• 対流有効位置エネルギー(たいりゅうゆうこういちエネルギー、英: convective available potential energy、CAPE)とは、ある空気塊を断熱的かつ強制的に、自由対流高度(LFC)から中立高度(無浮力高度、浮力ゼロ高度)(LNB)まで上昇させたとき、その空気塊に加わる浮...
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  • エネルギーも持っている。これは対流有効位置エネルギー(CAPE)という。大気の不安定度はCAPE-CINの差から求められ、正であれば不安定、負であれば安定といえる。ただし、この数値は実際の天気と符合しない部分があり、実用的には他の指標も併用されている。 持ち上げ凝結高度と自由対流高度 中川用語集...
    3 KB (549 words) - 12:12, 11 May 2021
  • 対流有効位置エネルギー (CAPE)といい、値が大きいほど潜在不安定の度合いが大きい。また地表から自由対流高度まで空気塊を持ち上げた時に必要なエネルギー(負の浮力)を対流抑制 (CIN)といい、値が小さいほど対流が発達しやすい。なお、実用的にはCINよりも自由対流高度の値が用いられる。 自由対流...
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  • る。なお夕立のように、大気の不安定により局地的に発達する対流・積乱雲による雨を不安定性降水、対流性降雨、気団性雷雨と呼ぶ。ただし、熱雷(気団性雷雨)は夏に多いものの、冬を含めてどの季節にも起こりうる。 雷雲は上昇流と下降流を対とするひと塊の対流構造を持つ雷雨セル(thunderstorm...
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  • ウェイバックマシン(2009年9月1日アーカイブ分) 加藤輝之『図解説 中小規模気象学』気象庁、「気象の専門家向け資料集」、2017年 「シビア現象の監視・予測について」、気象庁、予報技術に関する資料集、2021年3月作成 持ち上げ凝結高度 対流凝結高度 自由対流高度 対流温度 対流有効位置エネルギー(CAPE)...
    4 KB (611 words) - 10:43, 16 August 2022
  • 積雪量 - 積もった雪の量。 海水温 - 海水の温度。 大気安定度 - 力学的・熱力学的観点からみた大気の静的・動的な安定の度合。 対流有効位置エネルギー(CAPE)、対流抑制(CIN)、ショワルター安定指数(SSI)、リフティド指数(LI)などがある。 これらの要素の中には、一定の期間やある地域内に...
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  • 太陽 (section 対流)
    有効な手段となっている。 太陽半径の0.2倍から0.7倍まで、中心核を厚さ40万キロメートルで覆う層では、放射(輻射)による熱輸送を妨げる程には物質の不透明度が大きくない。したがって、この領域では対流は起こらず、輻射による熱輸送によって中心核で生じたエネルギー...
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  • instability)とも言う。また、熱的不安定(thermal instability)とも言う。 対流有効位置エネルギー(CAPE)や対流抑制(CIN)は潜在不安定の指標として用いられる。CAPEの値が大きいほど対流が起こりやすく大気が不安定であることを表す。また、CAPEとCINの値を比較して、CAPE...
    17 KB (2,757 words) - 09:26, 6 March 2023
  • 対流が発生し、生成されたヘリウムを撹拌し、水素核融合が発生するために必要な燃料を供給する働きを果たす。これよりも軽い主系列星では、核の外側には放射でエネルギーが運ばれる放射層が広がり、表面付近に対流層が発達する。恒星の質量が小さくなるにつれ、対流エンベロープを形成する恒星の割合は着実に増加する。0...
    66 KB (8,347 words) - 13:43, 13 February 2024
  • (CIN)はその面積が対流を抑える力の大きさを示し、対流有効位置エネルギー(CAPE)はその面積が対流を促す力の大きさを示す。 自由対流高度(LFC)が低いほどCINは小さく、積乱雲(対流)の"発生しやすさ"の指標としては500m高度から自由対流高度までの距離...
    29 KB (4,300 words) - 00:03, 30 November 2023
  • ない星(褐色矮星と呼ばれる)は、自らの重力により、数千億年(宇宙が誕生してから現在までの時間よりも長い)というきわめて長い時間をかけて、位置エネルギーを熱エネルギーに変換しながらゆっくりと収縮していく。最後にはそのままゆっくりと暗くなっていき、黒色矮星へと移っていく。...
    38 KB (6,299 words) - 22:27, 9 February 2024