まんまる団地

まんまる団地
ジャンル 4コマ漫画、家庭漫画
漫画
作者 オダシゲ
出版社 日本共産党中央委員会
掲載誌 しんぶん赤旗
発表期間 1975年2月27日 - 連載中
話数 16080話(2021年1月28日時点)
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まんまる団地』(まんまるだんち)は、オダシゲ(オダ・シゲ)による4コマ漫画作品。『しんぶん赤旗』にて1975年より連載中である。

2014年5月12日、第43回日本漫画家協会賞特別賞を受賞。

概要[編集]

1975年2月27日に連載開始。2003年10月2日に連載1万回を迎えた。労働者やその家族の日常を描くいわばホームコメディ。こども、現役世代、退職世代の悲喜交々をソフトに描く。普段は現実の出来事と距離を置いているが、稀に風刺スマートフォン自転車通勤など流行にまつわるエピソードも登場し、5月1日にはメーデー集会を舞台に展開されることが通例となっている。変わったところでは赤旗まつりで実際にサイン会を行った作者らしきキャラクターが登場したり、2014年の同まつりで実際に歌唱された八代亜紀の『舟唄』に絡むエピソードがある。

作者の義姉の家族が漫画のモデルとなっている。近年は課長とその妻、「シルバーパトロール(SP)隊」が登場するエピソードが多い。一話完結であるが登場キャラクターはほぼ固定されており、登場する3つの舞台は不定期に交代する。世界観は共通している。

  1. 若い労働者一家とそこの子どものエピソード
  2. 中年労働者夫婦のエピソード
  3. 現役引退した高齢者のエピソード
    • 集合住宅団地に住む推定60歳代の現役引退組が「シルバーパトロール(SP)隊」なる組織で活動するも色々うまくいかない。SP隊の実体は徐々に判明して行き、後に自治会活動であることが判明する。

連載記録[編集]

2020年8月4日時点で『まんまる団地』は15912話を記録している。

朝日小学生新聞に2020年現在連載中の『ジャンケンポン』(泉昭二、2020年8月4日時点で16289話)に次いで、日本の新聞連載4コマ漫画の連載記録としては第2位である。話数の差は377話であり、これは1年と12日分である。しんぶん赤旗、朝日小学生新聞ともにそれぞれ独自の新聞休刊日があるため多少の変動はありうるが、両紙の休刊日はほぼ同じであることが多い。

この間、2014年1月29日の連載13616回で、ほぼ全年齢層向け単一タイトルの4コマ漫画の最長記録だった毎日新聞まっぴら君』(加藤芳郎)を抜いた。また2019年4月の連載15452回で、タイトルに変遷のあった東京新聞ほのぼの君(ちびっこ紳士)』(佃公彦)の合計連載回数を抜いた。(ただし先に上述の『ジャンケンポン』が2018年3月26日に15452回を達成している)

ほぼ全年齢層向けの日刊全国紙連載4コマ漫画としては、『まんまる団地』が最長記録を達成している。

登場人物[編集]

上記1のエピソード。全員に名前の設定はされていない。

主人公
工場の管理部門らしき部署に勤務している。
専業主婦。
長男
小学生。アイスクリーム肉まんが好き。
長女
特に設定描写はないが、幼児。
同僚
主人公と同じ部署に勤務。眼鏡をかけており、明るめの髪色が特徴。既婚者。
課長
主人公の上司。
課長の妻
専業主婦。

書籍[編集]

作品グッズ[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]