• ハイパーゴリック推進剤(Hypergolic propellant, 自己着火性推進剤)は、2液(酸化と燃料)を混ぜるだけで爆発的に燃焼する(自己着火性の)推進剤である。 ハイパーゴリック推進剤は初期に設計されたロケットのエンジンや、スペースシャトルなどの宇宙機の軌道制御や姿勢制御に使う再着火回数...
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  • 液体燃料ロケット(液体ロケット)は、液体の燃料と酸化をタンクに貯蔵し、それをエンジンの燃焼室で適切な比率で混合して燃焼することで推力を発生させるロケットである。推進剤は燃焼器内に超臨界状態で噴射される。 固体燃料ロケットより複雑で信頼性に欠けるが、混合させるだけで自己着火するハイパーゴリック推進剤...
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  • 推進剤として硝酸類もしくは四酸化二窒素を酸化とし、ヒドラジン類の燃料を用いる場合、比推力は液体酸素/ケロシン系より劣るものの、ロケットの燃料タンク内に常温で長期間貯蔵が可能であるうえ、自己着火性(ハイパーゴリック)を持ち推進剤を混合するだけで点火するため点火器が不要になり確実性に優れ...
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  • スーパー・ドラコ、スーパー・ドレイコ、スーパー・ドレイコー(SuperDraco) は、スペースX社が開発・製造するハイパーゴリック推進剤の液体燃料ロケットエンジン。スペースXのドラコ系列のロケットエンジンの一つである。同社の有人宇宙船ドラゴン2に使用されており、8基の冗長構成で打ち上げ脱出システ...
    6 KB (523 words) - 12:46, 2 June 2020
  • ハイパーゴリック推進剤を使用すれば、点火は推進剤の供給弁の開閉のみで良く、再着火も容易である。有人を含む宇宙船や人工衛星、惑星探査機の推進や軌道制御システムに多用される。 短所、課題としては、圧送ガスの高圧化が難しい点である。逆流を抑えるため燃焼室の燃焼圧力よりも、圧送ガスと推進剤...
    6 KB (795 words) - 17:23, 27 January 2024
  • LR-91 (category ハイパーゴリック推進剤のロケットエンジン)
    バージョン用。 LR-91-11 - 後期型。タイタンIIIB以降、およびIVにも使われた LR-87 タイタン (ロケット) AJ-10 ハイパーゴリック推進剤 Encyclopedia Astronautica www.aerospacemuseumofcalifornia.org http://cobweb...
    4 KB (310 words) - 10:15, 10 February 2017
  • Bell 8000 (category ハイパーゴリック推進剤のロケットエンジン)
    ト、デルタロケット、タイタンロケットの2段目のアジェナのエンジンとしても使用された。581基が生産された。 このエンジンは推進剤として混ぜるだけで燃焼するハイパーゴリック推進剤である非対称ジメチルヒドラジンと硝酸を使用する事により点火装置が不要だった。 冷却系はV-2号以来、使用されている再生冷却方式を使用していたがBell...
    20 KB (2,262 words) - 01:36, 27 February 2017
  • LR-87 (category ハイパーゴリック推進剤のロケットエンジン)
    Iに使用された初期のLR87エンジンは推進剤としてRP-1と液体酸素を使用していた。液体酸素は極低温なのでミサイルのタンクに長時間保管する事は不可能なので打ち上げ前に充填しなければならなかった。タイタンIIは推進剤ハイパーゴリック推進剤で常温で保管可能なエアロジン-50と四酸化二窒素に切り替えた。それらの推進剤...
    9 KB (1,017 words) - 23:12, 12 March 2024
  • 推進剤が逃げていく低温燃料エンジンとは対照的である。ハイパーゴリック推進剤は腐食性があり毒性があるので、取り扱いには細心の注意を払う必要があり、高度に訓練された作業者によって扱われる必要がある。 任務によっては様々な形式の4段目が追加される。最も単純なブロック...
    14 KB (1,618 words) - 08:10, 29 February 2024
  • ンジンは高濃度の過酸化水素を主成分とするT液と、ヒドラジンとメチルアルコールを主成分とするC液という二種類の推進剤を混ぜるだけで化学反応を起こすという、点火装置が不要なハイパーゴリック推進剤によって高温の蒸気を生成し噴射するものであったが、いずれも推力を生み出し高速を得ることに成功した。その後のヴァルターロケットを搭載したHe...
    13 KB (861 words) - 19:44, 23 February 2023
  • グルシュコが新設計したUDMHとN2O4を推進剤とするRD-270だった。 この混ぜるだけで爆発的に燃焼するハイパーゴリック推進剤はグルシュコが設計した既存の複数のICBMに幅広く使用されていたエンジンの様式だった。しかしながらこのUDMH/N2O4推進剤の組み合わせはケロシン/液体酸素よりも比推...
    15 KB (1,986 words) - 12:30, 17 April 2023