リンパ球(リンパきゅう、英: lymphocyte)は、脊椎動物の免疫系における白血球のサブタイプの一つである。リンパ球にはナチュラルキラー細胞(NK細胞とも、自然免疫、獲得免疫の細胞性免疫、細胞傷害性において機能する)、T細胞(自然免疫、獲得免疫の液性免疫、細胞性免疫、細胞傷害性において機能する)...
14 KB (1,680 words) - 20:24, 4 August 2023
リンパ節には、周囲から多くのリンパ管が入り、一部の凹んだリンパ門からは入ったリンパ管よりも少ない数のリンパ管が出ている。 リンパ節は細網組織から構成されるリンパ洞と、リンパ球(免疫抗体を産生する細胞)の集まるリンパ小節により成る。 リンパ小節ではリンパ球の増生が行われリンパ...
7 KB (967 words) - 03:15, 17 February 2022
リンパ組織といったリンパ球の循環や産生を行う全ての構造を含む。今日われわれがリンパ系と言っているものはルドベックとバートリン(英語版)が初めて独立に記述した。 血液の溶解成分は体内の細胞や組織に直接混ざり合うことはない。まず組織液と混ざり、次に細胞に入る。リンパ液とはリンパ...
37 KB (5,835 words) - 11:17, 29 December 2023
リンパ球の腫瘍としては急性リンパ性白血病 (ALL)、慢性リンパ性白血病 (CLL)、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫を始め各種ある。それぞれ、正常リンパ球のどの段階で発癌したかによって性質が異なると考えられている。そのためリンパ球の成熟過程を知っておくことが理解の助けとなる。...
33 KB (4,731 words) - 07:58, 3 April 2024
赤血球造血の速度を推定することができる。 リンパ球は、適応免疫系の礎石となる細胞である。リンパ球は、リンパ系(共通)前駆細胞に由来する。リンパ球系列は、T細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞で構成されている。これがリンパ造血(英語版)である。 顆粒球、巨核球、マクロファージなどの骨髄系細胞は、骨髄系...
35 KB (3,835 words) - 20:26, 7 April 2024
ンパク質やウイルスなどの異物等がリンパ管に吸収され管内リンパとなる。 主な細胞成分はリンパ球であるが、末梢のリンパ管にはリンパ球はほとんど含まれず、リンパ節を経るほどその量は増加する。リンパ管の下流域での出血が存在するとリンパ内に赤血球が含まれることがある(血液吸収)。消化管からのリンパは脂肪球...
4 KB (637 words) - 13:31, 12 September 2023
末梢血中にも腫瘍細胞が認められるものが急性リンパ性白血病と呼ばれる。ただし急性リンパ性白血病でも腫瘤を形成することがある一方、悪性リンパ腫でも白血化という末梢血へのリンパ腫細胞の出現が認められることがある。つまり腫瘍化したリンパ球系細胞は白血病にも悪性リンパ腫にもなりうるのである。このためWHO分類...
7 KB (926 words) - 02:49, 22 November 2023
B細胞(ビーさいぼう、英: B cell、B lymphocyte)はリンパ球の一種である。 1965年、オハイオ州立大学のBruce Glickは孵化したばかりのニワトリのファブリキウス嚢 (Bursa Fabricii) を除去すると抗体の産生が起こらないことを発見した。その後、マックス・クーパーとRobert...
8 KB (1,352 words) - 01:17, 24 September 2023
白血球 (category 日本語版記事がリダイレクトの仮リンクを含む記事)
500個)程度である。 好中球 好酸球 好塩基球 リンパ球 単球 末梢血内には顆粒球・リンパ球・単球があり、顆粒球はギムザ染色による染色のされ方の違いによって好中球、好酸球、好塩基球の3つに分類される。 したがって末梢血内の白血球は通常、好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球の5種類とされる。 顆粒球...
27 KB (3,623 words) - 02:33, 23 January 2024
ジャック・ミラーは、胸腺を摘出したマウスを解剖し、リンパ節、脾臓、末梢血中でリンパ球が激減し、免疫不全を発症することや、移植の際の拒絶反応が抑制されることを発見した。1968年にG. F. Mitchell及びミラーにより、初めてマウスの胸管リンパ中に19S溶血素(抗ヒツジ赤血球抗原IgM抗体)産...
11 KB (1,818 words) - 12:07, 18 April 2024
骨髄組織 (category 日本語版記事がリダイレクトの仮リンクを含む記事)
球、単球、赤血球、血小板)を、あるいは狭義には骨髄芽球の系統(骨髄球、単球、その娘細胞)から発生する血液細胞を、骨髄球または骨髄系細胞と呼ぶことが多い。このように、通常、成人ではリンパ球も含むすべての血液細胞は骨髄で生まれるが、狭義の骨髄系細胞は、B細胞やT細胞を生み出す共通のリンパ...
5 KB (652 words) - 20:15, 7 April 2024