツ企画出版社 66頁
  16. ^ 「2017プロスペクト・ランキングTOP100」『隔月刊スラッガー』2017年5月号 日本スポーツ企画出版社 36頁
  17. ^ バードゥーゴが二刀流転向? レッドソックスの外野手(共同通信)”. Yahoo!ニュース. 2021年11月16日閲覧。
  18. ^ 2017 WBC Player Hitting StatsMLB.com 2023年3月28日閲覧
  19. ^ 2023 WBC Player Hitting StatsMLB.com 2023年3月28日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]