• テトロドトキシン (tetrodotoxin, TTX) は化学式C11H17N3O8 で表され、ビブリオ属やシュードモナス属などの一部の細菌によって生産されるアルカロイドである。一般にフグの毒として知られるが、他にアカハライモリ、ツムギハゼ、ヒョウモンダコ、スベスベマンジュウガニなど幾つかの生物もこの毒をもっている。分子量は319...
    30 KB (3,815 words) - 09:07, 14 November 2023
  • 多くの種において、内臓や皮膚、血液、筋肉の全部または一部に毒性のあるテトロドトキシンを持つ。クサフグなどのフグ毒の成分は主にテトロドトキシンであるが、微量のサキシトキシンも含まれる。また、ハコフグはテトロドトキシンを蓄積せず、パフトキシンを蓄積する。 フグの毒化の原因については、フグ自身がフグ毒を産生...
    50 KB (7,097 words) - 04:41, 11 May 2024
  • テトロドトキシンとバトラコトキシンはナトリウムチャネルに影響を与え、マウロトキシン(英語版)、アジトキシン(英語版)、カリブドトキシン(英語版)、マルガトキシン(英語版)、スロトキシン(英語版)、シラトキシン(英語版)、ヘフトキシン...
    7 KB (915 words) - 09:53, 29 November 2023
  • 反する事項や創作が多く、例えばゾンビ・パウダーに使われているのはフグの仲間であるハリセンボンだと言われるが、ハリセンボンはテトロドトキシンを持っていない。また、テトロドトキシンの傷口からの浸透によって仮死状態にするという仮説には無理があるとの指摘もある。 「ゾンビ化」とは、嫌われ者や結社内の掟を破...
    17 KB (2,287 words) - 07:10, 10 May 2024
  • (K2Cr2O7)、テトラクロリド金(III)酸 (HAuCl4)、硝酸銀(I) (AgNO3) など アコニチン、イボテン酸、エキサイトトキシン、エラブトキシン、クラーレ、グラミシジン、コルヒチン、サキシトキシン、シガトキシン、シクトキシン、テタノスパスミン、テトロドトキシン...
    50 KB (6,769 words) - 14:46, 15 March 2024
  • イライアス・コーリー 1972年 ビタミンB12 — ウッドワード 1994年 テトロドトキシン — 岸義人 ビタミンC キニーネ コレステロール オキシシン ペニシリンV クロロフィル プロスタグランジン ビタミンB12 テトロドトキシン 有機合成化学自体、あるいはその成果物である複雑な有機化合物とそれを...
    13 KB (1,917 words) - 03:29, 4 October 2020
  • 1994年に、テトロドトキシンやマイトマイシンCの合成などの業績で知られる岸義人らにより全合成が達成された。64個のキラル中心と115連続炭素骨格を持ち、複雑かつ巨大な分子であるパリトキシンの全合成は、現在においても有機合成化学における金字塔であると考えられている。 環境中でのパリトキシン...
    11 KB (1,243 words) - 03:16, 24 October 2023
  • シアン化物中毒(青酸中毒) 食中毒 窒素中毒 テトラクロロエチレンの身体への影響 毒キノコ トリクロロエチレンの身体への影響 重金属/重金属中毒(英語版) - 鉛中毒/鉛、ヒ素中毒/ヒ素、六価クロム、セレン、カドミウム、水銀 ニコチン中毒 農薬中毒 シンナー中毒 フグによる食中毒 - テトロドトキシン 水中毒 メタノール中毒...
    7 KB (930 words) - 17:24, 24 February 2024
  • 所周辺で成長し、成魚になるにつれて移動、産卵場所へ帰ってくる。 食用として取引されるフグの中では最も高級とされる。他のフグ類同様に神経毒であるテトロドトキシンを含むため、業務として調理するには免許が必要である。特に肝臓と卵巣は毒性が強い。筋肉・皮膚・精巣は無毒、腸は弱毒。...
    8 KB (884 words) - 05:02, 11 February 2024
  • ヒョウモンダコ(豹紋蛸)は、マダコ亜目マダコ科ヒョウモンダコ属に属する4種類のタコの総称。 小型だが猛毒のテトロドトキシンを含むことで知られ、人間の死亡例もある。日本ではその中の一種Hapalochlaena fasciata を指す場合が多い。 一般に日本の小笠原諸島、南西諸島以南の太平洋からオー...
    12 KB (1,597 words) - 12:36, 24 February 2024
  • flos-aquae) などが生産するシアノトキシンの一種である。 サキシトキシンは1962年に北米産の二枚貝の学名にちなみ命名され、1975年にSchantzら、Rapoportらによって、X線結晶構造解析により構造決定された。サキシトキシンには約30種の同族体が存在する。 テトロドトキシン...
    9 KB (1,155 words) - 02:25, 3 July 2023